3/6 KH3のアルティマニアを読む

 別に食欲が落ちているわけじゃないしいつも通りに食べているのだけれど、風邪をひいて体力を消耗した分、ちょっと痩せてるかもしれない、という『あわよくば』を期待して、しばらくぶりに体重計に乗ったら、体重、微増していた。納得がいかない。でも冷静な頭の方では、風邪を言い訳にいつも以上に動かないでいていつも通りに食べているのだから、増えているのが当たり前だときちんと腑に落ちてしまっている。なんだかな。

 こういうときに「えぇ~っ、この体重計、壊れてるんじゃないの?」とか言って感情を表に出して発散できるタイプの人にちょっとだけ憧れる。ちょっとだけ。それでその後不機嫌になるタイプの人は面倒くさいので距離を置きたいところだけれど、「体重計壊れてなかったー、ちゃんと太ってたー、ガハハ」みたいに笑いに転化してくれて本人も楽しそうだしまわりも明るくなる、みたいなタイプの人はうらやましく思う。仲良くしてくれている年上のおねえさまが正にそういうタイプで、いつも眩しいなぁと思いながら眺めている。

 風邪でいつもよりますますひきこもっている間に、どんどん確定申告の期限が近づいてきていて、焦る。やばい。

 旦那さんが、キングダムハーツ3のアルティマニア(究極攻略本)を買ったのを「読んでいいよ」と渡してくれた。びっくりした。わたしのよく知るアルティマニア(主にFFシリーズ)より、ひとまわり大きくて、重い。ずっしり。見た目が黒基調なのもあって、より重厚感があるように感じる。普通の本と同じように読んでいたら手首がやられると判断して、ひざを読書台がわりにしたり床置きにしたりしながら読んでいる。

 大きさ・重さの分、中の情報量もすごい。データ類はあとでじっくり読み込むとして、まずはストーリーやキャラクターの説明に目を通して、シークレットのページをひととおり眺めたあと、各章の最後についている開発スタッフインタビューのページを読み始めた。こういう『開発の裏話』とか『苦労したところ』『注目してほしいところ』『自分だけが知っているゲーム内の秘密』みたいなの、大好きだ。これだけで1冊作ってほしいくらい。読んでたらいろんな気づきがあってプレイし直したくなるし、もう、本当に、クリエイターの皆様に「こんな素敵なゲームをつくってくださって、ありがとうございます!」と、感謝の気持ちがどんどん溢れてくる。チームで力を合わせてひとつのものをつくり上げることの大変さや楽しさを想像して、想像しただけなのにくらくらする。

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