なぜ辛いこと、悲しいことが人生にはあるのか
Netflix に「サイコだけど大丈夫」という韓国ドラマがあり…
中学生の時に英語の時間で「お互いの良いところを言い合おうね!」という内容だったのに、ある男の子がうーん、と考えた後、笑顔で「サイコパス!」としか言わなかったのを、「え?それ褒め言葉なの!?」と心の中で思いながら「…ありがとう」と言った経験があることから見始めました。
ドラマの中に出てくる「悪夢を食べて育った少年」という絵本があり…
悪夢で眠れない少年がいて、あまりに眠れないから魔女に悪夢に出てくる辛い過去や悲しかった記憶を消してほしいと頼む
少年から辛い記憶は消えたし、もう悪夢は見なくなったはずなのに眠れないし幸せになれなかった
代償である魂を差し出しに行った時「どうして僕は幸せになれないのか」魔女に聞くと、魔女は「そんなの当たり前だ。辛い記憶や悲しい記憶があるから、人は強く、熱くなれる。辛いことや悲しいことは乗り越えろ。乗り越えられないのなら、お前は子どものままだ。」と答えた
(記憶で書いてるので、若干違うところもあります)
辛いことや悲しいことがあった時、それを乗り越えた経験こそがその人の強さや熱さを作り、その人を大人にする。
また引用にはなりますが、私の1番好きな曲が、椎名林檎の「ありあまる富」で、その歌詞は「僕らが手にしている富は見えないよ。彼らは奪えないし、壊すこともない。」から始まります。
経験や、経験によって生まれたその人だけの考え方や価値観こそがその人の富であって、辛いこと、悲しいことという”特別な経験”はその人の富を生むものである。
私の話で言うと、人より苦しい思いが出来たこと、辛い環境にいれたことを今では良かったなと思っています。
親が離婚したおかげで「家族」や「性」について考えるようになったし、そのおかげで貧しくなったから、みんなが助けてくれて「人情」の暖かさと「お金自体には価値はない」ことや「愛情」の意味を知り、勉強をしないのが当たり前の環境の中で勉強し続けて大学に入ったからこそ「大学にいけるというのは特別なことだ」と思い、高校の同級生が夜の商売やマルチ商法をする人ばかりだったから「夜の世界では守られるべき権利が守られてない」ことや「自分で意思決定する機会を義務教育の中で持つ必要性」を知りました。
私の周りには私と比べ物にならない辛い経験をした人もいて、その人が羨ましいほど輝いてるのも知ってます。
生への主体性を持つべきだと思います。
辛かった時、悲しかった時があったら、それはチャンス。
乗り越えられない壁は神様は用意しないんだ!と無宗教だけど言ってみる、と「ありがとう!神様!頑張るね!」と言えるのかもしれません…
「ストレスのない人生は楽しくないからな〜」と、この前先輩が言っていましたが、ほんとにそうだと思います。
戦わずして、何が得られるのか。
好きなことをやるためには責任を取らなきゃいけないし、責任にはストレスが伴うけれど、「好きに生きて好きなだけ生きて死にたい時に死にたい」と願う私としては、好きなことをやるためのストレスは、自分の富を生むのだと思うべきと考えています。
以上
P.S.
サイコだけど大丈夫、は
精神疾患を持つ方とどう関わるべきか
トラウマとは何か
親とは
幼少期の記憶が精神に与える影響
幸せとは
など、深いことを教えてくれてめちゃくちゃ良いドラマ。おすすめです。
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