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義を見てせざるは勇なきなり

【義を見てせざるは勇なきなり】
正義の行いだと知りながら実行しないのは、
勇気がないから。

これが正しいとわかっているのにやらない。
間違いに気づいたのにそのままやる。
そういった意味になります。

保身のために
義を見てせざるは勇なきなりを
実践しない人が非常に多い。
自分の身を守る為ですから仕方ない部分もあるのですが…

実践しない人、
実践できない人、
行動心理での違いはありますが、
やらないことに変わりはありません。

やらない理由は人それぞれですが、
サラリーマンでよくある理由は、
人事考課によるものです。

会社組織にいると
特に賃金面でいう人事考課など、
上司が査定者になり判断されますので、
目を付けられてしまうと結果にひびくため、
怖くて勇気が出ないんだろうと思います。

加えて、
正しく、考課査定のできる人を
育てている会社は非常に少ないです。

正しく査定できる組織集団であれば、
強い会社が出来るはずです。

たとえ、人事考課が関係なく
勇気をもって正しいことを
進言したとしても
今までの慣行や、
習慣で変えれない会社も多いですから、

そのうち諦めて何も言わなくなる。

正しいことのできない弱い組織になります。

どちらが良いのかは一目瞭然です。

会社組織は人を育てることが非常に重要です。

正しいことが出来る人をいかに育てるか?

人事考課を気にして、間違ったことに目をつぶる人を排除するには?
非常に重要です。
目をつぶる人が多くなればなるほど、会社は成長しなくなります。
しかし、現場で悪い習慣が蔓延していれば、いかに社長や役員といった理想を掲げる人が声を揚げても良くはなりません。

今はコンプライアンスという言葉もありますが
多くは言葉だけになってます。
自浄効果の働く運用にはなってないことが非常に多い。

また、
そのような環境に身を置くことで
自身の成長にもつながりません。

先ほどの様に、
正しいことを進言する様な優秀な人は
その環境に気づき、
嫌気がさし、
最悪はその会社を去ります。

去らない人は、
徐々に感情を押し殺し
表立って言わずに、
陰で文句を言言う様になります。
何も変わらないことを分かりながら。
元々は正しいことを言っていた人ならば、
周りへの影響力もありますから、
周りも巻き込み劣悪な組織になってしまいます。

こうやって不満の温床が出来上がります。

会社の発展のためにも、
義を見てせざるは勇なきなりを
経営者や組織幹部の方は
今一度考えてみてはいかがでしょうか。

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