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【映画記録】2024/5 鑑賞映画報告

 五月が終わってしまいましたが、高倉の五月病は終わる兆しがありません。仕事なんか行かずに、ずっと映画を観ていたいですね。

 さて、五月に観た映画の記録です。


シン・ゴジラ:オルソ

 名作映画、シン・ゴジラのモノクロ版。通常版よりずっと恐ろしく、現実味のある映像でした。白黒の世界の方が真実なのだといった話をnoteにしました。

ゴジラ -1.0

 シン・ゴジラがお仕事映画だとしたら、ゴジラ-1.0 はヒューマンドラマです。戦争は終わったのに、自分たちの中の戦争が全然終わらない元日本兵が、戦後を獲得する為に戦う話。命が紙切れよりも軽かった時代が終わり、やっとパラシュートが開く。

コカイン・ベア

 コカインでラリった熊が次々と人間を襲う!正直、タイトルだけを見てB級映画だと決めつけ、ゴアだけを追い求めた低予算映像を期待していたのですが、蓋を開けると、実際に起きた事件に基づいて構成された正統派映画でした。熊もちゃんと(急にぬいぐるみになったり、着ぐるみになったり、竜巻に乗って空を飛んだりしない)熊でした。クソ映画を期待していた高倉としては期待外れと言わざるを得ないのですが、おくちを真っ白にしながらコカインにがっつく熊さんが大変かわいかったのでオールオッケーです。

天気の子

 好きな人を諦めない話。高倉はもう穂高になれないな、と、指輪を弄りながら思います。
 穂高と陽菜が羨ましいというnoteを書きました。

劇場版のだめカンタービレ 最終楽章 前編 / 後編

 大人気漫画「のだめカンタービレ」の実写映画。学生時代にドラマは観たのですが、映画はなんだかんだと見逃してしまっていました。上質なオーケストラの演奏と、漫画そのままのコミカルな演出。のだめちゃんを乱暴に放り投げる千秋先輩が本当に大好き。
 高倉はのだめちゃんのピアノが本当に本当に大好きで、特にラヴェルのピアノ協奏曲ト長調をのだめちゃんがピアノだけで演奏したあの、あの演奏がずっと忘れられません。今からでもいいからサントラに収録してほしい。

ソイレントグリーン

 2022 年のニューヨークには足の踏み場もないくらい人が溢れ、暴動を起こす人間はショベルカーで排除される有様。まあそういうことなら、ソイレントグリーンを作るという帰結になるのも仕方ないかなと、高倉はソーンほど衝撃を受けなかったです。数が多いものから消費されるのが世の常です。

シャイロックの子供たち

 金は!!返せばいいってもんじゃない!!ぞ!!!!

関心領域

 これは映画館で観てよかった、と、心の底から思います。これは観る映画でなく、聴く映画です。何の変哲もない平穏な日常の背後に、銃声、悲鳴、怒号、断末魔。これらが、映画を観ているうちに段々と気にならなくなっていくのですから恐ろしい。
 そんなことを言われても……、という弱音をnoteに書きました。

ジャッリカットゥ 牛の怒り

 徒歩のマッドマックスと話題だったインド映画。逃げ出した水牛が暴れ牛と化し、牛に村を破壊され尽くした村人たちが狂人の群れと化す。最初は牛を恐れて及び腰だった男衆が、最後には何かに憑りつかれたように牛を追う様は、壮烈とか勇敢とか、そんな一言では片づけられないどろ汚さがあるけれど、宗教画のように美しい。
 リズミカルな編集がめちゃめちゃ好みでした。これは何度でも観れる映画です。

ベニー・ラブズ・ユー

 主人公のことが大好きなぬいぐるみベニーが、主人公と仲良くする奴を全員殺して回るラブリーホラー映画。ベニーの愛が重すぎ可愛いです。
 ベニーの存在があり得ないすぎて全ての殺人が見逃される、という最高完全犯罪映画でした。


 今月はドラマやバラエティ番組も沢山観ちゃったので、映画はそんなに観れなかった気がしていたのですが、整理してみると結構観ていて驚きました。六月もたくさん観れたらいいな。

 5月時点で観た映画、35本。100 本まで残り65 本です。

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