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きまぐれカード紹介⑮ バッテリーヘッド・クラスター
「15回しかやってないのに今回で終わりだって。アニメワンクールぶんくらいしかやってないじゃん」
「ま、作者の馬鹿が一応受験生になったからのう。1週間に一度の投稿もキツいんじゃろ」
「絶対そんなことないよいつも適当に意味わからないこと並べてるだけだもん。勉強も大してしないし」
「……なんか自分のこと嫌いじゃの、作者の馬鹿は……」
「で、今回は今までの振り返りをします」
「振り返るほどいい記
きまぐれカード紹介⑭ 破壊神サガ
「……ったく!なんだよこれ!!」
梶野元春は呆然としていた。
と、いうか絶望していた。
今週の課題など知ったことか、ええい日曜の朝から散歩でもしてしまえと、ちょっと前まで見慣れた町内を歩いていたはずなのだが、なんの前触れも無くいつのまにか空は夜のように暗く──いや、赤く、黒く空は染まっていた。
まるで地獄だ。
元春はそう思った。小さい頃読み聞かされた絵本に描かれていた地獄の雰囲気にそっ
きまぐれカード紹介⑬ アクア・ティーチャー
「姫野くん、あれ、あれどうなってるの。ほらあの今度やるって言ってた実験」
「きょ、きょ、きょ、教授、そ、それは、その、あの、おいおい」
「キミダメだろそれじゃ。結局やらないでほったらかしにしちゃうんだから。やるって言ったなら責任もってやりなさいよ」
「あ、あ、うう」
「せんせーこのあとひまー?」
「波木さんあなたまた実験室から薬品持ってったでしょ。もみ消すの大変なんだからね、うん。もうい
きまぐれカード紹介⑫ ダンディ・ナスオ
プレミアム殿堂?
それが名誉ある称号だと?
馬鹿を言え。
プレイヤーに使ってもらえない。
それが何を意味するか理解しているのか?
誰かに使ってもらえない。
カードとしての寿命はもう終わりだ。
こんな俺はどうすればいい。
どうすれば。
そんなダンディ・ナスオを
今日はなんと
天ぷらにですね
☆ナスの天ぷらの材料(2、3人前)
ナス 2、3本
揚げ油
きまぐれカード紹介⑪ 瀬戸内の超人
押入れを開けて瀬戸内の超人がいたら誰でも腰を抜かして気絶するだろう。俺もそうなった。
「うわあ、あなたは瀬戸内のちょ、超人」
瀬戸内の超人は状況を飲み込めていないのか、しばらくキョロキョロと周りを見回していたが、ようやく俺に目を合わせて言った。
「%1>そ@ゆdi」
そうか、クリーチャー語しか話せないのか。これは困った。こんな超人を部屋に置いていると知られては変人だと思われる。一刻も
きまぐれカード紹介⑩ ヨサノ・エレキハイカー
私、ヨサノ・エレキハイカーはダメ人間だ…
バカだし運動オンチだし、パワー2000だし、会話の頭に絶対「えっ」って付けちゃうし。
高校入って一ヶ月経つのに友達いないし、心の拠り所はこのエレキギターだけ…
頑張ってバンド仲間を集めようとしたけど、闇文明並みの根暗さとコミュ障が発揮されて全然ダメ、引きこもり直前です…
そんなこんなで、ギターかついで公園にひとり。ブランコこぎこぎ、わたし
きまぐれカード紹介⑨ 創造神サガ
太郎「もうサガに3キルされたくないからどっかの会社の葛飾のなんかをぶっ壊すよ」
花子「開幕早々平沢進くらい過激だなあ」
太郎「まず立◯さくら通りでデモしよう」
実際やった。
太郎「思ったより参加者来ちゃったな……100人はいるよ」
花子「アドバンスのCSにもこのくらい来ればいいのに」
太郎「みんなヴィオラの黒像のせいだよ」
花子「それよりなにあれ?」
太郎「お神輿だね」
花子「こ
きまぐれカード紹介⑧ 孤独の影ロンリー・ウォーカー
東京、池尻の昼下がり。
池尻大橋駅北口から、国道246号線に沿って少し歩いたところに、今回の待ち合わせ場所はある。
「ええと、銀行を越えた次の信号を左、か」
国道246号線、特に深い理由はないが大好きだ。なぜだかちょっとカッコいい気がする。ここはちょうど上に走っている首都高の立体交差を楽しめて、いい感じだ。
待ち合わせのカフェは中くらいの高さのビルの1階にあった。カラン、と音を鳴ら
きまぐれカード紹介⑦ 予言者ホシオス
ってかやっぱり初期のフレバーかっこよ。
なんだよ「外したら怖いから黙っておこう……。」って。もっと予言者らしくしろや。
汝の翼は意志の鎖なり。
かっけーな。断定の助動詞「なり」の終止形の所が特にカッコいい。汝っていいよね。
私思うんですけど、光単色4コストワンドロークリーチャーからしか得られない栄養がありますよね。あるんですよ。アクアハルカスじゃダメなんですよ。
で、その光単
きまぐれカード紹介⑥ 聖帝カシオペア・ストーリー
うおおおおおおおお!!!!!絶対5枚回収してやるぜ!!!
おまけ
進化元にはヒャクメとジゴクパルテノンを採用。思ったより勝てそう。でもカツキングが強いだけだしヒャクメが強いだけだしディスペクターが強いだけ。体感平均4枚くらい回収できる(じゃあアナハンに強いね!)(それがなんだ)
きまぐれカード紹介⑤ アイズ・カノープス
むかしむかし、武蔵国──まあ、今の東京とか埼玉じゃな──の、蝶某字という所に、仙太郎という若者が住んでおったそうな。
蝶某宇というところは、当時はとにかく田舎でな、近くに街道も通ってはおらず、ただ田んぼやら畑やらが、だだっぴろく広がっているだけの、寂しい村じゃった。人もほんの少ししかおらんでの、もしかしたら犬猫鶏の方が多かったかもしれん。
仙太郎はそんな村の普通の百姓の家に生まれて、普通
きまぐれカード紹介④ 大きくて小さな農園
元始に神大きくて小さな農園を創造たまへり
母なる大地は定形なく曠空くして黑暗淵の面にあり神の靈デドダムの面を覆たりき
神デュエマあれと言たまひければデュエマありき
神デュエマを善と觀たまへり神デュエマとウィクロスを分ちたまへり
神デュエマをカード名悪ふざけTCGと名けウィクロスを鬱アニメTCGと名けたまへり夕あり朝ありき是首の日なり
神言たまひけるはデドダムの中に穹蒼ありてアナハンとアナ
きまぐれカード紹介③ ハサイサク
みなさんは「イサク」という言葉に聞き馴染みがあるだろうか?
例えば木を切るのは?
与作だ。
では、出来栄えの良い作品は?
佳作だ。
いや、そうじゃなく。今回紹介するカードは「ハサイサク」であるが、
彼の名前には、「イサク」が含まれている。これが俺の「遺作」であるから、今回このカードを扱っているという訳ではない。カタカナだ。カタカナの「イサク」。
あれ、みんな知らない
きまぐれカード紹介② 秘護精マニトゥス
エピローグ「その2」
「……ここは……どこ……」
目覚めるとそこは白い世界だった。少女は白い床に寝そべり白い天井を見つめていた。
限りなく「無」に近いその部屋に、少女は1人きりだった。周囲から音は聞こえず、人のいる気配も無い。少女は少し不気味に、そして不思議に思った。私は何故ここに。どうして。
少女はそっと身体を起こす。が、
「……痛い?」
上体を起こそうと床につけた手がジン