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#64 『教えてもらったことは忘れる』

"親方とか先輩に教えてもらおうと思って入ってくるのは大きな間違いで、自分が上の人のやり方を盗んで勉強し、進歩していかなければならない。というのは、教えてもらったことというのは忘れるんですよね。自分が盗んだものは忘れない。"

本日は、鮨職人ですきやばし次郎主人の小野二郎さんの「学び方」についてのお話です。小野さんは、すきやばし次郎という店舗を銀座に出店し、世界最高年長の3つ星料理人として認定されています。2014年にはアメリカの当時の大統領であったバラク・オバマ大統領が訪日した際には、日本の当時の首相であった安倍晋三首相と、すきやばし次郎で会食を行っています。

今回のお話もそうですし、今週のお話は「学び方」や「チャンスや機会の掴み方」といった内容がメインになっています。ただの雑務として仕事をする、ただ時間を浪費する、わかったつもりでいる、教えてもらうことが当たり前でいる、知識と技術があればなんとかなる...

そういった自分勝手で思考せずに物事や相手と向き合うのか。ポジティブな考え方や捉え方で、アグレッシブな姿勢で物事にチャレンジし、相手のために行動するのか。考え方や姿勢といったことが重要であることを示唆しています。

"自分のわがまま放題、好き勝手なことをやってて将来もずっと通るかといえば、私は通らないと思います。何事も一番底辺から覚えていかなかったら、一人前にはなれません。まず10年辛抱しないと、その仕事をほんとに芯から覚えていくことは難しい。"

基本がなければ応用はない。土台となる基礎がないと、上に乗せる知識も技術もない。ただし、ただ10年という時間を過ごせばいいわけではないことは確かです。自分モードで、自分主導で、自ら考え行動する10年でないと一人前にはなれないのだと思います。

私は思考設計士として一人前であると胸を張って、これからもいろんな物事や相手とポジティブに向き合って、チャレンジしてチャンスを自ら掴んで成長していきたいと思います!


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書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
2021/03/05 『教えてもらったことは忘れる』
小野二郎 すきやばし次郎主人
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※Photo by Wyron A on Unsplash