2021-0010【ラジオドラマ脚本】黒い涙の女神
玲(M)窓もない部屋。仕切はトイレのドアのだけ。気持ちを抑えないと。
【SE】無機質な部屋。音が吸い込まれる…。
玲「貴方がわたしを女神だって言ったじゃん…」
玲(M)大声が吸い込まれる。ウソでも、いいんだよ…
玲(大声)「女神なんでしょ?ねぇ、返事!!わかってるんだよ!」
【SE】切れ目のない壁があき食事が現れる。
玲「食事の時間ってこと?いつもそうやって話をはぐらかす…。何も解決しない」
玲(M)覗き魔のように、私のことを観察してるでしょう?仕事だものね。
【SE】響き渡る叫び声
玲(叫び声)「ねぇ、化粧させて!」
玲(M)黒い涙を流す瞬間がキライ
玲「もう、ここから、解放して欲しいの?貴方のこと、キライなのよ!」
【SE】シャッターが開く音
岳「もう、これで、終わるんだ…」
【SE】断末魔の叫び声
岳「えっ?ウソだろ」
玲「紅い口紅塗るね…、ごめん、気持ちに逆らえなかった、黒い涙しかでない」
未完
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