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先物オプション取引のやり方

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先物オプション取引に役立つデータを販売しています。3ヶ月周期(3月号、6月号、9月号、12月号)で新しい記事をリリースしています!

小難しい分析や情報収集などは全て筆者が行い、まとめたデータを日々更新していくものです。具体的には先物ミニ売り(ヘッジ)を入れる価格帯や時期、ヘッジの決済タイミング、オプションのデルタ数や変化、必要証拠金額、オプションの適正価格、見通し等を掲載していきます。販売データを見ることで市場の先行き予想やオプション取引への役立てが円滑に進むと思っています。

通常価格は3ヵ月で15,000円ですが、先行販売期間中にご購入頂くと、9,000円(実質、1ヵ月あたり3,000円)で購入することが可能です。

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先物オプション取引の経験は8年ぐらい

私が先物オプション取引を個人ディールで始めたのは2014年~2015年頃だったと思います。当時はまだオプションに関する情報が少なく、ネットで検索してもヒットせず、書籍も数冊しか出ていませんでした。

ですので基本、私の先物オプション取引は独学で学んできたものです。経験したことも全て実体験です。誰かに聞いたりしたことは無いです。8年間の総損益はプラスですが、数千万単位のマイナスも経験しています。

細かい部分は端折っています

本記事は、実践で使える大枠の部分だけを載せています。更に細かい情報は別記事に載せてあるのでそちらをご確認ください。

本題に入る前に・・・

私は新卒で証券会社の運用部に入社して、ずっと金融畑を歩んできています。1度だけ三菱U〇Jに入っていますが、直ぐに辞めてディールに戻っています。

自分で言うのもアレですが、私は勉強もできないし、スポーツもできません。営業も下手くそだし、パソコンも苦手です。ただ運用に関しては得意だと思っていて、これだけは東大出身の同僚よりも上手いと思っています。

ですので、文才がなくて読み難いかもしれませんが、運用者としての情報の価値はあると思っています。

それでは本題に入っていきます。

どうやるのか?

オプションは基本売りで勝負します。買いもしますが、直近数ヶ月で月間利益が多く、余裕がある時とか勝率が高いイベントの時しか買いはしません。基本、売りです。

ただ証券ディーラーってオプションの売りは禁止されているんですよ。リスクもそうですが、掛ける証拠金の多さの割に得られるリターンが少ないです。オプションのショートでしか利益を獲得できないディーラーは要らないって意味でオプションショートは禁止されています。

でも個人レベルでいったら十分すぎる利益なんですよ。なので個人投資家はオプションをガンガン売っていきましょう。

どれぐらい利益が出る?

例えば1ヵ月先のプットオプションを売るのに必要な証拠金はざっくり20万ぐらいです。(証拠金+想定利益+α)20万の証拠金で得られる利益は2~4万円です。つまり100万あると月10万ぐらいは利益取れるんですよ。個人レベルだったら十分ですよね。

しかも簡単・・・

先物取引みたいに売り場所や買い場所を狙ったりしなくていいんです。売ったら放置。SQまで寝て、SQになったら利益獲得。良い時だと2カ月間ずーっと何もしなくていいんです。毎日スマホみて株価チェックして終わる。1日1分の確認作業だけ。これだけで月10万です。嘘っぽいですよね?マジなんですよ。

美味しい話には・・・?

だいたい美味しい話にはウラがあります。ただオプションショートで言えばマジなんです。いま見たことは全てホントです。

でも3個だけ注意点があります。この3個の注意点をどれだけ回避するかでオプションショートは天国にもなるし、地獄にもなります。

※約定番号だけ塗りつぶしてあります※

ちなみにこれ2021年3月の取引履歴です。日経225オプションのプットをショート(売って)、決済買いしたときの損益履歴です。ちゃんと履歴でてるでしょ?建日と決済日みてください。1日~3日しか持って無いんですよ。それでこれですよ。しかも3日間放置ですからね。

注意点(ここだけ気を付けろ!)

証拠金はたんまりと用意せい!

まずは十分な証拠金です。さっき20万で2万って書きましたが、これは理想値というか机上の空論みたいな話です。基本的に20万で2万なんですが、たまーに20万が50万になったりします。それがさっきも書きましたが、

証拠金+想定利益+α

⇧の+αの部分

正直、この+αは100万にも200万にもなります。上限はないです。

証拠金ってだいたい10万~30万ぐらいなんですよ。これも変動しますが、上がっても60万ぐらいです。想定利益は固定。

ですので、普通の状態だと、20万で2万円の利益が獲得できるんですけど、イレギュラーな状態が発生すると・・・

証拠金が激増!!

