9/28　真夜中のドライブデート

　旦那さんと、夜のドライブデートに出ている。

　夕方に、よく行くイオンに車で買い出しにでて、ついでに夕飯もすませて。いつもより早くイオンでの用事が終わり、さぁ帰ろうかということになったときに、「ドラクエWALKのおみやげゲットに行きますか」ということになった。ドラクエWALKには、ご当地のおみやげをゲットするクエストがあって、各都道府県に4か所のおみやげポイントが設定されている。それを、近場で行けそうなところをいくつか取りに行きましょうか、と。

　そんなわけで、21時前後にイオンスタートのドライブに出た。がっつりドライブなデートはひさしぶりで、しかも夜のドライブなんてもっとひさしぶりで、わくわくたのしんでいる。カーステレオから流れてくる曲をいっしょに歌ったり、日頃のなんでもない話たわいもない話を思い出したようにしてみたり、途中コンビニに寄って新製品チェックをしたり、道路沿いのお店についていろいろ言ったり、ときどき渋滞に巻き込まれたり。何が起きても何をしても新鮮で、いつになくはしゃいでしまっている。夜のドライブなんて、大学生の特権みたいに思っているところがあって、それを今堪能していることが、不思議で、なんだかおもしろい。

　いつも通る交差点を、夜に、いつもとは違う方向から通過するだけで、いつもの自分とは別のわたしみたいで、同じ世界の別次元にいるみたいな気がしてくる。

　旦那さんは旦那さんで、「この道があの道とこう繋がってるのね！ へー！」なんて言いながら車の運転を満喫している。

　旦那さんとつきあい始めの頃、まだ旦那さんは実家暮らしで、よくこうやって夜のドライブしていたなぁ、なんてことを思い出した。そこから10年……十数年！？ いっしょに暮らし始めて、いろいろあって、結婚して。あの頃と同じように歌いながら夜のドライブしてるなんて、なんというか、感慨深い。note書いてたらいろいろ思い出したきた。わたしがnoteをスマホで打ち込んでいる横で、旦那さんはハンドルを握りながら、カーステレオから流れてくるナオト・インティライミの少し昔のバラードを絶唱している。声が大き過ぎて、ちょっと笑う。

　もう1か所行ったら帰ろう。時間帯が、夜から深夜になってきた。帰宅は日付がかわってからになるだろう。日付がかわる頃には少し眠くなってくるのと、帰る家が同じなのが、若かりしあの頃とは違うところ。