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自転車を漕ぐだけでしんどい人のスマートトレーナー用アプリにはZwiftよりもwahoo Xがお勧めという話

 

スマートトレーナー用に私が選んだアプリ

 スマートトレーナーを購入してから2週間が過ぎて、アプリの試用期間が終了した。つまり、どのアプリを継続して使うのか決めなければならなくなった。
 結論から言うと、私はwahoo Xを選んだ。これは一つの契約でwahoo SYSTMとwahoo RGTのふたつが使える。
 今回は、なぜポピュラーなZwiftにしなかったのか、今回はそれを書いてみたい。
 なお、wahooのアプリは英語ベースなので、日本語メニューや字幕は表示されないが、英語が分からなくてもトレーニングとして使う分にはあまり困らないと思う。ただ、メニューが日本語で無いだけで結構ストレスになることも確かだと思うので、日本語対応必須であればZwiftを選んだ方が良いだろう。

wahoo Xの中身

 wahoo SYSTMの方はトレーニング用アプリでRGTはZwiftに似たオンラインで競争も出来るアプリ(wahoo、wahooとうるさくなるので、ここからはwahooを省いて表記する)。
 正直RGTの方は殆ど使っていないので良く分からない。従って話の中心はSYSTEMの方になる。
 SYSTMは自転車だけではなく、ヨガや筋トレ、メンタルトレーニングなどもメニューに入れられるようだ(私はまだ試していない)。

SYSTM

 私の場合はPCを利用しているので、SYSTMをこちらからダウンロードしてPCにインストールした(SYSTEMだと思っていたが良くみるとSYSTMとEが入っていなかった)。
 あまり良く読まずに進んでいたため後で気づいた、試用期間中は14日間の試用期間専用メニューをこなしていく形になる。
 最初にFTPテストという体力テストみたいなものをやってから、恐らくそれに合わせたメニューが提示されるということだろうか。

画面例(SYSTMのホームページから転載)

 SYSTMの自転車トレーニングは、画面に表示されるケイデンス(ペダルの回転数)とパワー値を目標として、それに合わせて運動することになる。ケイデンスやパワーの目標値はグラフのような表示で示され、時間とともに変化する(下図)。

ワークアウト画面例

 グラフの水色や黄色で示されているのが目標となるパワー値。グラフの上部には、左から走行距離、心拍数(♡マーク)、パワー(雷マーク)、ケイデンス(ぐるぐる矢印マーク)が示される。心拍数を連携するにはスマートトレーナー以外に脈拍センサーが必要だ。

 ペダルを漕ぐとトレーニングが開始され、センサー類のペアリングを確認しつつトレーニングを行う。
 やり方としてはケイデンス、つまりペダルの回転数を指示に合わせるようにすると良い。どうやら自転車の基本はこのペダル回転数を一定にすることらしいと気づいた。自転車のギヤは速度を早くしたり坂を登り易くするためにあると思っていたが、どうやらそういうことではなく、ペダル回転数を一定にするためにこそギヤチェンジを行うと考えた方が良さそうだ。結局同じことなのだが、例えば道路勾配の変化があった時にペダル回転数が遅くなってからギヤチェンジをするのではなく、一定の回転をなるべく維持出来るようにこまめにギヤチェンジをするという感覚だ(私が勝手に思ったことなので正しい解釈かどうかは不明)。
 指示通りのケイデンスを維持しながらギヤを重くしておくとパワーが過剰になってしまうので、ギヤは中程度とする必要がある。漕いだ感覚としては軽すぎる感じだ。しかしそれで良い。

試用期間のトレーニングをやってみて

 普段から自転車に乗っている人やロードバイク歴が長い人の場合と、私のようなど素人とではトレーニングメニューの内容が違うのだろうと思う。
 私の場合は比較的負荷が少ない内容になっていた。もし経験者がこのメニューをやっても全くトレーニングにならないだろう。でも私にとってはそれで良いのだ。つまり久しく自転車に乗っていなかった私のような人でも、適した負荷で少しずつトレーニングを進めることが出来る。

 先に書いたように、トレーニングが始まったら、まずケイデンスを指示に合わせ、そのケイデンスでの出力が指示に合うようにギヤを変える。それが基本だ。あとは刻々と変わるケイデンス指示にひたすらに従う。
 最初、よく分からずに勝手に漕いでいたら回転数が低いのにパワーがやや過剰になって、まるでママチャリ・サイクリングみたいな感じになってしまった。しかしケイデンスを合わせていくとロードバイクのトレーニングっぽくなるから不思議だ。どうやらロードバイクって結構漕ぐ回転数が早いのね。

 そして、それが出来たら自分の心拍数を観察すると良い。表示されている心拍数の目標レンジと比べて自分の心拍数が高いのか低いのか。当然ながら私の場合は目標値よりも高くなりがち。この辺りはトレーニング日数が進むと改善されるのだろう(と期待している)。

 上図で分かる通りトレーニング中には負荷の大小が繰り返されるが、負荷が高くなった後の心拍数目標値は低く表示される。つまり負荷からの回復状況が期待されている見ということだ。私の場合は心拍数が目標値まで下がることが無く、回復が遅いことが分かった。

SYSTMでのトレーニングメニューの作成

 試用期間用のメニューが終わって課金をすると、トレーニングメニューを新たに作成することになる。プランが複数あって良く分からないので上から順番にやるつもりでトレーニングメニュー作成画面の一番上のプランを選んだ。
 と、その前に本格的なテスト(4DP Test)を受けておく必要がある。これはトレーニングメニュー作成画面の上にリンクがあるのでこれをクリックすれば良い。詳しい説明はここに書かれている(全部英語だが)。
 良く分からない用語が並んでいるが次のような意味らしい。

NM   Neuromuscular Power:神経筋パフォーマンス
AC     Anaerobic Capacity:無酸素能力
MAP  Maximal Aerobic Power:最大有酸素パワー
FTP    Functional Threshold Power:
    実効出力閾値(1時間維持できる限界出力)


 このテストが結構大変だった。特に中程度の負荷が長く続く中盤からのテストが辛かった。でも途中で諦めたら私向きの新たなトレーニングメニューが作れないので投げ出す訳にはいかない。

テストの結果
この結果がどうなのかいまひとつ分からないが、きっとダメダメなのだろう
メニューアイコン
上から4つめのPlansがトレーニングメニューを作るためのもの
プランのリスト
一番上のCyclingを選んでみた

 という訳で、自分用のトレーニングメニューが出来たので、これからはそれをやっていくことになる。作成されたメニューはアプリ内のカレンダーに表示されるから、毎日順にやっていくだけだ。

今後は

 SYSTMのトレーニングメニューをこなしつつ、RGTでも走りたいと思っているが、今のところSYSTMのトレーニングとVRのフィットネスだけで私的には十分な運動量だ。最初から詰め込んでも続かないのが分かっているので、ゆっくりやって行こうと思っている。

 ちなみにZwiftは試用期間中に少し走っただけで、殆ど触らなかった。それはひとえに私の体力不足のせいだ。ペダルを漕ぐだけでヒーヒー言ってしまって辛い。
 計画的にトレーニングするにはその人に合ったトレーニング・メニュー的なものが示された方が自分的には合っている(Zwiftにもあるのかも知れないが)。
 私の場合はZwiftでガンガン走れるようになるために、まずは地道なトレーニングからという段階だ。なんとも情けないが・・・。

おわり


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