ごいりょく
最近、語彙力って大切だなって思う。
まず語彙力があれば、人に自分の意見や感情を上手く表現することができる。
「エモい」という言葉が流行っているが、確かに感情が動いていることは伝わってくる。
だけど、それがどのような感情なのか、何がそうさせているのか、どうも私には伝わってこない。
自分の感情の表現を利き手に任せている感じがする。なんか表現の逃げだと思ってしまう。
私もよく、「すごい」という言葉を使ってしまう。この言葉はとても便利だ。
目の前で予想外のことが起こったり、きれいなもの美しいものを見たりした時に、とりあえず「すごっ」って言っておけば、自分の感情を伝えた気になれる。
周りに人も、「ほんとだよね~」と共感した気になれる。
実際は、何がすごいのかを共有していないのに、共有した気になれる。
語彙力があれば、「何が」「どのように」すごいのか表現でき、本当の意味でお互いの感情を表現でき、会話や体験をより一層面白いものにしてくれるのではないかと思う。
さらに、語彙力があれば、物事をより広く深く考えることができる。
例えば、「いちご」という単語を知らなければ、いちごがどんなものかイメージできないし、その人はいちごを赤くて甘い食べ物ということでしか表現できない。そして、ここでも「赤い」や「甘い」という言葉とその意味を知っていなければならない。
すると、その人はいちごは野菜なのか果物なのかも考えることは難しいし、いちごにはどんな栄養があるのか調べることも難しいだろう。
人は自分のボキャブラリーの中でしか考えることができない。よって、語彙力は私たちをより高度で複雑なことを考えさせることを可能にし、自己の成長に役立つものだと思う。
最近、私は分からない単語に出会ったら、すぐ調べてノートにその単語と意味を書き留めることを始めた。
意味を誤解している言葉も多くあったことに気付いた。
また、小説をよく読むようになった。
小説はその作品の世界観に浸りながら、楽しく、豊かな語彙に触れることができる。
シンプルに、文字だけで、その場の雰囲気や風景、登場人物の感情を読み手に伝え、イメージさせる小説家の語彙力ってすごい。
辞書と小説で語彙力を高めるぞっ!
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