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4月に読んだ本

取材・執筆・推敲――書く人の教科書

476ページ、ずっしりと重い本。

値段も決して安くはないけれど、買うことに躊躇はなくて。読むときもそれは変わらず、ぐいぐい止まらずに読めた。

すぐに買おうと思ったのは、Twitterでフォローしている編集者・書く人が何人もおすすめしていたから。最後まで一気に読めたのは、ページをめくるごとに驚きや発見、気づき、納得感があったから。


読んで変わったこと、実践したことが2つ。

変わったのは、読点(、)の打ち方。
実践したのは、写経。

読んでいて、読点って文法的な正しさよりも、見やすさや読みやすさを優先してもいいのかもなあ、と思い。

「文章のリズムを勉強するには、写経するのがいい」と書いてあって、早速やってみた。

わたしが写経したのは、「最所あさみ」さんと、「Chihiro Bekkuya」さんのnote。この2人が書く文章、すごくきれいで心惹かれるのです。


「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」について、もっと詳しく知りたい方には、こちらのnoteがおすすめです!



1on1ミーティング 「対話の質」が組織の強さを決める

仕事をする上で、「スピード感を持って意思決定すること」と、「深いところで価値観を共有すること」、のどちらも大切にしたい。

そこで1on1の時間を、対話を通して価値観を共有する時間にしたいな、とこの本を読んで、改めて思った。


人とわかり合えうことはできない。

なぜなら、育ってきた環境も、普段の習慣も、大切にしている価値観もそれぞれ違うから。

だから、仕事の進め方も、心地よいコミュニケーションのスタイルも、衝動が沸きあがることも、一人ひとり異なる。


相手と自分で「違うこと」はイライラやモヤモヤに繋がりやすい。

なんでそんなことをするのか、すぐには理解できないから。

対話では、言葉を積み重ねて、そう思うのはどんな経験があったからなのか、そのときにどう感じたのか、を聞いてみる。すると交わることのなかった相反する考えに、重なるところが見つかる。

わかり合えないからこそ、わかり合おうという姿勢でいたいし、わかり合えた時はうれしい。この気持ちを忘れずに、相手が自分自身と話すのをサポートする1on1をしていこうっと。



ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門

最も個人的なことは、最もクリエイティブなことである。

だから、「広告をつくるときには、自分の好きを大切にしている」というのが本書の主題。


そもそも脳の構造として…

・大脳新皮質のロジカルなわたしと、大脳辺縁系のエモーショナルなわたしがいる
・行動や意思決定を握っているのは自分の「大脳辺縁系」
・大脳辺縁系は、ヒトの行動を司りすべての意思決定を行うが、言語能力はない
・人間の中には自分の意識(大脳新皮質)が理解できない存在(大脳辺縁系)があり、それが人間の行動を仕切っている

とのこと。

自分の好きや感情を知ることは、自分を知ることにつながるんだなあ、と思った。


すべては、個人的な好きから始まる」とも書いてあって。

なんかこれって、「意味のイノベーション」で “「新しい意味」を探すときは、内なる声に耳を傾けるべきだ。Outside-inではなく、Inside-outであるべきだ。” と言われていることに似ているなあとも思った。

※参考note↓



Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる

「まっすぐときめき、機能的ときめき、未来のときめき」って書いてあったのがおもしろかったです。

まっすぐときめき…仕事をする上で心がときめくモノ
機能的ときめき…機能が便利で欠かせないモノ
未来のときめき…未来にときめきを連れてきてくれるモノ

たとえば私が仕事をするときに使っているものだったら、アロマストーンがまっすぐときめきで、ワイヤレスイヤホンが機能的ときめきかなあ。

本を読んでいたら片づけをしたくなって、引き出しの掃除をしたのだけど。片づけって、この本に書いてあるように、モノを通して自分と対話することだなあ、と感じました。

「仕事前のサッと掃除」を通して、スッキリときめく環境で、仕事していきたいです。



部下の強みを引き出す 経験学習リーダーシップ

マネジメントや後輩育成で、フィードバックは欠かせないものです。

だけど成長をサポートする軸が、「弱みを改善すること」になっちゃうのは違うよなあ、と読んでいて感じました。

本書に書いてあった

「挑戦し、振り返り、楽しみながら」仕事する

①潜在的な強みを探り
②期待して、成長ゴールで仕事を意味づけ
③先を見せて、やり方を教える

を意識しながら、プレイフル・アプローチで、経験学習をサポートするリーダーシップを発揮していきたいです。

※参考記事↓



問いの立て方

この本を読んでも、「いい問いの立て方」はわかりません。

howtoはほとんど書いていなくて、読んですぐに役に立つこともなさそうです。だけど、後からじわじわ効いてくる本質が書いてあるなあ、と感じました。

「いい問いって何なんだろう?」「どうやったら、いい問いを立てられるんだろう?」と、読みながら自分と対話するような本なのかもしれないです。

気になる方は、ばっこさんのnoteもどうぞ♪



USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

ひさしぶりに数時間で一気読みしました!(他の本は3日〜5日かけて読んでいる)

森岡さんの「絶対やり遂げる」という気概・情熱と、マーケティング戦略に基づいたアイデアの数々。資金もない時間もない中で、困難をアイデアの力で乗り越えるストーリー。

ぐぐっと惹き込まれました(ヒロアカの「プルス・ウルトラ」の精神を感じました)。


マーケティングに携わる者のひとりとしては、以下の言葉が印象的でした。

戦略や戦術は目的次第で自由自在てあるべき

アイデアを考えるとき、まず目的を徹底的に吟味して定め、その次にアイデアが満たすべき「必要条件」を一番時間をかけて考える

価値を生み出すアイデアの切り口は、ほとんどの場合「消費者理解」の中にある

マーケティングをやる人間は、何でも自分自身でやってみることを習慣にするべき

マーケターは「消費者目線」を基本にしないとアイデアも戦略も判断も全てにおいて焦点がズレる

より良い結果を出すには、違うことをやるか、同じことを違うようにやるか



* * * * *

5月も、本を通して自分と対話していきます〜!


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