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【3行日記】返せばいいというものではない

 映画「シャイロックの子供たち」を観た。池井戸潤先生十八番の銀行もの、一度悪い金に手を染めた銀行員がドツボへ転がり落ちていく様は、ピタゴラスイッチの玉に似ている。爽快感があるが、一度転がり出せば落ちてゆくしかない、という絶望もまたある。
 やはり金なんて、誰からも、どこからも、借りるものではない。

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