見出し画像

inquireで編集ライティングにまつわる自由研究はっじめるよー

これは何についての記事?

タイトルの通り「編集ライティングに関する自由研究をはじめるぞい!」という宣言です。公言して後に引けなくする類のまさにそれです。

周りの編集ライティング関係者の人たちとも一緒にワイワイ叡智を結集したり、これに触発されて「自分も何か研究してみよ」ってなったら素敵やなあと思っているので、「研究」という響きに食指が動いた方は、ぜひ最後までお付き合いください。

きみは何者?

ぼくはいま、inquireというイケてる編集デザインファームで「みんなで楽しくラーニングしてハイパーつよつよな組織になるぜ係」(勝手に命名)を担当しています。

真面目にざっくり言うと、「組織内で自走するような学習サイクルを生み出していこう」という趣旨のもと、昨年の12月くらいから愉快な仲間たちと一緒にいろいろと画策してきました。とりわけ、ぼくが担っているのは編集ライティング周りのスキルアップです。

その第一弾として実施してきたのが、こちらの「YMO会」。

簡単に説明すると、「K・P・T」ではなく「Y(佳き)・M(モヤっと)・O(推して参る)」のフレームで行なう、原稿相互フィードバック会です。

インクワのコアメンバーだけでなく、関わりのあるライターさんたちとも一緒に、約3か月間、毎週このフィードバック会を行なってきました。

「長い目で見たライティングスキルのボトムアップ、モチベーションアップになれば」という気持ちで実験的に始めたこの活動、1か月ほどで想像以上に盛り上がりを見せ、3か月経った今では「楽しく学び合う場」として組織に定着した感があります。

そして、当初の目的以上の効果も目に見えてきており「ああ、立ち上げてよかったなあ」と胸を撫でおろしているところです(YMO会の効果まとめについては、また別のnoteで報告する予定です)。

なんで「研究」なん?

YMO会がほぼ自走する活動になったので、次なるラーニング施策に取りかかろうと考えた学び係(雑略)。

そこで最近気になっていたのが、「当事者研究」という概念です。

「当事者研究」とは2001年にべてるの家から始まった、統合失調症の症状でもある幻覚や幻聴、妄想などの自身の症状について研究し、周囲と語り合い、対処法を探していくという手法のこと。(上記noteより)

実は先日、この当事者研究の第一人者である向谷地さんに取材させてもらえる機会があり、ざっくりと以下のような話を聞いたのです。

・当事者研究とまではいかなくとも、日常に「研究」を取り入れていく素敵だぞ。
・なんでかって、日頃か変えている問題を“課題解決”と捉えるとちょっと重たくなるけど、「研究」と捉えたら少し楽しげになるし、みんなで協力してワイワイできる感じになるから。
・起こることをすべて「研究対象」として見たら、失敗だって宝物だよ。
・あんまり難しく考えないで、まずは身近な興味や疑問から問いを見つけ、皆でシェアし合って、「研究的な活動」を始めてみたらよいのさ。
・「研究思考」をインストールして、日々をワクワク生きようぜ。
(※ふんだんに意訳しています)

「えっ、研究、めっちゃアツくない?」

こうして単純で影響されやすい学び係は「いそのー研究やろうぜー」くらいのテンションで、まずはやってみようと企画書をつくりました。

画像1

(なんか予告編っぽいと言われた)

だだーっと書き上げ、インクワイアのボスであるジュンヤさんに「どうすかね?」と相談すると、すぐにオッケーが出ました。中島弘(註:磯野の親友)氏もビックリの懐の深さです。

(ジュンヤさんから薦められたこの本、めっちゃ参考になった)

どんな研究するん?

4月に入ってすぐに「研究会やってみよー!」とインクワメンバーに呼びかけた拙係。一回ラフに晩ごはんをもぐもぐしながら、「最近ライティングや編集まわりでどんなこと気になってる?」「乗り越えたい壁とかある?」「どんなこと研究できたらワクワクしそう?」と雑談をしてみました。そこで出てきたのは以下のようなトピックです。

