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睡眠時間がもったいない?

 私の場合、寝不足だと頭が回らなくなるのが分かっている。寝不足だと日中に眠気と戦う羽目になるのが分かっている。
 それでも気づけば夜が更けている。
 そんな時私の頭の中で交わされる会話はこうだ。

「もう寝る準備しないと、また遅くなるよ」
「いやいや、遅いと言っても昨日と同じだから大丈夫」
「今朝起きた時にはダルくて、今日こそは早く寝ようと誓ったはずじゃないか」
「そうだったっけ? とは言ってもやりたいことあるしなぁ。もう少しだけいいでしょ」

 夕方までは今日は早く寝ようと思っていたはずなのに、いざ予定していた時間が来ると、もう少しだけ、あとちょっとだけと引延し、気づけば昨日と同じ時間になっている、というようなことを飽きもせずに続けている。

 夜になると頭が冴えてきてしまうのを夜型と言って正当化してはいけないと分かっているつもりだ。朝型や夜型というのは単なる習慣の問題であって、腹時計に限らず、身体はいつもの時間を結構覚えているものだ。
 起床時間がゆっくりで良いのであれば夜型でも構わないだろう。私の場合は朝は朝でそれなりに早く起きなければならないから問題なのだ。
 夜型かつ早起きが必要な場合、要するに睡眠時間が短くなるからだ。

 ところで、結局のところ適正な睡眠時間が何時間なのかが良く分からない。6時間未満だと寿命が短くなるとか、人によって適正な睡眠時間は異なるというような話を聞いたことがあるような気がするが、この自分にとっての適正値はどうやったら分かるのだろうか。
 自分が短い睡眠時間で良い人間なのだとすれば、今の状態が私にとって適正ということだって有り得る。睡眠時間が短いせいで早死するかどうかは、その時になってみないと分からないので、現時点の私には分かりようもない。
 こんな話をすると、後で後悔してもいけないから8時間は寝るようにした方がいいんじゃないと言う人がいたり、そんなに起きてやりたいことがあるなんて私には分からいと言う人がいたり、逆に俺はもっと睡眠時間短いぜという人がいたりする。
 誰の話も大して参考にはならない。

 さて今日は、これを書いている今は幸いまだ17時前。
 ということは今日こそは早く寝られる可能性があるということだが、可能性というのは大抵裏切られるものだから、気を抜いてはいられないというものだ。

おわり

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