12/23 丹後シェフの行く末

 『グランメゾン東京』、おもしろい。来週が最終回だなんて嘘みたい。あと1話できれいに終わるのかな。

 主人公のお店に、話が進むにつれてどんどん強力な仲間が集まってきて。昨日の最終回前の回で、やっと『仲間が揃ったな』的なセリフがあって。最終的に、ミシュランの三ツ星は取れるのか。恋愛模様はどういう決着がつくのか。そんな主人公まわりのメインストーリーも気になるしたのしみなのだけれど。

 個人的に主人公まわりより気になってハラハラしてしまっているのが、丹後シェフの行く先。主人公のライバル店のシェフで、過去に一緒に修行したこともある丹後シェフ。(ネタバレするので、今後観る予定のネタバレ気にする人は注意!)昨日放送の回で、金の力にものをいわすオーナーに、三ツ星を取る力がないと判断されてクビにされた。

 丹後シェフ、(わたしが忘れてしまっている可能性もあるけれど)主人公サイドにライバル心は抱いているけれど、悪い人では全然ない。料理に真摯で、ライバルである尾花に負けたくないと、きちんと自分の料理に向き合ってがんばっていた。祥平のやったこともわかった上で、それでいて自分のお店に誘ったのは、祥平に実力があったのはもちろんだけれど、祥平の行くあてのなさとか将来のことを思っての優しさだと思う。

 オーナーがアレなせいで、対等に勝負したいのに思わぬ下駄を履かせられたり卑怯な真似をしたようなかんじになったり(自分で気がついて清算というかお詫びのような行動に出ていたけれど)していたけれども、丹後シェフ本人は、本当に、あくどいことはしていなかった、はず。

 誰と働くか、誰のもとで働くか、って大事だよな、ということをしみじみ考えてしまった。丹後シェフは、あのオーナーの下でなければ、また違っただろう、と。祥平といっしょに働き続けることができたら、違う結果になっただろう、と。例えばの妄想だけれど、丹後シェフと倫子シェフが組んでいたら、星は取れなくても、美味しくて雰囲気もいいと評判のお店ができていただろうな、とか。ただ、あのオーナーの。お金をつぎ込むやり方だからこそ、gakuはトップレストラン50のランキング8位、という結果も出せたのだしな、などなど。

 最終回、丹後シェフがgakuを辞めた、その後がちらっとでも描かれますように。できれば、明るい未来に進んでいっている様子が見られますように。

 グランメゾン合流、っていうのは、……ないよねぇ~。出資者見つけて自分のお店はじめる? 勉強し直す、とかいって海外に旅立つ? うーん、どうなるんだろう。最終回、たのしみだ!

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