「ないものを補う前に、あるものを活かしませんか」というご提案
こんばんは、灯です。
「なんだ今日はただのエッセイか」とがっかりされた方ごめんなさい、残念ながら(?)今日も占いの話です。
四柱推命では「ない五行を補って中庸を目指しましょう」という考え方が一般的かと思います。
それはそれで素敵な考えだと思いますが、私は「補う前に活かすのも大事なのでは?」と思うのです。
私にはコンプレックスがあります。
それも並べたらキリがないほど、あります。
かといってそれがすべて解消されたら、それはもはや私ではないのでは? とも思う。
たとえば目が一重の方がいて、それがコンプレックスだとしましょう。
整形手術などで一重ではなくなった、それで本人が幸せならいいのですが、そもそものコンプレックスの原因が世間に蔓延する価値観の刷り込みだとしたらどうでしょう?
本人は別に一重が嫌いだったわけではない、だとしたら、一重を活かして魅力的なお顔でいることもできたのでは?
これと同じことが占いにも言えると思います。
私は数秘術でいうと奇数まみれの人間で、偶数の要素が圧倒的に欠如しています。
2のように相手に寄り添ったり、4のように秩序的に物事を進めたり、6のように人の世話を焼いたり、8のように現実的な成果を上げたり、まーー、苦手ですよ。
でも、偶数的なことが得意な方は世の中にたくさんいる。
奇数人間の私がやらずとも、偶数人間の方々がやってくれる。
だったら私はおとなしく、奇数人間らしく生きていけばいい。
私は占いというツールに出会って、いい意味で諦めがついたんですね。
自分の手札(=得意なこと)がわかった。
苦手なことに一生懸命取り組んで人並みを目指すよりも、得意なことをもっと伸ばして、それを「自分らしさ」にしたほうが楽しいと思うのです。
その後でもいいじゃないですか、苦手なことを頑張るのは。
西洋占星術でいうと空のハウスは、「そこそこでいい分野」を表していると思います。
1ハウスが空なら「自分の見た目にはそこまでこだわらない」、4ハウスが空なら「家やコミュニティにあまり関心がない」、7ハウスが空なら「それほど他人に興味がない」、10ハウスが空なら「キャリアや肩書きへの欲求が少ない」、といった具合に。
算命学では持っていない五行ですかね。
木性がないなら「あまり人と関わる気がない」、火性がないなら「情報分野への興味が薄い」、土性がないなら「人に好かれたい欲が少ない」、金性がないなら「危険なものを察知しづらい」、水性がないなら「相手の感情にのまれない」、とか。
まずは天体がいるハウスを。
持っている五行を。
持っている数字を。
「活かしきってから補いませんか」というご提案でした。
本日はお読みくださり、ありがとうございました!
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