見出し画像

350万のけじめ

お久しぶりです。みなみです。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。寒くなりましたね。私は去年の冬から旦那さんにこたつをおねだりしていますが、なかなか許しをもらえません。きっと今年も無理でしょう。着る毛布ともこもこ靴下は買ってもらおうと思います。

さて、結婚式から約3週間が経ちました。おかげさまで無事に楽しい時間を過ごすことができました。胃痛も蕁麻疹もすっかりなくなり、こころ穏やかに日常に戻っております。

結婚式レポをしたいと思いつつ、何から書けばいいのかわからなくて、どこまで書いていいのかもわからなくて。

私のドレスや会場装飾なんか正直どうでもいいでしょ?(プレ花嫁さまたちの参考になったらそれはそれで嬉しい)

需要はないかもしれないけれど、当日の写真データが届いて結婚式の余韻に浸って、あぁいい日だったなぁと改めて思えたので少しずつ書いていきます。新たにマガジンも制作して書き溜めていくね。


順番どうするかとか、本当に書くかは置いといて、こんなこと書いていけたらいいな。もしリクエストがあればTwitterでDM送ってね。

目次

ちなみにこのリングピローは、ままの手作り。世界にひとつだけ。ふたりとも指輪のサイズはほぼ同じ。私は5.5号で、旦那さんは5号。男性の標準わからないけど、これ絶対細いよね?それとも私が太いの?小さい頃から左手の薬指だけはポキポキ鳴らさないように気を付けて守ってきたのになぁ。

指輪は入籍前に銀座のTiffany本店で注文して、入籍日からつけています。だから結婚式で改めて指輪の交換をするとき、ちょっと照れた。



それでは〜〜 結婚式レポ、すたーてぃん♩



まずはじめに

結婚式、本当に挙げてよかったです。それをたっぷり伝えたい。


最近は結婚式を挙げずにウェディングフォトだけで済ますひとも多いし、私もそれでいいと思っていました。1日、もっと言えば1日のなかのたった数時間のために数百万も払うなんてありえないと。だって私無職無収入だし。貯金使ってそんな大金払うより、ちょっとリッチな旅行したいなぁ、なんて。星野リゾートとかさ。

スマホの待ち受けに設定するほど憧れていた式場はあったし、一生に一度はドレスだって着てみたい。手帳の最初のページに書かれた今年叶えたい夢一覧には「結婚式を挙げる!」の一文も混ざっていた。

けど。みんなの前で誓いのキスとかしたり、わいわいお酒飲んだり、注目浴びて手紙読んだり、そういうのいらないって思っていた。自分たちが主役!みたいな時間にみんなを付き合わせるのが恥ずかしいとまで思っていた。結婚式というイベントは、どうも私には眩しすぎて。単なる「夢」だった。

そんな私がなぜ結婚式を挙げたか。


母や祖母に「けじめとして結婚式は挙げなさい」と言われたからだ。

は?けじめ?いや言ってることもわかるけれど。けじめにしてはお金がかかりすぎるではないか。私が無職無収入の病気持ちなことは誰よりわかっているだろうに。

事前に両家顔合わせやら引越しのスケジュールは伝えていたけれど、「結婚します!ってことで浜松引っ越します!まぁたまには帰るよ!」という私のマイペースな行いがどうも納得いかなかったらしい。

「このまま浜松に行ったらお互いの家族が親戚になった実感も一切ないから、両親だけでなく他の親戚全員ともしっかり顔を合わせたい。とにかく結婚式は挙げた方がいい。」とのことだった。

それならば。親族のみで小さな式を挙げよう。余興とか演出はいらない。「私たち夫婦になりました。これからふたりで頑張っていきます。どうぞよろしく。」と表明ができればいいだろう。お花とかお料理も別にいいものじゃなくていい。最小限のコストで結婚式を、と思っていた。

しかしどうせ挙げるのならば。憧れのあの式場がいい。


5月末にブライダルフェアの予約を2件した。当時の私たちはまだ遠距離恋愛中だったから二人で一緒に過ごせる時間も少なく、土曜日の午前中1件、夕方からもう1件というスケジュール。

おいしいご飯食べられるらしいよ〜なんて気軽な気持ちで。

1件目は私の憧れていた式場。待ち受けにしていたあのチャペル。そのチャペルのなかまで入ったのはこの日が初めてだったから、そのときの感動といったら。

外観だけでなく、チャペルのなかも披露宴会場もロビーもガーデンも何から何まで全部素敵だった。何より、一軒家貸切スタイルの式場だから、いろいろこだわって自分たちらしさを創り上げることができるのも魅力だった。

