福祉施設をディズニーランドにしたい
私は福祉で使いたくない言葉があります。
それは「利用者に選ばれる支援者になる」です。
利用者が支援者を好きになり、その人に会いに施設に行くという考え方は一見正しく見えます。
しかし、それだけでは足りない。
むしろ最初からそこを目指してはいけないと思っています。
私はそれをディズニーランドを見ていて思うようになりました。
さて、皆さんはディズニーランドの何が好きですか?
どうして行くのでしょうか?
・ディズニーの世界観が好き
・ジェットコースターが好き
・食べ物目当て
・季節イベント目当て
などなど他にもたくさんあると思います。
ちなみに私は好きではない方の部類なためあまり共感できないことが多いです。
そんな私もディズニーには足を数回運んだことがあります。
本当にお客さんはみんな楽しそうで幸せそうです。
あの場所で最も力を発揮しているのは何か?
それに目を向けるとやはりディズニーランド自体が素晴らしいものだからだと思います。
あの世界観こそが売りであり、人はそれを求めている。非日常感を味わえる。
たまにディズニーはキャストも素晴らしいということを言う人がいます。
これは本当にその通りでキャストも世界観を作り出してる存在です。
しかし、ディズニーに行く人からあのキャストさんに会いに行きたいからディズニーに行くという言葉は聞いたことがありません。
ディズニーにいく理由は世界観から感じられる非日常であり、キャストはそれに付随する一部です。
キャストは目立つ存在ではなく、主役はディズニーランド自体とそこを楽しむお客さんです。
それを福祉施設で置き換えるとこうなります。
ディズニーランド→福祉施設
お客さん→利用者
キャスト→支援者
福祉施設は支援者のスキルアップを大切にするのも良いですが、そもそも福祉施設が提供する価値にもっと着目しても良いのではないかと思います。
あの支援者と会えるから楽しいではなく、あの施設に行くのは楽しいがあるべき姿ではないでしょうか。
あくまで理論の1つです。
参考になれば幸いです。
以上です。
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