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Week 5/4 ニュースまとめ

お疲れ様です。早いものでゴールデンウィークも終了し、5月も折り返し地点に近づいてきていますね。
さて、毎週気になったニュースを纏めていく習慣を開始していこうと思います。

以前記事の内容の詳細までDeep Diveしようとした結果、見事に継続しなかったので敢えて表面的な纏めに留めようと思います。
(GCPの買収戦略や米国政府のAIに対する10の原則発表等々面白い記事があったのですが、まだ投稿できていません。笑  1月位の記事ですが時間があるタイミングでまとめます。)

今週も当たり前ですがコロナ関連のトピックが多いですね。
このnoteではコロナ×スタートアップという切り口でいくつか記事をピックした上で概要をまとめていこうと思います。
それでは参りましょう!

1.Meet the market's new safe havens: 2019's IPOs

【動画概要】
米VCのSequoia Capitalより投資先の経営者に対してメッセージが送付された事もあり現在CNNは当VCに注目している。リーマンショック後に発表された経済停滞期にどの様にビジネスをすべきかを同VCがポートフォリオ企業を召集して実施したリーマンショック時のR.I.P. Good Timeプレゼンテーションにも出席していたKebdall Capital CEO Clark Kendallがこのメッセージに対してコメントしている。 

- 昨今の醸成は2009年のリーマンショックと非常に似ており、当時と同様に今スタートアップに求められるのは収益性を担保した上での成長を自社にもたらす事である。その為、Capital Efficiency, Control Management, Cash Managementをシビアに行う事が求められている。

- 現状の課題に対するソリューションを提供できている企業へのコロナの影響は比較的小さい。Open Doorは2020年にIPO、競合のGrab Hubの株価も本記事の公開日には変動していない。この状態では短期的に見てIPOする企業はないと思われるが、中長期的に見ればこの様に課題に対してアドレス出来ている企業は問題なくIPOしていくと思われる。リーマンショック後の2009年にはOpen Tableという企業もIPOを遂げており、5年後には2.6B USDの価格で買収されている事からも希望がある事は分かるだろう。

【記事概要】
2019年にIPOした企業は非常に脆弱な基盤の上で事業を行っているが、一部例外を除いてこの状況が良くなる事は短期的には無いと考えられる。
具体例としては成長企業であるSlackも損失を出し続けているが、収益性の高いBeyond Meatは昨年比較2倍の売上を達成し現在過去予測株価の700倍で株が取引されている。
主要指標の変動値からも非常に強固な基盤を持っているIT企業であるFAANGやMicrosoftの強さが窺える。

<投資家とIPO情勢>
- コロナによる経済への影響を懸念し、投資家たちは株を売却する事でリスクを避け、債権への投資やキャッシュの確保に動いている。
FactSetによると2020年のQ1ではたったの35社しかIPOを実施しなかった。この数値は2019年Q1と比較しても15%減、2019年Q4と比較すると35%減である
<コロナウイルス感染拡大下における成長企業>
在宅勤務増加を受けて成長した企業
Slack Zoom- コミュニケーション
Peloton - トレーニング器具

食肉処理場の閉鎖による食肉の市場流通量の減少と食肉の安全性への懸念拡大を受けて成長した企業
Beyond Meat

その他
Virgin Galantic(宇宙旅行)
Chewy(ペットフード含むペット用品)

(参照記事)Business is booming for these 14 companies during the coronavirus pandemic

<コロナウイルス感染拡大下における低迷企業>
:Uber, Lyft, Pinterest

<米国の主要株式インデックス昨年比較>
テックヘビーな指標はFAANG+Microsoftの活躍により最低値から非常に早く回復している。

- S&P:11%低下
- Renaissance IPO ETF (IPO):変動なし
- Nasdaq:1%未満低下
- Dow:16%以上低下

2.Big tech had a strong first quarter. The next one could be much harder**

「人々は従前よりも更にテックジャイアンツに対して依存している。」というコメントで締めくくられている記事。分かってはいましたがソフトウェア企業、特にSaaS企業はこの様な状況下でも強いですね。
Q1の売上にも影響は少なく非常に強固であることが窺えます。

以下気になった点を。
- 広告収入が下がっていること
FacebookとGoogleからレポートされたとの事、面白いですね。以下の文章が印象的です、1の記事でPinterestが窮地に陥っているのも納得しました。

Analysts say the drop in ad sales is not entirely surprising, as advertising demand tends to be closely aligned with trends in the larger economy. But the decline highlights a unique conundrum for tech companies amid the pandemic: at the same time that people are sitting at home, spending more time than ever staring at their screens, fewer businesses are in a position to spend money on marketing to reach all of those eyeballs.

 - エンタープライズ向けソフトウェアに於ける若干営業活動の停滞
私の会社でも同様の兆候は見て取れますが、迅速に自社技術を活用してもらうかのビジョンを打ち立てて営業活動を推進出来るかが肝になる様に感じます。以下のIBM CEOのコメントのように、以下にビジョンを打ち立てて実行に移せるかが経営層には求められますね。

以下のコメントと併せてこちらも併せて読みたいところ。

IBM's CEO Arvind Krishna also said he thinks coronavirus will prove a boon to cloud providers.
"I believe that what we are going through today, with the shift to remote work, automation ... will accelerate our client's shift to hybrid cloud," Krishna said on the investor call. "This gives me immense confidence in our future."

3.Tencent Plows More Cash Into AI Chip Startup**

AIモデルのトレーニングと推論用のチップの開発に特化しているEnflame社のSeries Bにテンセントが99億USDを追加投資。投資額は過去の二倍となり、本追加投資によってAlibabaや百度、AmazonやAlphabetが実施しているAIチップへの投資額と肩を並べる。

お恥ずかしながら今までいかにモデルを企業活動に適用するかなどのソフト面のみに着目しAIのハードウェアの方に全く目を向けて来なかった為、非常に新鮮な記事でした。
テックジャイアンツもAIチップへの活動はかなり進めているとの事でとこ化のタイミングでまとめ記事を作りたいと思います。


それでは今週はここまで。ありがとうございました!

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