証券会社から追証通知がくる・・・

追証に対応できない!!!

証券口座凍結

運用停止処分

みたいになるわけです。これだけならまだしも、損失状態でこれになると、要は破産級になるわけですよ。これに注意しないといけない。でももちろん対策はちゃんとあります。書いてます。安心してください。

・・・ほな、結局どれぐらい用意したらええねん?

って話ですよね。安全にいくなら1口50万ぐらいを考えておけばいいです。この50万には対策に必要な資金も含まれています。

50万でもほぼ放置で2~4万貰えたら全然いいですよね???え?少ないですか??だから証券ディーラーは禁止なんですよw運用資金5000万も与えてるのに200万しか取れないディーラーは厄介者なんでw

ドボンには絶対注意じゃ!

1番注意しないといけないのはドボンです。要は失敗です。どうしたら失敗になるか?さっきの写真使ってみていきましょう。

緑で囲った数字みてください。P20000、P21000ってなってますよね。これどういうことかというと、P20000の方は、「4月のSQ時点で日経平均先物が20000円以下になったらドボン」という意味です。P21000の方も同様に、「4月のSQ時点で日経平均先物が21000円以下になったらドボン」という意味です。

めちゃ簡単ですよね。ちなみに建日(注文した日)は3月5日で、SQ日は4月9日だったので、1ヵ月ありますよね。(決済したのは3日後ですがw)

じゃあこの時の日経平均先物いくらだったのか?ですが、3月5日の始値は「28,879円」でした。

つまりですよ?1ヵ月で8000円以上も下落しないと損しないんですよ・・・。

※絶対ではない

8000円っていう数字で見ると正直過去ないです。(たぶん)ただ下落率でみると、リーマンショックでは1ヵ月で41%の下落に期しました。28,879円に41%は11,840円の下落なので8000円幅を取っても絶対ではないですよね?

なので一応は注意。一応は・・・。利益率100%ではないです。それは肝に銘じてください。

過去に大損したのはコ〇ナショック

〇の文字埋めちゃうと警告?みたいなのが出るので伏せてますが、まあ分かると思います。アレです。スパイク状のアレです。

何も考えずにずーっとプットをショートしてました。で、例のショックで2,500万もやられましたw確かそれまで獲得した利益の全てをここで飛ばしたと思います。4~5年の利益をたった1ヵ月で飛ばすという大惨事・・・。

しかも余談ですが、大学時代の親友が起業するといった理由で5000万ぐらい貸して飛ばれてますw音信不通ですwこれも重なって全財産が300万ぐらいに落ち込んだ暗黒期です。ほんと毎日の様に遊んでいた親友と夢の為に貯金してきた財産の両方を1度に失うということで結構なダメージを心に負いましたが今ではスッキリしてますので大丈夫です。
※そもそも2500万の運用損は自業自得(;^_^A

オプションの単独ショートは禁止!!

なぜここまで損をしたのか?理由は簡単ですね。オプションがドボンしてしまったからです。この時に思ったのはオプションの単独売りは絶対にやってはいけない愚行だと知りました。

周期的にリーマンショック級の下落って12年に1回なので、もう向こう先数年はプットショートでいいと思います。ただこれが当たり前になるといつかドボンしてしまうので、オプションの単独ショートは止めたほうがいいです。

具体的なオプションで利益を継続的に出す方法・・・

・・・と、ここまでが前振りです。では本題の本題に入りましょう。私がオススメする先物オプション取引で利益を継続的に出す方法です。

先物とセットでオプションをショートする

これだけです。

例えば

ミニ先物をショート × プットもショート

もっと分かりやすく書けると思いましたがダメでした。

先物ミニを売ると、先物価格が下がれば下がる程、利益ですよね。逆に上がれば上がるほど損が出ます。

プットショートの例えばP21000は、先物価格が21,000円を下回らない限り利益、先物価格が上れば上がるほど減価して早めに利益

です。

つまり、「先物ミニを売る」行為のマイナス要素→先物価格の上昇

これをプットショートがカバーしています。

逆に、「プットショート」行為のマイナス要素→先物価格の下落

これを先物ミニを売る行為がカバーしているわけです。

数字を当てはめて計算してみましょう。

日経平均先物価格が29000円の時に先物ミニを3枚ショート+プットオプションを(P21000)を5枚ショート。P21000から得られる利益は12万だった。

・・・と、仮定します。

この状態でまずは損失条件を出します。

まずは先物価格が上昇した場合

ミニ3枚をショートということは、100円先物が上昇すると3万円損をします。つまり400円で120,000円の損失。損益分岐点は400円上の日経平均先物29,400円になるということです。