やっぱりいいなぁここ。夢にまでみた式場は予想以上に素敵な場所だった。でも今回はとりあえず見にきただけ、だし。このあと2件目もあるし、式場ってどこも素敵なところだろうから他も見てみないと。何件か見て決めたってゼクシィの花嫁レポにも書いてあったし。


と、頭ではわかっていたものの契約した。成約金10万円を支払った。もう後には戻れない。あぁ親になんて言おう。

でも私たちは後悔してないし、ここを選んで本当に正解だった。

(ちなみに即決した理由は憧れの式場だということもあるけれど、決めてはプランナーさんの人柄だった)


年内唯一あいていた10月6日、仏滅。日曜日の午後。

幸いなことに(?)、私の家族も彼の家族もあまり細かいことは気にしないので、日取りにこだわることはなかった。よかった。

奇跡的に私のままの誕生日。仏滅だろうとなんだろうと、Wでおめでたくて最高じゃないか、最高の親孝行だ!とも思えた。


そこからは一気にバタバタ。まず勝手な行動を家族にたくさん怒られて衝突の日々。けじめつけろって言ったのは家族なのに、いざ結婚式が決まると結婚式なんて挙げるほど余裕あるのかと問い詰められる。いや、ないって言ったじゃん。私無職無収入だってば。でもわかる、言いたいことはわかる。余裕ないなりにけじめをつけるならば、もっと小さくて安い式場を選べってことよね、わかるわかる。

でも一生に一度だしぃ。どうせやるなら憧れの式場がいいしぃ。

都合よく発動する私のこだわりと頑固な性格。いまさら遅いよ、もう10万円支払っちゃったしぃ。ブライダル保険も入ったしぃ。

なんやかんやで家族を丸め込み、ドレス選びや打ち合わせなど準備が始まると今度は家族から「ねぇやっぱりお友達呼んだら?」と言われ、私また爆発。

たしかに式場は奮発してしまったけれどプランは最低ランクで少人数の家族挙式。ゲスト20人程度。見積では200万円いかないくらい。ここで友達を呼べば呼ぶほどお金は跳ね上がる。それにお友達を呼ぶならお料理やドリンクも最低ランクじゃ嫌だ。お花の装飾も何もなくてブーケがないのも嫌だ。カラードレスも着たい。


結局ゲストは62名。350万円。

けじめをつけるってこんなに高いんだね。私そんなこと知らなかった。ねぇどこで習うの?

でも、結婚式ってこんなに幸せなんだね。それも知らなかった。まさにプライスレス。支払った額以上の価値はあった。

妥協できなくなってオプションにオプションを重ねていき、見積に震えながら過ごした日々は数え切れないけれど、それでも少しでも節約できるようにひたすらDIYをしながら胃痛に苦しんだ夜もそれはそれは数え切れないけれど、終わったら終わったでなんとかなった。挙げてよかった。頑張ってよかった。最高のけじめになった。

大好きで大切なひとしかいない空間。それもみんな私たちふたりのために集まってくれて。家族も友人もみんなみんな笑顔で楽しそうで、コミュニティの違う友人同士も意気投合して盛り上がってたり。

時には涙を流しながら笑うみんなが本当に愛おしかった。本当に、最高の時間。ちなみに1番泣いていたのは私の弟である。大好きだぜマイブラザー。


ありきたりな言葉だけれど、私たちふたりは産まれてからこの日を迎えるまでに、たくさんのひとに愛されて支えられて育ったんだなぁと実感した。

そしてここにいるみんなも、全員が私たちだけじゃなくもっともっと多くの誰かにとっての大切なひとでもあって。それぞれ自分のストーリーがあって。いろんな偶然が繋がって今日を迎えることができて。なんかもう偉大なる神よありがとうっていうか(急にひどい語彙力)


ありがとう、ってこの日何度言っただろう。いや何度言ったって足りないくらいだ。これからもずっとずっと、伝えていくよ。言葉でも行動でも。

感謝を、愛を、たくさんたくさん伝えていきたい。笑顔と幸せの循環をしていきたい。その輪がどんどん大きくなっていきますように。私の周りの大好きなひとが、その先のみんなの大切なひとが、幸せな日々を過ごせますように。

これを読んでくれたあなたも、笑顔で明日を迎えることができますように。


こんなにnote書いたの初めてじゃない?大学生の頃のレポート並みにキーボードを打ち続けたよ。でもまだまだ書き足りないくらい。それくらいいろんなことがあった4ヶ月間だったなぁ。

いつ訪れるかわからない、稀に高くモチベーションを保てる日にまた書くね。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?