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俺のCD棚 第8回

今回は、MAROON 5 【1.22.03 ACOUSTIC】

MAROON 5は、中学からの友人4人で結成された前身バンドに一人加わって、名前も新たに再出発。ここからじわじわと人気が出て、今やポップソングのチャート常連となったアメリカのロックバンド。このCDは、1stアルバムの頃にニューヨークで行われた、アコースティックライブの模様を録音した、当時は珍しかったライブ盤。

楽曲については、まだレパートリーが少ない時期のものなので7曲入りとなっている(何せアルバム1枚分)が、どれもアルバムの時とは少しアレンジが変えられており、バンドのポテンシャルの高さを感じられて、知ってる曲でも割と新鮮に聴ける。当然ながらアコースティックなので、ロック色は多少抑えられていて、作業用BGMとしても重宝する。

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特に、2曲目「Sunday Morning」がとてもいい。CMでも使われていたので、イントロを聴いただけもすぐわかる程の代表曲だが、オリジナル音源よりメロディーラインが強調されたアレンジと、ライブならではの気持ちのこもったボーカルが相まって、何ならこちらのバージョンの方が好みだったりする。これがきっかけで他のバンドのアコースティックバージョンを聴き漁るようになったので、個人的にも思い入れの強い楽曲。

全体の流れとしては、心地よい6曲が続き、余韻に浸りそうになって最後の曲で驚かされる。なんと、AC/DC 「Highway To Hell」のカヴァーが収録されている(当然、アコースティックではない)。しかも、歌っているのはドラムのライアン!バンドのルーツともかけ離れたセレクトに、思わず笑ってしまう。が、彼のしゃがれたボーカルが妙にはまってて恰好いい。これはこれでアリだなと思いつつ、アンコールに楽しませてもらったお得感が良い。  ※あと、サプライズな演出にもかかわらず、観客の歓声もすごい。

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今ではロックスターの風格も備わり、ベテランと言っても過言ではないキャリアを積んでいるので、この先もうこんなライブはやってくれないだろうから、そういった意味でも貴重。これからも大切に聴こう。

以上、8回目でした。次回は、和製MAROON5とも言われたボーカルJQ率いる、Nulbarichのアルバムを紹介します。それではまた。

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