5/31 退職してから1年が経つ

 5月も末日、らしい。

 1年前の今日の日付で、前職の退職届を提出した。そこから1年。端的に言って、ひきこもりの1年。あっという間だったとも感じるし、いろいろあったなぁとも思う。

 退職後、初めてハローワークに行ったときに、職員の方が「退職後半年以内に就職しないと、その後の就職率は大幅に下がる(から、はやく就職活動をがんばれ)」と説明された。結局、1年間、就職はしなかったな。けれど、まだまだお小遣い程度の収入だけれど、働き始めた。そういう形に辿り着けたのはよかった。自分えらい。

 仕事や働き方について、ずっと考えていたなぁ、と思う。前職でのこともそうだし、これから何十年と生きていくとして、どういう働き方をしたいのか、何を仕事にしたいのか、とか。
 現場のトップや経営側の思考・考え方っていうのを想像してみるけれど、知識や想像力や経験とか、そういう必要そうなもののほとんどが足りてなくて全然届かないや、とか(もし、自分が今後の人生でそういう立場になったら、「あのときの対応・処理はこういうことだったのか」なんて、理解できることがあるのかなぁ)。
 『次、何して働く?』と考えたときに、こういう仕事がいい、という希望はぽつぽつあって。こういう職場や働き方は嫌だ、という避けたい条件はもっとたくさんあることに気がついた。そういう、自分がつらくなっていくような働き方は、もう(なるべく)しない、と決めた。つらいのを我慢して心身ともに調子を崩して結局退職することになる、なんてことは、もう繰り返さない。

 この1年、旦那さんとたくさん話したなぁ、とも思う。普段のなんでもない話だけじゃなくて、これからのふたりの暮らしや生き方のこと。人生設計的な話とか。今ここからと、それから先の未来の話。いろんなことが起きるだろうけれど、なるべく楽しく生きていきたいね、と。
 今は、正直、生活の基盤的な意味でも精神的にも、旦那さんに盛大に甘えている。ずるずるぶら下がってないで、自分の足元をもうちょっとしっかりさせたい。ゆくゆくは、わたしが旦那さんをお姫様だっこするくらいに……! なんて。

 1年、ひきこもってぐうたら過ごして。多分、数年(十数年? 数十年?)かけて体に蓄積していたストレスが大分抜けた。以前は常時赤ら顔だったけれど赤みが大分抜けたし、触るだけで痛かった脚はマッサージできるくらいまでマシになったし、謎のかさぶたみたいな肌荒れも出なくなった。あと、(自分にしかわからないレベルかもしれないけれど)顔が変わった。もともと一重だった右目が二重まぶたになってほぼ固定したし(なんだかガチャピンみたいな目だ)、心なしか輪郭のラインが変わった。
 体の状態が改善したのは、1年のんびりしてよかったことのひとつだ。

 退職してからの1年間。まだ、自信を持って「よかった!」とは言えないけれど、「まぁ、悪くなかった」。ひきこもりながら、頭の中でじたばたしつつ、亀の歩みだけれど、がんばることはがんばってきた。それでいい。無理せず歩く。自分に言い聞かせている。

 年度がわりに、改元に、退職1周年に。なんだか毎月のように『区切り』がやってくる。切り替えの機会。

 明日から6月か。雨降り、紫陽花、かたつむり。
 月初に、パソコンのデスクトップ画面を変えるのが、毎月のちょっとした楽しみだ。蜷川実花さんの写真カレンダーか、アランジアロンゾのキャラクター壁紙を見比べて、好きな方をその月の壁紙に設定する。6月はどっちになるかな。

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