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ドラマからの小説

先日、池井戸潤さんの「銀翼のイカロス」を読んだ。

大ヒットドラマ「半沢直樹」のもととなった小説だ。

僕は世間の大半の人と同じく半沢直樹のドラマが大ファンで、ドラマを観たことが小説を読むきっかけとなった。

そして、半沢直樹シリーズの小説を読み進めると不思議なことが起こった。


目に映る文字とともにドラマの映像が頭の中に浮かんでくる!


半沢の言葉が堺雅人さんが言っているように頭の中で再生される。

ドラマと小説で多少のストーリーや登場人物違いはあるものの、その場面が鮮明に思い出されるページも多くあった。

小説は自分の頭の中で登頂人物の人物像や場面をイメージしながら読むのが普通だと思っていたが、頭の中に残っているドラマの映像を文字で掘り起こすということも面白いのかもしれない。

この体験ができるのは僕の想像力や記憶力がすごいのではなく、ずいぶん前に見たドラマの映像を連想させてしまう小説家の表現力や語彙力がすごいのは言うまでもない。


今後お気に入りのドラマや映画が見つかったら、その小説を買って、文字で振り返ってみようかな。




結局重要なのは自分が楽しむということなのかもしれない。

ドラマ化される前に、その小説を知っている人が偉いという風潮に影響されていた自分は何だったのか。

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