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ページの向こう側へ:読書が紡ぐ孤独と繋がりの両面

2人とも創作大賞に「愛」についてのエッセイを投稿して、なんか一山抜けた感じがありますね。交換日記第2章が始まった。そんな雰囲気が感じられます。そして、ふと思ったんですよね。verdeさんも読書家だし、私も本を読む習慣が身についてる。今日は読書について書いてみようかなと思います。

読書は私にとって、知的な冒険と心の糧となる活動です。そして、研究活動の一環でもあります。書物のページをめくるたび、私は新たな世界に足を踏み入れるような感覚を味わい、そして、この魅力的な旅は孤独と繋がりの両面を露わにします。

読書が習慣になったのはいつ頃かなと思い返すと幼少期に、母親に本を声に出して読んでもらったことがきっかけなんだと思います。そこから面白そうなタイトルの本を手に取ることを始めたような気がします。

大学生のときは何の因果かミステリー小説研究会に入部し、さらに本を読むことに熱中していきました。長期間の休みに入ると寝もせずに、1日3冊ほど読む日もありました。

そんな私の読書の時間は、孤独と結びついています。本と一対一の関係を築くとき、私は自身の思考と対話しています。静寂な空間で本を開くことで、内省の時間を過ごし、自分自身と向き合う感覚を持って本と対峙します。本の文字やストーリーに浸りながら、感情とつながりを深め、思考の広がりを体感します。孤独な時間は、私の創造性や自己理解を深めるための貴重なものです。

しかし、読書は同時に繋がりをもたらす力も秘めていると思っています。書物の言葉は、著者の思考と経験が詰まった宝石のような存在。読書を通じて、異なる時代や文化に生きた人々の知恵や洞察に触れることができるのは貴重な体験。これにより、孤独な読書の経験が逆に共感や共有のきっかけとなります。

本の中の登場人物や物語の展開を通じて、他者との共通点や相互の理解を深めることができます。また、読書は同じ本に魅了された人たちとの議論や感想の交換は、独自の繋がりを生み出し、新たな視点を得る機会ともなりえるのが面白いなぁと思っています。

そして、読書は私にとって、孤独と繋がりのバランスを提供してくれるものです。一人で本を読む時間は、自己と向き合い、内面の富を培う場です。しかし、読書がもたらす知識や洞察を他者と共有することで、より豊かな繋がりを築くこともあります。

私の読書習慣は、知的な探求心と人間性の向上にも大いに貢献しています。特に哲学書を読むことで、さまざまな哲学者の思考やアイデアに触れることができます。哲学者たちの洞察や論理的な議論は、私の思考を刺激し、新たな視点を開く助けとなることが沢山あります。

私の読書の中心にあるのは、哲学書。その哲学書は深い思考や批判的思考が要求されるのも事実。しかし、その過程で自身の知識や洞察力を高めることができると考えれば、そのような思考を高める努力をしても自分にプラスになるはずと必死になって哲学書を読んでいます。

さらに、哲学書を通じて歴史的な思想や哲学的な伝統を理解することも重要なポイントかなと思っています。過去の哲学者たちの思考やアイデアは、現代の社会や文化の背景を理解するための貴重な手がかりとなることが多くあります。哲学の歴史的な流れを辿ることで、自身の思考や信念をより広い視野で見つめ直すことができる良いきっかけだと考えています。

読書習慣はまた、表現力や文章力アップにも繋がっていると考えています。実践していくのは大変だけれども、書物の言葉やスタイルを学び取る。そして、自分の表現方法に取り入れることで、文章を通してより深く相手に思いを伝えることができると思っています。このように読書を通じて得られる知識や概念を文章化することは、私のエッセイや論文の質を高めるための重要な要素なのです。

また、読書という習慣は知識の獲得と洞察力の向上だけでなく、情緒的な面でも豊かさをもたらしてくれていると実感しています。本の中の物語や登場人物と共に歩むことで、共感や感情の共有が生まれ、別世界を旅している気分にもさせてくれて、とても楽しい時間でもあります。また、読書は私に安らぎと癒しを与える場でもあるのです。忙しく動いている中で、本とのふれあいは心のリフレッシュやストレスの解消に役立っています。

そして、読書は私にとって、人間の思考と感情を理解するための鏡でもあります。本を通じて、さまざまなキャラクターやストーリーに触れることで、人間の複雑さや喜怒哀楽を垣間見ることができます。喜びや悲しみ、苦悩や希望に共感し、他者の視点を理解することで、自身の思考と感情の幅を広げることができます。

私は読書習慣のメインとして哲学書を中心に据えていますが、それは知識と教養の拡充につながっています。哲学書を通じて、人間の存在や宇宙の謎、道徳や倫理の問いに迫っていく。そして、哲学者たちの思考と論理を追い、彼らの洞察や知恵を吸収することで、自身の世界観や価値観を深めていく。哲学書を読むことで思考力を鍛え、問いを立てる力を培う良い訓練の場となっています。

さらに、読書は創造力を刺激し、想像力を豊かにします。文学作品や詩集からは、言葉の響きや美しさが広がります。それらの作品に触れることで、自身の表現力を高めるだけでなく、新たなアイデアや視点を生み出すインスピレーションを得ることができます。本を通じて、創造の喜びや可能性を探求し、自身の才能や創造力を開花させることができるのです。

哲学書を読むという習慣は、私にとって心の充実と知的成長の源泉です。哲学書は私を他者と繋げる窓となっています。哲学書といっても論理ばかり書いてあるのでなく、時には物語調の哲学書もあります。そのような本を通じて、著者や登場人物との共感や感情の共有が生まれ、物語の中で起きる出来事や登場人物の喜びや苦悩に共鳴し、他者の経験を通じて世界を理解しようと試みる良い経験ができ、新たな知識や視点を得ることができるのが良いなぁと感じています。

読書は、私の心を豊かにし、人間関係や社会への理解を深めるための重要な手段となっています。孤独と繋がりのバランスを大切にしながら、読書の力を通じて知識と感性を培い、より豊かな人間として成長していけると素敵だなぁと思いながら、本の余韻に浸っています。

読書は私にとって、心の冒険の旅です。本を開くと、新たな世界が広がり、物語の中で主人公と共に感情を共有し、困難に立ち向かい、成長していく経験をさせてもらえる良い機会です。一方で、本との一体感の中で私は孤独を感じます。しかし、その孤独は決して孤立ではありません。

本は私と共鳴し、心の中で対話を繰り広げます。孤独な時間は、自己との対話や内省の機会を提供し、深い洞察と自己理解をもたらします。自分で考える勇気、それを与えてくれるのが読書であり、それを習慣にできてラッキーなことこの上ないと考えています。

哲学書を読むこと。それは思考を深めるチャレンジでもあり、自己との対話の時間です。これからもそんな時間を大切にしていければ、もっと人生に深みを出すことができるかな、なんて思っています。まだまだ読めてない本も多いし、知らないこともいっぱいですが、読書という習慣を通じて自分の世界観を広げていこうと思います。

哲学は人間の存在や人生の意味について考える分野です。大変だけれど哲学書を読むことで、自己の存在や人生の意味について深く探求して、自身の独自の答えや視点を形成し、思考の深化を図っていき、もっと面白い文章を書けるようになったり、人生に深みを出していきたいですね。

いやー、読書習慣についていっぱい語ってしまった。語りすぎたかもしれません。それこそ読書の経験を生かして、もっとコンパクトにエッセンスだけを抽出して文章化できれば良かったなぁ。まだまだ未熟者ですね。

今日の日記はこれまで。それでは〜。

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