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読書は好きなのに小説は苦手である

仕事の休憩中、家から持ってきた本を読む。

昨日、ドトールコーヒーでまったりした後に店の前にある本屋さんに行った。
この本屋さんに寄る度にいつも気になっていた本があった。
『本を守る猫の話』である。

本を守ろうとする猫の話   夏川草介 著

この本が置いてある棚の前を通る。そうすると表紙の色合いがふと視界に入る。
他に並んでいる本の表紙の色は白が多いからか、一段とこの本が目立っていた。なんとなく引き込まれそうになった感覚もある。
「この本を買うと何か良いことがあるかもしれない」
その直感を信じて購入した。

お仕事の休憩時間にこの本の初め何ページかをパラパラと読んでみた。
ネットにも書いているあらすじの通り、主人公の祖父が亡くなった話から始まった。数ページ進むと登場人物が増えた。
ストーリーもちょっと進む。

少し進んだところで私は読み飽きてしまった。
まだメインストーリーにすら入っていないのに。
なんだろう… いまいち流れが入ってこない。
イメージも湧かない。私の想像力が乏しいからだろうか?

この本に限らずどんな小説を読んだとしてもモヤモヤした感情は必ず現れる。
このモヤモヤした感情は一体なんだろう?

1つ考えたのは、「登場人物の考えや行動が、自分の考えと全く一致しないことに対する不満感」である。
例えば、この本の初めのページにこの文章がある。

祖父が戻ってくるわけではない。かかる厳しい現実を前にして、夏木林太郎はただ無言で立ち尽くしていた。

本を守る猫の話    夏川草介 著

祖父が亡くなって葬儀の場面の主人公の様子が描かれている。

私だったら、親のような存在であった人が亡くなってしまったら目の前の現状が信じられずにただ泣きじゃくっていると思う。
(まだ両親は生きているので実際どうなるかは分からないが…)

私はこの「無言で立ち尽くす」という行動が理解できなくてモヤモヤしていた。モヤモヤというか、「なんで無言なの?」と疑問が浮かぶ。
その疑問を引きずったまま読み進めると、主人公が行動をとるたびに「なんで?なんで?」と疑問が増えて凄く疲れるので読みたく無くなるのである。

今はこの謎の疲労感を抱えながら読んでいる。
今後、疲労感を払拭するためにどのような見方をしながら読めばいいかを模索していきたいと思う。

スッキリして読めた時にはまたnoteに続きを書こうと思う。

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