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自分らしく生きるって?【1日1本エッセイ46本目】

自分らしく生きるという営み。いつからでしょう、自分らしく生きると感じるのは?なにを持って「自分らしく生きる」と言えるのでしょうか?

哲学者たちの言葉からの響きを通じて、我々にとってこの重要な課題について迫ってみようと思います。

ジャン=ポール・サルトルは、「人は自分の選択であり、それによって他者を選ぶ存在である」という言葉を紡ぎました。

この言葉には、真正に生きるために必要な責任の重みが凝縮されています。自己を理解し、自分の道を選び、他人の期待や社会的な枠組みにとらわれずに自己の軌跡を刻む覚悟が要求されるのです。

サルトルの言葉は、自己の内なる声に耳を傾けること、他人の視線を超越して自己を肯定することの重要性を教えてくれます。

哲学者ソクラテスの教え、「自己を知ることは、真の知識の出発点である」という言葉もヒントになるでしょう。

この言葉には、自己の深層に潜む複雑な感情、価値観、信念を探求する重要性が込められています。真正に生きるためには、自己を正直に見つめ、内なる声に耳を傾ける勇気が求められます。

自己の内省を通じて、社会的な期待や他人の評価から解放され、真の自己の本質を見出すことができるのです。

そして、アルベルト・カミュの言葉が私たちに新たな視座を提供します。「人生の意味は自己の行動を通じてのみ構築される」という言葉は、行動と人生の意義の関係性を浮き彫りにしています。

真正に生きることは、自己の行動と積極的な関与を通じて、自己の存在価値を創造する営みであります。日々の選択と行動が、自己の独自性を具体化し、人生の物語を編み出していくのです。

これらの哲学者の洞察は、自己の真実を生きる旅路がどれほど深遠であり、価値あるものであるかを示唆しています。自己を知り、自己を選び、自己の行動を通じて意味を創出するという三つの原則が、自己の真実に忠実な生き方の礎となるのです。

とは、言っても私もまだまだこれらの言葉をうまく咀嚼できておらず、「自分らしく生きる」ということが分かっていません。

年齢だけ積み重ねるようで、精神年齢は幼いまま。今後どうやって生きていくか、よくよく考えなければならないなぁと思ってます。生きるって大変だなぁ。

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