次に先物価格が下落した場合

P21000なので、日経平均先物が21000円を下回ったら損ですよね。でも先物ミニを3枚ショートしていますよね。先物29000円から21000円下がるということは8000円の下落です。ミニ3枚を売ると、100円の下落で3万円の利益が獲得できるので8000円の下落で240万円の利益を獲得していることになります。

ただオプションは1円に付き1000円(1000倍)です。先物ミニは1円に付き100円(100倍)ですし、オプションは5枚もショートしています。つまり1円の下落に付き5,000円も損をするわけです。

損益分岐点は480円下の20,520円になります。仮に20,500円で止まった場合は20円のマイナスなので・・・

5000円×20円=10万円の損失

になるわけです。

ただ日経平均先物が21000円で止まったらどうでしょう??

先物ミニの売りで240万の利益、そしてプットショートで12万の利益。あわせて252万の利益になるわけです。

ヘッジの為に先物ミニをショートする訳ですが、どっちも利益になるわけです。おいしーですよね!

下落相場で底がある程度分かれば?

下げ相場の状態で、ある程度の底値が分かっていれば、その底値よりも更に1000円~2000円離したプットをショートしつつ、適切な量の先物ミニを売ることで安定して利益を獲得することが出来る訳です。

魅力的ですよね?

でもやる人は少ない。

なぜか?

全弾先物ミニを売った方が儲かる

さっきの仮定の条件

ミニ3枚売り、プット5枚売り

これに必要な証拠金って90~120万ぐらいなんですけど、90万を全部先物ミニの売りに当てた方が下がった場合においては儲けが大きいんですよ。

上がったらプットの利益で損をカバーできますけどね。

ですのでプットは売らずに先物ミニだけを回転させた方が利益は大きいわけです。でもそれってずっとスマホなりパソコンなり見れる人で実際そういう人は少ないわけです。

仕事があったり、主婦してたりと何かと忙しいですよね。

時間をお金で買うじゃないですけど、そんなイメージに近いです。

これは人の価値観です。もっと寝たいとか仕事もあるから利益は程々で、利益の確率を重視したいとかね・・・。

適切な量が大事

適切な量ってさっき書きました。太字にもしました。これ結構大事です。

先物ミニを3枚、プットを5枚って書いてますが、これちゃんと決め方があります。適当に売ってるわけじゃないです。ちゃんとルールがあります。

そのルールを教えちゃいます。

デルタです。

オプションのデルタ

先物オプションにおけるデルタというのは、日経平均先物の価格変動に対するオプション価格の変動率のことです。コールオプションは+(正)の性質を持っていて、プットオプションはー(負)の性質を持っています。先物の買いは+で、先物の売りはーです。

先物のデルタは固定で、先物ミニのデルタは-0.1です。これはずっと固定。永久に、変動することはない。

プットオプションのデルタは変動します。

そして、プットオプションを売ると、負の性質を売るので正になります。プラスになるので先物ミニの売り(負)との相性がいいのです。ちと横道逸れましたが

このデルタの数字を+0.5~-0.5(幅は小さければ小さい程良い)の間に調整します。これが1日1分の確認作業です。

このデルタの数字合わせは、当然デルタの数字を求める必要があります。(次の無料記事に方法を掲載)それを見ながらでもいいですし、JPX(日本取引所グループ)でも見れるのでお好きな方で。

・・・・ここまでが基本的な部分です。もっと奥が深いですが、それは追々また第2章でも作って作り込んでいこうと思います。

お知らせ

2022年12月よりオプション特化型の有料記事を販売予定です!
2022年12月~2023年3月までの3ヶ月間、オプション情報を掲載する方針です。

先物オプション参考データ[12/12~3/10]|元証券ディーラー|D.O|note

かなりお買い得になっているので、この機会に是非!
第2章(本記事・無料記事)の続きはコチラからどうぞ⇩

先物オプション取引のやり方-第2章-|元証券ディーラー|D.O|note

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