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ADHDのあなたは結婚に向かないのか?

自己紹介

エンちゃんです。
よろしくお願いいたします。
大人になってADHDと診断され今は自分と向き合いながら生活しています。

しかし、意外とショックでもなくしっくりきました。
今まで、わからなかった自分のことが理解できてだからあの時こうだったのかとか、あの時こうするべきだったんだと思えるようになりました。

副業の発信や本・漫画の紹介。そして、子育てやADHDを紹介しています。最近は投資を始めて暗号資産や株式投資不動産投資などのいろんなことに挑戦しています。

ADHDは学生のころから気になっていましたが最近になあって検査を受けました。やっぱり知るのが怖かったんだと思います。

息子もADHDなので自分の経験があなたの子育ての参考になればいいと思ってこの記事を書いています。ADHDと誤解されやすいこと

結婚生活における課題と向き合い方

ADHD(注意欠陥・多動性障害)を持つ人が結婚を考えるとき、「ADHDは結婚に向かないのでは?」と感じることがあります。

衝動性、注意力の散漫さ、計画性の欠如など、ADHD特有の特徴が日常生活やパートナーとの関係に影響を及ぼすため、結婚生活に困難を感じる人も少なくありません。

しかし、ADHDがあるからといって結婚生活が必ずうまくいかないわけではありません。この記事では、ADHDが結婚にどう影響を与えるか、また、ADHDを持つ人が結婚生活を成功させるための具体的な方法について詳しく説明します。

私は、結婚して10数年たちました。子供は長男と長女の2人います。夫婦喧嘩をして離婚しそうになったこともありました。しかし、今は夫婦で協力して頑張っています。

1. ADHDの特性と結婚生活への影響

ADHDを持つ人は、日常生活でいくつかの困難を経験することが多いです。これらの特性は、個人の生活だけでなく、結婚生活においてもパートナーシップに影響を与えることがあります。

1.1 注意力の散漫さ

ADHDを持つ人は、1つのことに集中し続けることが難しく、家事や家庭内の計画をこなすのが大変なことがあります。パートナーが「何度言っても忘れてしまう」「頼んだことが途中で止まっている」と感じることが多く、これが誤解や不満の原因になります。

例えば、次のような状況が発生します。

  • 家事を頼まれたが途中で別のことに気を取られてしまう。

  • パートナーとの約束を忘れてしまい、無意識に破ることがある。

  • 会話中に気が散り、相手の話をしっかりと聞けない。

これらは、パートナーにとっては「無関心」や「努力不足」と受け取られやすいのですが、実際はADHDの特性が原因であることが多いです。

私も妻によく「私に関心ないんでしょ」と言われたことがあります。髪を切っても気づかなかったり化粧が変わってもわからないことがよくあります。
話聞かなさすぎて家出されて離婚されそうになったことがあります。

1.2 衝動性と感情の波

ADHDのもう一つの特徴である衝動性は、計画や先を見越した行動をすることが難しいということです。例えば、衝動的にお金を使ってしまったり、冷静な判断が必要な場面でも感情的に反応してしまったりします。

結婚生活では、お金の使い方や家庭の将来を見据えた計画が必要です。しかし、ADHDの人は以下のような状況でトラブルを招きやすくなります。

  • 衝動買いをしてしまい、家計に影響が出る。

  • 感情的になりやすく、パートナーとの喧嘩がエスカレートしやすい。

  • 問題を長期的に見て解決することが苦手で、すぐに結果を求めてしまう。

これにより、パートナーが「信用できない」と感じたり、関係が不安定になったりすることがあります。

1.3 多動性とじっとしていられない特性

多動性の特性は、じっとしているのが苦手で、常に動き続けたり、何かをしていないと落ち着かないという形で現れます。家でリラックスしたい時や、長時間の会話が必要な場面でこの特性が問題になることがあります。

  • 家でゆっくり過ごそうとしても、落ち着かずに何かに手を出してしまう。

  • 家族のイベントや集まりで集中力を欠き、結果的に周囲との交流が希薄になる。

これにより、パートナーが「一緒に時間を過ごしてくれない」と感じることがあります。私の場合は買い物も私と「行くとつまらない」と怒られたことは何回もあります。

興味ないわけではないのに行動がそう思わせてしまうことがよく発生します

2. ADHDを持つ人が結婚生活を送るための工夫

ADHDがあることで結婚生活に課題が生じることは確かですが、適切な対応策を講じることで、結婚生活を成功させることは十分可能です。以下に、ADHDを持つ人が結婚生活を豊かにするための具体的な工夫を紹介します。

2.1 コミュニケーションの強化

ADHDを持つ人にとって、特に重要なのはオープンなコミュニケーションです。パートナーに自分の特性を理解してもらうことが、誤解や不満を減らすための第一歩です。

  • ADHDについて話す:ADHDの特徴をパートナーに説明し、自分がどのように困難を感じているかを正直に話すことが大切です。相手が理解することで、パートナーシップの中でサポートし合うことができるようになります。

