地方創生_シェアリングエコノミー_ブロックチェーン__ウェルビーイング_成人発達理論__人間的成長_の関係とは

地方創生・シェアリングエコノミー、ブロックチェーン、ウェルビーイング、成人発達理論(人間的成長)の関係とは

2019年2月14日の僕のFacebookへのメモの投稿を転載します。たしかeumo Academyの説明会のお話からです。グレー背景は今回追記した個人的メモです。

昨日(2019年2月14日)、元・鎌倉投信 新井和宏さん設立のeumoのお話を新井さん、岩波直樹さんから聞くことができました。

地方創生、シェアリングエコノミー、ブロックチェーン、ウェルビーイングと、成人発達理論(人間的成長)の関係がとても良くわかるお話。

テクノロジーを使うには人間の成長が必要

・ブロックチェーンがあっても人の意識の発達が進んでいないと、違う使われ方(お金儲け目的)になる。
・地域通貨もPayPayとの戦いになってしまったりする。
→だから成人発達段階が鍵

幸せを感じる人生をおくりたいですよね。では、何が幸せか?というと、ウェルビーイング、幸福の研究(ポジティブ心理学、幸福学)において、かなり解明されています。
たとえば、慶應義塾大学大学院教授 前野隆司の幸せの4因子。
①『やってみよう!』因子。自己実現と成長の因子。生の意義が明確、自己実現をしている人は幸福度が高い
②「ありがとう!」因子です。他者と積極的に接し、人に感謝し、他人との関係で幸福を得ている人は幸福度が高い。
③「なんとかなる!」因子。楽観的で気持ちの切り替えが早い。こうした人は幸福度が上がる
④「ありのまま!」因子。本来の自分をよくわかっていて自分らしくふるまう。人の目を気にせず、人との比較に陥らず、本来の自分のままに行動できる人は幸福。

地位材、非地位材もわかりやすいですよね。
年収あがる、人から褒められる、ということで、幸福度が本当にあがっているのかというと疑問持ちますよね。それよりもボランティア活動しているときであったり、金銭や称賛と関係ないことで、幸せ感じる瞬間ありますよね。
もっといえば、生きがいを感じる瞬間。身体が熱くなる瞬間。心、身体の芯からあったかさを感じるとき。
シリコンバレーで10年前にはじまったWisdom2.0が50000人を超える人が参加するカンファレンスになったことや、テクノロジーの進化が、人間の成長を支援するものになっているTransTechの登場も、この時代を反映しているなと思います。

地方創生においても人の意識レベルが鍵

・自治体経営はコミュニティ経営。それがわかっていないとウェルビーイングは低下
・自治体首長が財政と言っているのは、本質をわかっていない。財政をよくしても幸せにならない。東京がそう。
結局、財政視点での地域創生は経済成長、資本主義のパラダイム。意識のステージをあげると、コミュニティ運営が鍵だとわかる。首長の仕事はコミュニティ運営。それが幸せを左右する。

人が幸せになるには人間的成長が必要(幸福度と成人発達段階)

・社会のため、人のためにとなっていると幸せの度合いが高い。
・社会のため、人のためにとなっていると幸せの度合いが高い。
→成人発達段階をあげることが幸福につながる。

・なお、発達段階の上のステージを意識することはできない。発達段階をあげることでしか、その世界は認識できない。
下の段階では、無理していいことをしてしまう。発達段階が上がれば無理しなくてやっている。

視点が変わるので適切な説明になるかというと違うかもしれませんが、
要は、自分の今のニーズを満たさずに、聖人君子っぽく振る舞うなんて、あとで、問題が出てきますよ!ということと同じと僕は思います。
衣食住、生命が脅かされている中(本人がそう思っている中)で、社会のため、人のためと言って、身を削ることで、本当に幸せなのか?ってことです。
じゃ、そのためには、もっと金稼げばいいのか、それも違いますよね。
もしかしたら、他の人からみて、衣食住が不十分に見えるかもしれない、でも、その人本人は「これで足りている、満ちている」「感謝の気持ちでいっぱい」と思っているかですよね。そうなれば、社会のため、人のためって思うようになると思います。

奪い合いの文化か?利他の文化か?

・共助がある町はいずれ地価はあがる。コミュニティ力があるかどうか。それはその地域が「奪い合いの文化」なのか、「利他の文化」なのか。
・マンションの棟ごとにウェルビーイングを計測し比較。高いところは挨拶があり、雰囲気がよい、利他。
 今まではそれが測れず目に見えなかったが今は数値化できる。だから地価に反映されることになる。

昨日、島留学で注目の地域魅力化コーディネーターの取釜さんが、教育のおける地域力の大切さをお話しくださり、感銘うけました。
まつりに参加するなど、地域のつながりが重要だと。

どうすればベーシックインカムが機能するか

・ベーシックインカムも成人発達段階が低いと機能しない。働かないだけになる。一方、意識のステージが上がっていると、人のため社会のために働くのが幸せなので悪影響はない。より幸福度が増す。

・経済的に発展すれば解決すると思っている、それが間違い。ずっと解決しない。それ以外もあると認識したら、貧困へのアプローチ策はもっとある。

GRID CINEMAでもたびたび上映している映画「しあわせの経済学」を観て頂ければ、思いっきり伝わってくると思います。
そういう映画作品をNagatachoGRiDではたくさん自主上映でお届けしています。ぜひともご参加ください。直近は2月12日。毎月開催してます。

共感資本社会の実現~社会の変化(SINIC理論)

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画像:OMRON 未来を描く「SINIC理論」
https://www.omron.co.jp/about/corporate/vision/sinic/theory.html