・取材前に用意する質問項目をもっと上手につくれるようになりたい!
・構成の時点で「面白そう!」って思えるような、ストーリーの組み立て方が知りたい。
・インタビュー原稿を書くときに、話し手の発言が自慢げにならないように気を付けたい…。
・たまに「何か言っているようで何も言ってないタイトル」をつけてしまう怖さよ\(^o^)/
・対談っぽい原稿を書くときの「効果的な合いの手の入れ方」が知りたい。
・うまく文脈をつくらないと、「ただ聞いた話を並べただけの原稿」になってしまう。それはわかるが……“文脈”とは何者???
・もっと想定読者と仲良くなりたいいいいいいいい
・論理破綻、したくない。
・取材の準備、延々とできちゃうけど、どうやって見切りつける?
・一緒に空を見て、同じ星座を描きたい、君と。(意訳:ライターさんに修正意図がうまく伝わらないこと、たまにあるよね。もっと上手に思ってること伝えたられたらいいな)

上記に挙げたのは一部ですが、みんなで「だよねー!」「それなー!」などとワイワイしつつ、それぞれのリアルな興味や課題感から、面白そうな研究テーマの芽が出てきました。

とはいえ、これはまだ芽の段階。問いを見つめる角度をいろいろ変えて眺めつつ(当事者研究で用いられる「主観・反転・非常識」の考え方の助けを借りながら)、よりワクワクできる研究になるよう、ここから具体的にテーマの検討をしていきます。

たとえば上記だと、「話し手の発言が自慢げにならないように気を付ける」というのを反転させて、「どうしたら自慢げな文体になるのか」と考え、「ナルシスト文体の書き方」について研究をしてみる、とか。真っ向から真面目に立ち向かうより、ちょっとそそられる感じになりますよね。そういう工夫をできたらいいなと思っています。

(これ読んで当事者研究の生まれたプロセスからも学ぶ)

どんな感じで進めるん?

4月はお試し期間として、1か月で「テーマ決め→仮説立て→仮説検証→成果発表」までをミニマムに回していく予定です。研究を進めながら、「研究思考」自体のインプットも同時に進めていきます。とりあえず、4月は下記のスケジュール感でやっていく予定。

第1週:研究グループ立ち上げ、テーマ策定
第2週:仮説立て、研究方法について考える
第3週:研究する
第4週:成果(経過)発表、プロセスの振り返り

「研究」というフレームが素敵なのは、最終的に「ほかの人の役にも立ちそうな形でのアウトプットを目指す」という点。自分にとっての「お役立ち情報」を、誰かと共有できるように変換していく。そうやって個人が獲得していった知識の体系が、共有可能な形で組織に積み重なっていけば、それはきっと組織全体の学習に繋がっていくのでは……などとも想像しています。

(これも少しずつ読んでいきたい、分厚い)

学術畑の方々が積み重ねてきた方法論は尊敬し取り入れつつも、「研究のプロじゃない素人目線から始める」という当事者性を大事にして、気張らず楽しく、もりもりレベルアップしていけるような研究活動にしていきたい所存。していくぞい!((⊂(`ω´∩) シュッ

画像2

(勝手につけた「ヘラ研(仮)」)

みんなで研究したみ

こちらの研究企画、最初はinquireの内部で温めていきますが、徐々にオープンにしていろんな人の知見や視点も取り入れていけたらいいなあ、と夢想しています。そしてもちろん、研究によってわかった発見などは、どんどんシェアしていきます。

最初からスマートに賢くできるとは自分でも、自分たちでも思っていません。ただ、YMO会もゼロから試行錯誤しつつ、常にそのプロセスも楽しんでいく姿勢があったからこそ、いい雰囲気が育っていったのだと感じています。失敗しながら、それも失敗という言葉で片付けずしっかりと研究材料にして、ワイワイ研究を推して参りたいと思います!

夏休みの自由研究的なアレ、大人になった今やると思うと、ちょっとワクワクしません? 皆さんも一緒に、身近な何か、研究してみませんか?^^ 「見てたら私もやりたくなってきちゃったなー!」と言ってもらえるような、楽しげな活動にしていきたいであります。

研究活動のプロセスは順次、noteなどで発信していく予定です。よかったら楽しみにしててくださいね (・ω・)ノシ

最後にちょっと推しらせ

これから始めるヘラ研(仮)はまだクローズドな感じですが、inquireが運営している“書くひとたち”向けのコミュニティ「sentence」でも、参加者同士で研究会をしたり、編集ライティングにまつわるお役立ちイベントを開催したりしています。

「書く同志というか、横のゆるやかなつながりがほしいなあ」などと最近感じてたりする方、ぜひチェックしてみてください。

楽しく研究するぞー\(^o^)/


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

より佳く生きていこうと思います(・ω・)

(((o(*゚▽゚*)o)))
33
story/writer。恩は掛け捨て倍返し
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。