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パラレルワーク

この間、車1台やっと通れるくらいの細い砂利道にある数軒の家にポスティングしようとその路地を通っていたら、背後からライトバンの車がやってきました。

目一杯道路の脇に体を寄せて、その車をやり過ごしたのですが、その先で停車。よくこんな狭い道、大きなバンで入ってくるなぁと思ったらデイサービスの送迎車のようでした。

そして運転席から出てきたのは、なかなかのおじいちゃん。ゆっくりゆっくりと車の後ろを回って、スライドドアを開け、手を差しのべられて出てきたのも同じくらいのおじいちゃん。

自分が世話をしてもらってもいいくらいの雰囲気なのに、同年代のおじいちゃんを支えて家へ連れていきました。

そして送迎後はその狭い砂利道を少し先に行ったそれほど広くもないスペースを使って切り返し、道を戻るのでした。

この姿を見ていて思ったこと。

パラレルワーク、パラレルキャリアみたいなものが許されるなら、副業のポスティングもいいけれど、こういった事に対応できる年齢のうちにもっといろいろなお手伝いができるといいのになぁと思いました。

自分であれば運転は得意分野だし、力仕事もまだまだできる。

例えば、今まで培ってきた自分の得意分野を活かして、代わりに自分が運転してご自宅へ送迎して、ご家族に安全に引き渡してというのはありかと思います。

キーとなるのは本業の縛り。まだ副業が承認されているだけマシな方だけれど、圧倒的に時間的にも労働力的にも本業にパワーが偏っています。

まだ動ける今のうちに時間をもっと細かく切り売りして、いろいろな経験をしたり、他分野への貢献もできると、得たことをそれぞれの会社にも還元できるし、将来の自身のキャリア形成にもいい気がするんですが、パラレルな働き方ってそのうちOKになりませんかね?

3時間本業、3時間複業、2時間兼業。こんな1日の働きもいい気がします。

いや~それにしても、あの年齢で、あの運転技術と付き添い術、別に自分が代わる必要なんて全くないんだろうけれど、どちらのおじいちゃんにも楽をさせてあげたいなぁと、ただ単純に思うのでした。

でも同世代の方が懐かしい話に花が咲いたり、価値観や世代感が共有できるのでお互い落ち着くのかな?

やはり、とりあえず今は副業としてポスティングを頑張ります。