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四国の山・川・海 N-VAN車中泊旅 

今回はコロナ禍の谷間の2021年11月25日~29日までの間、四国の山・川・海を巡ってきたので、その様子をお知らせします。


1.何故、四国なのか 

自然が多く残された四国を、四国の屋根と呼ばれる四国カルストから、清流と言われる仁淀川や四万十川、それに海のきれいな柏島など、四国観光としてはちょっとマニアックな場所を巡ることを計画しました。


2.一日目と二日目

オレンジフェリー(一日目)

大阪南港を22:00に出発して、愛媛県東予港に翌朝6:00到着するオレンジフェリーを使用しました。
内海を航行する関係で船は殆ど揺れません。

別子銅山 東平(二日目)

予定通り東予港についた後、東平(とうなる)というかつての別子銅山の本拠地に向かいました。

「道の駅マイントピア別子」から水力発電所を望む

別子銅山は元禄3年(1690年)に銅鉱石が見つかってから昭和48年(1915年)まで200年以上操業されていて、上の写真の道の駅「マイントピア別子」もその施設群が利用されています。

この後に行く「東洋のマチュピチュ」と呼ばれ、山上都市であった「東平(とうなる)」地区は、その最盛期には小学校や娯楽施設もある鉱山町だったそうです。

東平への道から見た元来た県道47号線
東平への道路で一休み
周りは紅葉が残っていました。
東洋のマチュピチュ
東平から新居浜市を望む

現在(2024年1月)では、この東平(とうなる)に上がる道は冬季通行止めになっています。


仁淀川(にこ淵)

この後、寒風山トンネルを抜けて愛媛県から高知県に移動し、仁淀ブルーが見られる「にこ淵」に向かいました。

この時期は淵全体がブルーにならない模様

ここ以外に仁淀ブルーを鑑賞できる場所は何ヶ所かありますが、別の機会に訪れたいと思います。

この仁淀川には多くの沈下橋があって、下はその一つの名越屋(なごや)沈下橋です。

名越屋沈下橋

この橋は途中に避難用ステップがあるのが特徴です。
向かい岸に停まっている黄色の車が自分の車です。

橋から見た川底

川底の苔で川は青く見えませんが、噂に違わず仁淀川の透明度は高いです。

この後、西に向かい、翌日に訪れる予定の「四国カルスト」に近い道の駅「布施ヶ坂」で車中泊しました。


3.三日目

四国カルスト

道の駅「布施ヶ坂」から小一時間で四国カルストの東の入り口になる「星降るビレッジTENGU」に到着します。

ちょうど夜明けとなって、周りには最近降ったと思われる雪の塊りも見えます。

鶴姫平

こうしてみると、四国カルストが四国の屋根と呼ばれる理由がよく分かります。

鶴姫平は四国カルストの西側に当たり、ここから南下して四万十川沿いを太平洋を目指します。


梼原町(維新の門)

国道440号線を進むと、「龍馬脱藩の道」で知られる梼原(ゆすはら)の街があって、「維新の門」の力強い銅像が見られます。

中央が坂本龍馬


四万十川の沈下橋

更に国道441号線沿いを進むと、四万十川の沈下橋がいくつもあります。

岩間沈下橋
岩間沈下橋を渡る親子
勝間沈下橋
勝間沈下橋

他もそうだと思いますが、この勝間沈下橋は大事な生活道路のようです。

この高さの橋が大雨のときに水面下に沈むのかと思うと、四万十川の水量が半端ないことが分かります。


浮津海水浴場

四万十川を下って行くと、太平洋に到達します。
今日一日で四国の屋根から川、海とやってきました。

下は、道の駅 ビオスおおがたから見た入野海岸(太平洋)です。

入野海岸
太平洋を眺めるためのベンチ

この近くの「浮津海水浴場」で車中泊することにしました。

海水浴場砂浜の風紋
駐車場の夕景

ヤシの木があるだけで南国という感じです。


4.四日目

四万十川河口、足摺岬

海水浴場を夜明け前に出発して四万十川河口を目指します。

四万十川西岸からの眺め
四万十川東岸からの眺め

ちょうど夜明けのタイミングで河口付近に到着し、その後は海岸線に沿って足摺岬を目指します。

足摺岬灯台


柏島

この後も、海岸線に沿って柏島を目指します。
国道321号線を大月町で左折し、県道43号線から見えた柏島はとても明るいイメージです。

高台から見た柏島

柏島の入り口の船溜まりには、まるで船が宙に浮いているような光景が広がっていました。

このように船が宙に浮いて見えるのは、海の水がきれいな上に、海底の砂が白いためと思われますが、ちょっと日本離れしています。


道の駅「大山」

ここまでで、四国の山、川、海を堪能できたので、このあとは四国のもう一つの有名な岬、室戸岬を目指します。

途中で車中泊する場所として高知市の更に東にある道の駅「大山」まで移動しました。

道の駅の完成後に裏手の山のトンネルに国道が移ったようで、夜は車の音もなく、眼前には太平洋のオーシャンビューが広がるという車中泊にはうってつけの道の駅でした。


5.五日目

室戸岬

この室戸岬には弘法大師・空海が悟りを開いた場所とされている「御厨人窟(みくろど)」が残されています。

みくろど

空海が悟りを開いた瞬間、光り輝く明星が本人の口から体内に飛び込んだとされていて、上の写真は太陽が射した瞬間ですが、情景的にはこんな感じだったのでしょうか。

室戸岬灯台

室戸岬灯台は海岸よりかなり高いところにあって、室戸岬の海岸からはこの灯台は見えません。

このあと、海岸線に沿って南海フェリーが出港する徳島港をめざしました。


徳島港フェリー乗り場

車に乗ったまま係のいる人の建物の前まで行くと、車種と人数を視認(車検証の呈示不要)され、料金が示されるドライブスルー方式という変わった方法が採用されていました。

乗船した「あい」
紀伊水道で交差した「かつらぎ」

ここのフェリーは徳島港と和歌山港を二隻(「あい」と「かつらぎ」)で相互に運行されています。

「かつらぎ」に後ろに見えるのが淡路島です。
和歌山港に入港したあとは、阪和自動車道を使って帰宅しました。


ここまで読んで頂き有難うございました。



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