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アダルトチルドレンに子どもの権利なんてあっただろうか。

大学では、経済学部に所属しているくせに民法や商法、そして憲法などについても学んでいる。

その講義で耳にした「親権の濫用」という言葉が頭から離れない。

親権の濫用の例


1. 身体的虐待:不必要に厳しい体罰を与えるなど

2. 心理的虐待:過度の批判、脅迫、精神的圧迫など

3. ネグレクト:基本的なケアや教育の放棄

4. 過干渉:子どもの自立や成長を妨げるほどの過度な干渉

5. 財産の不適切な管理:子どもの財産を親の利益のために使用するなど

6. 教育の放棄:正当な理由なく学校に行かせないなど

7. 医療ネグレクト:必要な医療を受けさせないなど

心当たりのあるものばかりである。
そしてさらに深掘りして「子どもの権利」という言葉にまで辿り着いた。

子どもの権利の4つの柱


  a) 生きる権利:
     - 適切な生活水準、医療へのアクセス、安全な環境で成長する権利

  b) 育つ権利:
     - 教育を受け、休息・遊び・文化活動に参加する権利
     - 自分の能力を最大限に発揮できるよう支援を受ける権利

  c) 守られる権利:
     - あらゆる形態の虐待や搾取から保護される権利
     - 差別されない権利

  d) 参加する権利:
     - 自分に関係する事柄について意見を表明し、それが考慮される権利
     - 表現の自由、情報へのアクセス、集会の自由の権利

詳しくは知らなかったという方も多いことだろうが、アダルトチルドレンにはこの権利はあったのだろうか。

そもそも権利とは行使するもの。
幼い子どもたちが「毒親からの被害を受けているので私を保護してください」なんて言えるわけがない。
つまり、権利があっても行使できる状態ではないと言える。

未然に防ぐということが理想的ではあるが、毒親育ちの被害者はまだまだ増えそうだ……。

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