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鬼滅の刃で中学英語#16~日本人でも知ってる「I+動詞+you」
前回、「I+be動詞」ならぬ、「I+一般動詞」を「smell」を使ってご紹介しましたが、では他の一般動詞ならどうなるの?というお話です。
誰でも知っている「I+一般動詞」
英語は日本語と違って、主語の後に動詞が来るので、すごくとっつきにくいな~と思う人も多いかもしれません。
しかし、誰でも絶対に知ってる「I+一般動詞」の英文があるのでご紹介しますね。
出典は『Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba Vol.4』(日本語は『鬼滅の刃』第4巻33話)。
那田蜘蛛山に入り、蜘蛛の鬼と遭遇して木の上に逃げ登った善逸の、回想シーンからです。
善逸が黒髪だった修業時代のお話で、過去にも同じように木の上に逃げ、育手(じいちゃんと呼ぶ)に叫んだことを思い出しているんですね。
Gramps!
(じいちゃん!!)
Call me master!
(師範と呼べ!!)
I love you, gramps!
(俺じいちゃんが好きだよ!!)
※gramps=おじいちゃん(発音)
「アイ・ラブ・ユー」です。
これならみんな知っていますね。
これも、「I+一般動詞(love=愛する)」なのです。
英語の「love」という単語には、動詞として「愛する」という意味と、名詞としての「愛」という意味の二つの使い方がありますが、今回は前者ですね。
なぜなら、「love」まで名詞だと、「I」も「love」も「you」も全部名詞になっちゃいますね。そういう名前ならそれでもいいのですが、今回は自分の、相手を大事に想う気持ちを伝えたいから、それじゃダメです。
だから、「love」はあくまでも「動詞」で、「愛している」「大好き」などの意味合いで考えることで、
I love you, gramps!
(俺じいちゃんが好きだよ!!)
となるわけですね。
ちなみにここでは、
I love you.
のように、後ろに「You(あなた)」がついています。
「love」じゃない表現
前回紹介した一般動詞「smell」を使った例文として、
I smell the thread.(糸の匂いがする)
I smell a cat.(猫の匂いがする)
I smell blood.(血の匂いがする)
という、「you」のない表現を使いましたが、実は、
I smell you.
(君の匂いがする)
というような使い方も可能です。あまり使いませんけど。
ただ、この、「I+動詞+you」を使った表現は、目の前にいる相手に直接向けたメッセージとして、何回も出てきます。
「アイ・ラブ・ユー」に似た表現では、下のような例もありますね。
無限城に招集された下弦の鬼の処刑シーンにて、下弦の壱だけ許されたシーン。(訳は『鬼滅の刃』第6巻)
I like you.
(気に入った)
※like=好き、という意味の動詞
叶恭子さんがコスプレしてインスタで話題になった、美しすぎる女バージョンの無惨様が放った言葉です。
このクオリティは他の人では再現できない・・・
いや、本題。
この「like」と「love」の使い分けですが、同様に「好き」と翻訳することが出来ますが、「love」の方が熱い気持ちが込められているものですが、「like」は上の無惨様のように、気に入っているというレベルの、熱い感情を伴わない「好き」といういい見本ですね。
情けも容赦も、血も涙もない無惨様が「love」なんて言葉を使ってはいけません。
アイラブユーのあとは・・・
こちらも同巻から、「I love you」と続けて使われやすい表現です。
Naho! Kiyo! Sumi!
(なほちゃん きよちゃん すみちゃん)
I want you to help me train!
(俺の修行の手伝いをしてほしい)
※want=ほしい、したいという意味の動詞(発音)
※to help me train=自分の訓練の手伝いをすること
「アイ・ウォン・チュー」です。
「(自分は)あなたがほしい」という意味ですが、この例の場合は後ろに「修行を手伝うこと」という言葉がついているので、それが「ほしい」⇒「してほしい」となっているんですね。
『鬼滅の刃』では恋愛要素がほぼ皆無なので、シンプルに「I want you.」と言っている部分を(少なくとも私は)見いだせなかったのですが、恋愛では使います。
まぁ、中学生には「早い」表現なので、炭治郎のような使い方が正しいのでしょうが・・・。
本日のまとめ
・I love you.=大好き
・I like you.=まぁ好き
・I want you.だけだと18禁。あとに続ければ健全な「ほしい」
・恭子さんはファビュラス
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