見出し画像

起業願望ゼロの自分が経営者になった道を振り返る〜その③〜

みなさん、こんにちは!

諏訪剛史です。

今回も、自分の道のりを振り返るというテーマで、前回に引き続き自分の若手社員時代を乗り越えて得た学びをお伝えしていきます。

前回、経験を通じた学びとして、以下を整理しました。

①実践を伴わないインプットには意味がないこと
②スピードを意識してサイクルを回し続けることが量・質を最大化するコツであること
③優秀・凄いと思える人に対しても、自分が勝負できる強みや分野は必ずあること
④気づけば誰かが魔法のやってくれる仕事というのは存在しないこと

①②については前述しましたので、今回は③について深堀りしていきます。

自分が勝負できる強みや分野は必ずあること

非常に優秀な上司や先輩の元で仕事をしていたため、同じものを見たときの自分の思慮の浅さや出来上がる成果物のクオリティの差にいつも直面していました。

自分が出せる価値や果たせる役割は果たして何なのだろうか、自問する日々を打開してくれたのは、上司が以前に教えてくれた本とその教えでした。

この本に書かれているのは、「人生は自分の短所を克服するために費やすには短すぎる、長所を徹底的に磨き勝負することが突出した成果につながる」ということでした。

自分も含め、つい人と比べてできていないことや課題に思うことに目を奪われがちで、どうやったら克服できるか、勝てるようになるかを考えてしまいます。

学校教育の是非は本当に様々な観点があるので深入りはしませんが、僕の記憶や周りの人から聞いた話では、基本的にはできた教科よりもできなかった教科をどうやって上げるかに重きが置かれていたように思えます。

評価が低いものをどうやって及第点以上にするか、新しい試みやチャレンジよりはいかに失敗しないようすべきかを叩き込まれていたのではないでしょうか。

それを180度転換してくれる「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」の本は、僕にとって衝撃でした。

自分の強みを磨き、それによって他者と作り上げる成果にいかに貢献できるかにのみ力を注げば良い、という考え方を信じて、自分の強みを見つめてみました。

自分の強みを活かす

僕の強みは、以下が代表的なものでした。

・内省:自分を顧みて分析、改善する力
・協調性:周りとの調和を重んじながら、迎合せずに意見をまとめていく力
・最上志向:下を見て安心するよりも、常に自分よりできる存在、今より成長することに重きを置く特性

特に周りの人より優れていると体感できたのが「協調性」だったため、それを活かして普段からの振る舞い、仕事の仕方、コミュニケーションのとり方を改善することにしました。

一方に議論や方針が偏りすぎないようにしたり、意見を中々出せない人に事前に調整をして上げやすくしたり、あえて自分が反対のポジションを取るようにしたり、関わる人が自分ごとで参加できるように動きを変えると、自分でもどんどん良くなっているのがわかりました。

自分にない強みを持っている人が周りにごろごろいるのであれば、その人達の力を最大限引き出せる自分になればよいのだと、自分の役割にギアを入れる日々を過ごし、充実感や実際の結果も上がるようになってきました。

僕は今、経営者として「誰がやるか、誰とやるか」を最重要にチームビルディングを続けていますが、それを通じて本当に思うのが、皆の強みが活かさせれる時の成果の大きさと得も言われぬ達成感が何ものにも代えがたいということです。

一人ひとりが自立しながらも、お互いの長所を認め、尊重し、一枚岩となって目的に向かう時の大きなシナジー効果を生み出せるよう、自分自身を磨き続けること、人の長所を目を向けて承認できる自分として生きることをひたすら続けていきます。

残りの項目は次回に続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?