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花のタスキ🎽

桜の花はすっかり散ってしまい葉桜となってしまいました。北日本の方はまだこれからが本番のようですね。

桜は地方によって開花時期の差異があるものの全国共通で楽しめる花木ですが、桜が散るとここから先はその地域の環境に合ったご当地植物がはびこってきますよね。

私の居住環境で桜の花が咲く時期と同じくらいから道端で賑わいを見せてくれるのは黄色い菜の花です。桜並木と並行して植栽されていたり、菜の花畑があったり、野生で群生していたりと、あたり1面がくっきりとした緑色の茎と黄色い花でところどころまばらに埋め尽くされます。

また、住宅密集地域の外れには梨の生産農家が散在しているのですが、梨花も最盛期となります。梨の木は人間の身長くらいの高さで、侵入防止の為に四方を網で囲んでしまうため、桜と同じ時期にどんなにきれいに咲いていてもほとんど気づかれない存在ですが、真っ白い花を密集させて咲かせていて、桜よりも長く花の時期が続きます。

黄色い菜の花も白い梨の花も桜と共に咲いていて目には入っているはずなのに、桜が終わらないと頭にまで入ってこないのですが、花の時間が長いので次の植物たちが咲き始めるまでの花のタスキ🎽のような役割をしてくれています。

この後っていつもどんな植物が巷に出てくるっけな? 赤いツツジとか紫の藤とか青系のアジサイかな? これから夏にかけてはいろんな植物が顔を出してきそうですね。

皆さんがお住まいの地域では、桜の次には何色のどのような植物が目立って咲きますか? 春になって植物たちも新生活スタートです。