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冬の桜並木

開花時期になると突如としてパッ、パッと灯りがつくようにあたり一面に咲いていく桜🌸

そして道の両側に道路の形状にあわせ立ち並ぶ桜並木。

先日、桜並木通りをゆっくりと走り抜けながらポスティングをしていました。

進行方向の先々まで道に沿って広がる桜並木。

今なぜ桜並木?と思いますよね。

冬である今の状態はというと、

葉という葉はすっかりと落ち、

地面から生える太い木の枝は上に向かうにしたがって細くなっていき、

その先にはまるで両手を広げたような複数の細かい枝が空に向かって広がっています。

一見すれば、何の木なのか判別できないほど、息絶えて枯れてしまった木のようにも見えます。

恐らくこの道を通りがかるほとんどの人は桜並木の道を通っていることにも気がつかずに、通過していっていると思いますけど。

冬至を迎えるころの桜の木は、それまでについていた葉が枯れ落ち、栄養という栄養が根に奪われて樹木自体が枯渇し、まるで死んでしまったような木に見えます。

しかし、それから1ヶ月以上経った今は、パッと見た感じは同じような枯れ木、枯れ枝にしか見えないのですが、よくよく眺めると枝木に少しずつ栄養を蓄えて春に向かって準備をしているエネルギーやオーラを感じ取ることができます。

太い枝は何となく瑞々しく見え、遠目なのではっきりとは分かりませんが空に向かって広がる枝々の先もこんもりと膨らんでいるように見えます。

専門家ではないので正直なところ正しいことは分かりませんが、日々春に向かって桜の木々も身支度をし始めているのかもしれないなぁと思いました。

巷に咲く植物も、例年春前に咲く花たちが徐々に姿を現すようになってきました。住む場所によってはまだまだ雪深いところ、春なんてまだまだ先と思うところもたくさんあるでしょう。しかし、寒くて暗い感じのこの真冬の中でも、日々少しずつ少しずつ暖かい春に向かって季節が進んでいるようです。

皆さん自身はどうですか?

実感はないかもしれませんが、誰もが桜の木のように春に向かって少しずつ時を紡いでいますし、見えない変化や準備が自然に行われていることだと思います。

冬が好きな方は残り少ない冬の時間を楽しみ、冬が嫌いな方は徐々に春に向かって季節が動いていきますので日々の小さな変化を楽しみながら暖かい春を心待ちにしましょう。

我が家のナチュラル(野放し)ガーデンでは黄色いロウバイの花が満開を迎え、沈丁花が花芽を出したり、土から小さな新芽が出てきたり、雑草もちょこちょこ顔を出すようになってきました。飼っているメダカは日中暖かいおひさまが降り注ぐときだけ水面に顔を出す日が増えてきました。地面の中ではアリや他の虫たちもきっと春準備を始めているはず。

ちょっとまだ気が早いと言われそうですが、今から春のこと考えてると、特に何かあるわけでもないのですがウキウキしてしまうポスティングおじさんでした。