鬼滅の刃で中学英語#1~I amを使った自己紹介~
これから英語を学び始める人、英語を学んでるけど嫌いな人、どんと来い!
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いきなりですが、第1回目は、代表的な表現「私は・・・です」から学びましょう。
まずは「I」から学ぼう
(Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.1)
第3話(第1巻)で、主人公である竈門炭治郎が鬼になった妹の禰豆子(ねずこ)を連れ、鱗滝(うろこだき)の元をたずねる道中で、人喰い鬼に遭遇し、なんとか撃退したあとに、鱗滝から名乗るシーンから。
右のコマの天狗面をした鱗滝左近次の一言目に注目。
(翻訳版は全部大文字ですが、こちらでは通常表記に戻します)
I am Sakonji Urokodaki.
こちらは原作では、
儂(わし)は 鱗滝左近次だ
となっています。
「I(アイと発音)」は自分のことです。
英語では、日本語のように「私は」「俺は」「僕は」「儂は」「自分は」「我は」「我が輩は」「それがしは」「拙者は」といった使い分けは基本なく、すべて「I」で済ませます。
ちなみに、よくマンガなどで「ワシは○○じゃ」という表現がありますが、そのワシの漢字が「儂」です。常用漢字じゃないので学校では習いませんが、簡単な漢字なのでこの機会に覚えましょう。
話を戻しますが、とりあえず英語では、
I=自分のことを表す
ということを覚えておきましょう。
基本的な自己表紹介、I am ...
「I」の後に続くのが「am(アムと発音)」ですね。
I am Sakonji Urokodaki.
「am」は、「be(ビー)動詞」と呼ばれる、英語ならではの動詞の一つで、一般的には「~です」とか「~である」「~だ」という風な訳し方をされますが、具体的に「こう訳せ」というのは決まっていません(この辺はまた説明します)。
この例(原作)では下のようになっています。
I am Sakonji Urokodaki.
(儂は 鱗滝左近次だ)
つまり、
私は〈自分の名前〉です。
というのは、英語では、
I am 〈自分の名前〉.
となるのですね。
この場合、フルネームじゃなくても、名前だけでも苗字だけでも使えますのでご安心下さい(ちなみに電話では別のい。
これは英語の自己紹介の基本表現なので、しっかり覚えましょう。というか学校で嫌ほど覚えさせられます!
なお、これまで「鈴木一朗」という日本語を英語にするとき、「Ichiro Suzuki」に書き換えるのが当たり前とされてきましたが、日本語で使われているように「Suzuki Ichiro」にしていく流れもあり、教科書もそうなっております。
ただここでは、マンガの翻訳版自体が「Tanjiro Kamado」と従来と変わっていないので、それを踏襲します。
「be動詞」は変化する
ちなみに、この「be動詞」ですが、中学英語でつまずく人が多い概念なので、甘く見ないようにしておきましょう。
なお、be動詞は「am」以外に他にも種類があるのですが、「am」は「私は」を指す「I」の時にしか使いません。
しかし、この「am」の形が色々変化することがあります。
とりあえず中学1年生で習う範囲では、「am」を短縮したものです。
実際に、炭治郎のセリフをチェックしてみましょう。
鱗滝さんの名乗りと、鱗滝さんを訪ねろと言った冨岡義勇(とみおかぎゆう)が紹介したのはお前かという確認のあと、戸惑いながら炭治郎が言ったのは、
I'm Tanjiro Kamado.
(竈門炭治郎といいます)
という言い方です。
ここでいきなり登場した「I'm(アイムと発音)」と言う表現。
実は「I'm」は「I am」の短縮形で、「am」の「a」を消して「’(アポストロフィ)」をつけて連結していますが、基本的に「I am」と同じ意味です。「I am〈自分の名前〉」と同じ意味で、amを短縮しているので、
I am Tanjiro Kamado.
(竈門炭治郎といいます)
と書き換えることが可能です。つまり、
I am=I’m
ですね。
実際、中学1年生の1学期では、こういった問題も出る可能性があります。
〈例題〉下記の空欄を埋めよ。
私の名前はテリーです*。
[ ][ ]Terry.
*フルネームじゃなくても大丈夫です
空欄が二文字ぶんなら「I am」、一文字ぶんなら「I’m」にしましょう。
本日のまとめ
・自己紹介は「I am+名前」もしくは「I'm+名前」
なお、鱗滝さんが「儂は鱗滝左近次だ」で、炭治郎は「竈門炭治郎といいます」と、日本語の表現としては全然違うのに、なぜ「I am=I’m」と言えるのか?
と気になる人もいるかもしれません。その辺はまた次回にご紹介します。
➡鬼滅の刃で中学英語#2~「I」が大事な英語~へつづく
〈今回の出典元〉
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