失恋日記~出会い編~20
アパートも決して綺麗じゃないし、あんまり呼びたく無かったな、と思いつつ
どうぞ、と彼を上げた。
ぶどう買ってきたよ!と彼。
スーパーじゃなくてちゃんと八百屋で買ったらしい(笑)
立派なピオーネとシャインマスカット
なんか物で吊って部屋に上がらせて貰ってるみたいだなー。とボヤく。
(その通りです。)
意外と広いねーと言っていた。
2人で喋ったり、ご飯食べたりしていたんだけど、
まさかの、私の体調がだんだん悪くなってきた。
熱が出て具合が悪くなってきたのだ。
彼と会うのも2回目だったし気疲れもあったのだろう。昨日、朝から夜まで出掛けてて、疲れが残ってたのかもしれない。
私は、なんかごめんね、と言ってベットで寝ていた。
申し訳ないから、帰るよと彼は言ったのだが、なんか私が寂しくなってしまったので、もうちょっと居てほしいと頼んだ。
彼はドラッグストアに行って、冷えピタやらポカリやら色々買ってきてくれ、看病してくれた。
本当に甲斐甲斐しく看病をしてくれた。
この人は優しい人だな、と思った。
こうやって、人を好きになってくんだな、と思った。