あるこ

アロマンティック→ロマンティック・セクシュアル・シスジェンダー(Xジェンダー?)の女性…

あるこ

アロマンティック→ロマンティック・セクシュアル・シスジェンダー(Xジェンダー?)の女性です。 文章を読むのも書くのも好き。pixivで物書き腐女子の端くれとして活動しています。 世界樹の迷宮の新作が出るのを一生待ち続けている。

最近の記事

アセクシャル名乗るの、やめます。

先日、処女を捨てた。 相手はTinderで出会った本名も知らない20代の男性。 こんなご時世にアプリを使って出会うなどどうかしているな、と思いながらも好奇心には逆らえず、会うことにした。 プロフィールの写真で顔は分かっていたけど、思っていた以上に清潔感のある優しそうな男性が来て、所謂「当たり」を引いたのだと思う。Tinderは始めたばかりで、会うのは私が初めてだと言っていた(真実は定かではない)。 待ち合わせして、車に乗ってホテルへ連れていってもらった。かなり綺麗な所

    • アセクシャルの孤独

      夜中だから何の得にもならないことをぐだぐだと考え込んでしまう。 今夜は急に自分が「孤独であること」について考え出した。アセクシャル故の、満たされない孤独。 私にとっての恋愛感情は、あってもなくてもいいどうでもいい存在だが、メンタルがやられている時にはどうしようもなくそれに縋りたくなる。恋愛を原動力にして生活している人間を私は知っているし、恋愛で人生が滅茶苦茶になった人間も知っている。それくらい大きな存在なのだという知識だけがある。 私だってヘテロに生まれていたら、好きな

      • 性欲ってなんだ?

        性欲。三大欲求の一つと言われる、人間に備わった欲求のこと。しかし私はアセクシャルなので、性欲が無い。……と思ったら大間違いである。 私は確かに暫定的にはアセクシャルだが、性欲自体が無い訳ではない。これは本当にアセクシャル当事者の感覚により様々だと思うのだが、私に関してだけ言えば性欲はある。セックスに対しての興味も実はある(性嫌悪無し)。どんな感覚なんだろうとか。ただ、したいとはあまり思わない。というか、多分出来ない。出来てしまったらそもそも、アセクシャルではなくアロマンティ

        • 不登校の連鎖

          書くことがなくなったので、現在休学中である理由について書こうと思う。 私は多分、HSPだと思う。それ以外に特に重い持病とか、特筆すべきことはない。学校を休学する際、提出する書類に書くものとして「社交不安障害」という病名が一応ついたが、主治医は首を傾げていた。おそらく、そんなに深刻な症状ではないからだと思う。 しかし、現在私は学校に通うのが困難な状況にある。理由は、外に出ると疲れてしまうから。顔も見ないようなすれ違う人々にさえ緊張するし、家が大通りに面しているので車の行き交

        アセクシャル名乗るの、やめます。

          恋愛感情じみたもの

          私は昔、恋愛感情を持っていると思っていた。 保育園の時、好きな男の子が二人いた。うち一人は今も連絡を取っている幼馴染だ。本当にその時は「好き」だったのかもしれないけれど、今考えるとそれはただの「友愛」だったのではないかと思う。 なんで彼らが好きだったのかはよく覚えていなくて、多分遊んでいて楽しいからとか、顔がカッコイイからとか、そんな理由だろう。その頃の私は今ほど内向的な性格ではなくて、男の子達ともよく遊んでいた。 一人とは保育園を卒業して以来会うことはなくなったが、も

          恋愛感情じみたもの

          恋愛には「終わり」があると思っていた

          タイトルの通り、恋愛というものは必ずいつかは終わりが来るものだと思っていた。最初はこの人と結婚する!と思うほど好きで付き合い始めても、だんだんと冷めていって、最後には別れる。そういうものなのだと思っていた。 結婚する人々は冷めないうちに結婚して、結婚してから冷めても離婚する家庭は少ないのかも、とか、冷めるスピードが遅いだけかもしれない、と考えていた。私から見て母も祖母も、父や祖父に恋をしているという感じはしなかった。母に至っては、私が5歳の時に父と離婚している。じゃあなんで

          恋愛には「終わり」があると思っていた

          男女の友情とアセクシュアル

          高校時代にクラスメイトから言われた言葉が、今でも忘れられない。 「あるこさんは、男女の友情ってあると思いますか?」 当時、頭が良さそうでちょっといいな(恋愛感情があると思っていたので、好きになれそうかも)と思っていた男子から、唐突に、本当にいきなりその質問をされた。 私は、正直「は?」としか言いようがなかった。私にとっての友情は男女関係なく存在するもので、そこから発展して恋愛があるものだと思っていた。一目惚れのメカニズムがよく分からなかったし。なので、一時期はデミロマン

          男女の友情とアセクシュアル

          ヘテロの友達にがっかりした時の話

          初めての彼氏と付き合い始めた時のこと。 彼女は私の彼氏と同じ部活に所属していて、それなりに仲が良いみたいだった。授業で隣の席に座った時、彼女から唐突に話を振られる。 「○○のTwitter見たんだけど、あれってあるこちゃん?」 当時、私達が付き合い出した報告として、彼氏が自分のTwitterアカウントに手だけ映したツーショットを載せていた。名前は伏せていたのだけれど、うっかりスマホのカバーが映り込んでいて、彼女はそれで私だと特定できたらしい。 「うん」 「やっぱりそ

          ヘテロの友達にがっかりした時の話

          私の「好き」ってなんだろう。

          私はコーヒーをよく飲みます。母親の影響で、高校に上がる頃には既にブラック無糖を美味しく飲んでいました。酸味が少なく、深みのある苦い品種が好きです。 それに合わせて食べる物といえば、チョコレート。輸入品の甘ったるい物も大好きですし、見た目にこだわった可愛らしい物、カカオが80%を超えるような苦い物も好んで食べます。 動物は猫が好きです。ネコ科であればみな等しく可愛いのですが、特にロシアンブルーやシャムのような気品のあるお猫様がお気に入りです。猫動画を見て癒されるのが日課にな

          私の「好き」ってなんだろう。

          私はアロマンティック・アセクシュアルです。

          あるこです。20代、現在休学中の大学生です。 私はアロマンティック・アセクシュアル(当記事内では以下アセクシュアルに統一)女性です。ついでに、「女性」という自己紹介が必要なのかどうか疑問に感じる程度には、性別を気にしないシスジェンダーです。Xジェンダーと名乗るには少し女性に寄り過ぎている気がするので、一応ここではシスジェンダーとしておきます。 この記事を書くに至ったきっかけは、twitter上でとある漫画が話題になっていたこと(私自身は拝見していないので、意見を述べるのは

          私はアロマンティック・アセクシュアルです。