  • 定期的な話し合い:問題が発生したときに感情的になるのではなく、冷静なタイミングで定期的に話し合いの時間を設け、互いの気持ちを共有する習慣を持つと良いでしょう。

  • リマインダーやメモを活用する:ADHDの人は忘れっぽさを改善するために、パートナーとの約束や重要なタスクをスマホのリマインダーや手帳にメモしておくことが効果的です。

2.2 家事やタスクの分担方法を工夫する

家庭のタスクを効率よくこなすために、家事やタスクの分担を明確にすることが、パートナーとの摩擦を減らすポイントです。ADHDの人は、一度に複数のことをこなすのが難しいため、以下の方法を試してみましょう。

  • タスクを小さく分ける:大きなタスクを小さなステップに分け、一つずつ取り組むようにします。例えば、「掃除」といった大きなタスクではなく、「リビングのテーブルを片付ける」「掃除機をかける」など、具体的で取り組みやすいステップに分解すると、混乱しにくくなります。

  • スケジュールを共有する:お互いの予定やタスクをカレンダーやアプリで共有し、忘れないようにすることで、家事の分担や約束を守りやすくなります。

  • パートナーのサポートを求める:パートナーに「このタスクが苦手だから、サポートしてほしい」と伝えることで、お互いの得意なことに応じて分担しやすくなります。

2.3 衝動性のコントロール方法

衝動性が強いADHDの人は、感情や行動を制御するのが難しいことがあります。しかし、いくつかのテクニックを使って、これをコントロールすることができます。

  • 一度立ち止まる習慣をつける:衝動的に発言や行動をしてしまう前に、5秒でも立ち止まって深呼吸をする習慣をつけることで、冷静な判断ができるようになります。

  • 感情のコントロールに役立つテクニック:認知行動療法(CBT)は、衝動的な行動やネガティブな感情をコントロールするのに効果的です。感情が高ぶったときに、自分の思考パターンを振り返る訓練を積むことで、感情的な爆発を防ぐことができます。

  • 予算を決めて管理する:お金の使いすぎを防ぐために、毎月の予算を決め、その枠内で使う習慣を身につけましょう。また、衝動買いを避けるために、「24時間ルール」を導入し、一度買いたいものを冷静に考え直す時間を設けると良いです。

2.4 自己ケアと支援を求める

ADHDを持つ人が結婚生活でうまくやっていくためには、自己ケアと外部の支援を取り入れることが大切です。適切なケアを受けることで、自分自身

のストレスを軽減し、パートナーとの関係もより良くすることができます。

  • ADHDに特化した治療:医師の診察を受け、必要に応じて薬物療法やカウンセリングを受けることで、症状をコントロールしやすくなります。特に、ストラテラやコンサータといったADHD向けの薬は、集中力や衝動性のコントロールに効果があります。

  • サポートグループの活用:ADHDを持つ人向けのサポートグループに参加することで、同じ悩みを共有する仲間とつながり、対処法を学ぶことができます。また、パートナーと一緒にグループに参加することで、二人の関係をより理解し合うことができるかもしれません。

2.5 パートナーへの感謝と共感

ADHDの特性によって、パートナーが負担を感じることがあるかもしれません。そのため、日頃からパートナーに対する感謝の気持ちを忘れずに伝えることが、信頼関係を築く上で大切です。

  • 感謝を言葉で伝える:パートナーがサポートしてくれたことや、理解してくれたことに対して、定期的に「ありがとう」と感謝を伝えましょう。小さな言葉の積み重ねが、二人の絆を強めます。

  • 共感を示す:自分が困難を感じているように、パートナーも時にはストレスを感じることがあるかもしれません。パートナーの気持ちに共感し、「理解しようと努力する姿勢」を見せることで、お互いの距離が縮まります。

3. ADHDがあっても結婚生活を成功させるための秘訣

ADHDを持つことが結婚生活にとって課題となることは事実ですが、結婚が「向かない」ということでは決してありません。パートナーとの信頼関係を築き、適切な対策を講じることで、ADHDがあっても豊かな結婚生活を送ることが十分可能です。

最も重要なのは、パートナーと協力し合い、互いの強みを活かしながら困難を乗り越える姿勢を持つことです。

結婚生活においては、完璧さを追い求めるのではなく、柔軟で協力的な姿勢を保つことが成功の鍵となります。ADHDがあるからこそ、ユニークな視点や柔軟な思考が、家庭生活にポジティブな影響を与えることもあります。

しっかり自分の症状と向き合いパートナーと話し合いを重ねることでお互いを理解し合い、支え合うことができます。そうすることでADHDを持つ人でも幸せな結婚生活を築くことができるのです。

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