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#70 制約と誓約

さあ、70本目書いていこう。今回は、働くこと、自由について。
組織でやりたいと思った仕事は、自分の本当にやりたい仕事ではないよ?

会社の在り方、自分の有り方

自分が本当にやりたいことは組織に属していてはできない

あなたは今企業に勤めているだろうか。それとも、フリーランスとして自分で自由に裁量を振るって好きなように仕事をしているだろうか。

別にどちらが良いとかそういう話をするわけではないが、本当に自分がやりたいことを会社に求めているようではだめだ。まず前提がおかしいことに気づかないといけない。

会社は概念としてただ売り上げ、利益を上げるためにある。個人のことなどほぼ何も考えていない。福利厚生などあるが、あれは外面をよくするための餌であって、実態はただ金儲けのためにある、それが会社だ。
大して、個人としては、自己実現、生活費を得るために働いている。勿論お金が無いと生活できないので、仕方なく働いているが、そこにやりがいというものもなければ継続しようとは中々思わないだろう。

会社の仕事が自分のやりたいことだと、納得させるのはマズイ

まず、自分がやりたいことを、他人が作った会社、環境にゆだねてしまっている点。これは問題だ。
自分で興した企業であれば問題無いが、入社する立場ならその組織でやっている仕事に惹かれてただ働いているだけであって、自分が実現したいこと、夢には近づかない。それは類似の、近い仕事をやらされているだけであって、スキルを磨く分には良いと思うが、それを自分がやりたい仕事と錯覚してはいけない。いや、納得させてはいけない。
会社という性質上、自分だけで何かをしているわけではないので、責任が故人でやるより大きくなる。影響範囲が広くなるからで、その点で制約が生まれる。何かをしようにも、自分のものならすぐに判断はできるが、会社という性質が伴うとすぐには実行できないことも多い。好きなことをやっていてもすぐにそれができるとは限らず、上司にも判断を仰ぐ必要がある。即断即決で自分の裁量で決めることは難しい。
逆に自分一人でやっていることなら、責任は自分にすべてかかってくるが、当然自分がやったことなのだから別になんとも思わないし、誰にも怒られるわけでもない。単に自分がやった結果、上手くいかなかったなとかそれぐらいの話だ。
単純なタスクであっても確認作業が入るので、自分がやりたい仕事がそこにあると錯覚してはいけない。煩わしい、というのが正直なところだろう。

自分の色

自分で決めた約束、誓約はその分しっかり守る。制約が組織で働くよりもないからと言って、誓約を蔑ろにしていいわけでもない。制約の中で自分なりに工夫して頑張れば、それなり仕事も面白いものとなるだろう。だが、それは単に面白いだけだ。そこに自分が「本当にやりたい」ことは含まれていない。あるのはそう納得しようという気持ちと弱さ。
自分でやりたいことがあるなら、自分の手でやって初めてそれが本当にやりたいことをやったとなる。だから、そのための実験場を日々作っている。

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