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【要約】『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する』

話題の『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する』を読み終えたので、印象的だった内容を列挙します。(基本的に私の言葉で言い換えています)

・エフォートレスで成果を出すには順番がある(エフォートレスな精神→エフォートレスな行動→エフォートレスな仕組み)

・エフォートレスな精神とは、問題を複雑化せず(困難にせず)、いかに楽な方法があるか、を考えること

・大航海時代、冒険を成功させたのは天候の良し悪しに関わらず、1日一定の距離を進む戦略を貫いたチーム(天候がいいときに無理しすぎてはいけない、あえてセーブするほうがいい)→「平準化」が重要

・1日で仕事に費やすエネルギーは1日の休息で回復する程度にする

・休憩時間は休憩に専念する、安定したパフォーマンスを出しているプロは休息を定期的にとっている

・バスケットのフリーシュートをNBA史上、最も高確率で成功させたプレーヤーいわく、「余計な力を入れる」とシュートは失敗する

・プレゼン資料や文章の作成でも同じことが言える(ある段階からは頑張っても、堂々巡りになる)

・プレゼンにおいては、ある程度資料ができたら、本番を想定した練習に時間を割いたほうがいい(著者は資料づくりに時間をギリギリまで使い、練習なしで本番に臨んだ結果、冒頭からド滑りして、大失敗した)

・著者はプレゼン資料はスライド6枚、1スライドにつき10単語以下と決めている

・ある段階からは努力しても成果には結びつかない(経済学でいう「収穫逓減の法則」)

・相手の話を聞くときは全身全霊で聞く。ただそれだけで、相手は感動する。相手にとってかけがえのない人になれる。

・人間は感情に振り回される生き物

・できるだけシンプルに取り組む(できるだけ多くのことをしないようにする)

・読後10分程度でいいので要約を書くと内容が印象に残る(教えると理解できる)

・没頭して心を込めて本を読めば、疑似体験ができ、結果内容を吸収できる

・学習レベルの失敗を積極的に重ねる(一度に完璧な成果は難しい、何度も修正できるような設計でチャレンジする→人力飛行機大会で優勝したチームは見た目にこだわらず、失敗してもすぐに飛行にチャレンジできる設計で多数の試行回数を確保した)

・ネットフリックスの創業のきっかけは、創業者がレンタルしたビデオを紛失して、40ドルの罰金を払わされた最悪な体験だった

→もっとマシなサービスを提供したいと考えてスタートした。将来的に動画が一般家庭でもダウンロードできるようになる世の中になることがわかっていたが、創業者がまっさきに取り組んだのは、DVDを自分宛てに郵送したことだった(郵送でDVDを送ることが成立しなければ、創業当初のビジネスが成り立たないため)

・取り掛かることに心理的負担がある場合、取り組んだ後の気持ちをイメージすると取り組める(メールを送るのが億劫であれば、メールを送った後の気持ちを味わう)

・最新の研究では「いま」は2.5秒。つまり2.5秒あれば、切り替えられる。

・起業でMVP(最も簡単にサービスの価値が感じれるプロトタイプから始める)は何にでも当てはまる

頑張ることが正義的な社会的な思い込みが強いが、それでは成果は出せない。

ではどうすればいいのか?

具体的な取り組みと事例がふんだんに書かれた本書は、価値ある一冊でした。

仕事や普段の生活で最小限の努力で最大の成果を出したい方にお勧めの一冊でした。

本日は以上です。また明日。

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