効率、生産性、モノ、集団重視の情報化社会から、心の満足や個人の生き方を重視する自律社会へ(図)。
その変化の狭間で破壊と想像を繰り返すのが今、最適化社会(図)
・今後、自分がありたいと思う生き方を何の束縛も受けずに自らの価値基準でき目、自ら実現させ、生きる歓びを享受できる成熟社会=自律社会(図)

→「組織」のための「個」から、「個」のための「組織」へ
例)シェアリングエコノミー、ブロックチェーン(自立分散システム)、限界消費ゼロ社会

シェアリングエコノミー、働き方改革、副業・パラレルキャリアによって、このムーブメントは加速されています。職場のガイアックスは思いっきりその影響を受けています。

共感資本とは

・共感資本とは、共感という見えない、貨幣換算できない価値を大切に育み、それを基礎(資本)として活動していける社会。
・その実現には、社会関係資本(ソーシャルキャピタル)。人と人とが繋がり、人間としての成長が促されることにより、共感資本社会の実現が可能になっていく。
・個人の自律と共同体感覚
 真我を知らなければ、真の共同体感覚は理解できないし、真の共同体感覚を理解することは真我を知ること。

「真我を知る」これが本当に重要なことだと思います。
勉強でいうと、学校があって、教科書がどんどん進むから勉強する、これ、マジでいやですよね。
すると、すこし生徒のことを考えてくれる先生や親は、「これは将来こう役に立つよ」「こんなことできないと社会で生きていけないよ」「これ勉強してないとダメな大人になるよ」といって、動機付けしてくれますよね。嬉しいのか、悲しいのか。
でも、そうやって勉強していても、なんかイヤになりますよね。
「将来のためだから」「あなたのためだから」と言われても、あなたに私の何がわかるんですか!!って心の底で思ったりしませんか。

だからこう思うんです。自分が何者か、どうなりたいのか、何が好きなのか、何を大切にしていきたいのか、それがわからないのに勉強するなんてありえない。それよりも、今興味あること、好きなこと、いろんな経験を通じて、もっと自分を知っていきたい。それを見守ってほしい。
自分を知れば知るほど、もっと自ら学ぶし、経験を通じて成長していく。
ここに焦点をあてているオルタナティブ教育、またその実践のエピソードは本当に感動的です。人ってこうやって成長していくんだぁってなります。

成長とは~人間の成長は2軸

人間の成長は2軸。
・水平的な成長:能力の成長、知識やスキルの獲得。
例えると、アプリの追加
・垂直的な成長:心の成長、意識の器の拡大、認識の拡大、枠組みの変容 
 例えると、OSアップグレード

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画像:「共感資本社会の実現を⽬指し、動き出したeumoの活動を追う」
https://guruli.net/community/614/

成人発達の仕組み

・組織の枠を超え、個々がプロジェクトに仲間と参画することで、成人発達が最適化レベルで進み、社会の共感資本量が最大化する。
・認識の範囲を拡大(実存世界を全体として認識し、真の因果律を体感する)
・問題解決思考からワクワク実践思考へ
 問題は解決するものではなく、思惟するための具象
・個々が持って生まれた意味(天命)を見出し実践する
・自他同一性を育む
 他者は共同体の仲間であり、新しい家族。皆でシェアし合う。

成人発達段階と社会の進化

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画像:「共感資本社会の実現を⽬指し、動き出したeumoの活動を追う」
https://guruli.net/community/614/

1.資本主義(金銭、権力の外発的動機づけ)
2.評価経済(最適化社会。名声による外発的動機づけ)
3.共感資本社会(自律社会。天命の実践、内発的動機づけ)

2020年2月の追記 要チェックや!

そんなわけで過去のメモをコメントとともに紹介させていただきました。
なぜ、今Noteに転載したかというと、もっと多くの人に知ってもらえたらと思うのと、それを学べる機会を直近NagatachoGRiDに用意してくれてる人たちがいるからです。これは壮大な告知文なのです。
なぜ、そこまでこれを紹介のかって?
2月12日のも、14日のも少人数でお得だからです。特に14日のはかなりレアな機会です。そのレアさが伝わっていないと思われるので告知文を下記に転載します。
12日も14日も難しいという方は、GaiaxCommunity(ニュースレター)にご登録。また、FacebookでNagatachoGRiD、Gaiaxにいいね!してフォローし、さらに、トップに表示する設定にしておくことをおススメします。
https://www.facebook.com/NagatachoGRiD/
https://www.gaiax.co.jp/community/ 

2月12日夜、『ティール組織』解説者、東工大特任准教授の嘉村 賢州さんがお話しくださいます。

そして、2月14日(金)夕方にはなんと無料で、このeumoの方と大企業の方がお話しになる!!

SDGs時代到来!WellBeing経営を実現するための組織改善事例発表セミナー
2020年2月14日(金)15時~ @NagatachoGRiD
https://edge-inc.co.jp/news/news_200120.html
SDGs時代に合わせた、組織開発とは?
個人の意識変遷にフォーカスして、WellBeing経営を成立させる手法を、スタートアップ、JT社における事例を交えてお伝えします。

●講演内容
【第一部セミナー 意識変遷とWell being統合モデルについて】
講師:一般社団法人ユーダイモニア研究所代表理事 水野 貴之 氏
社員の意識構造と幸福を測定し可視化することが組織の改善、成果につながる仕組みをご説明し、ソリューションとしての価値をご案内いたします

【第二部セミナー 1年足らずで離職率60%を0にしたマネジメント改革とは?】
講師:EDGE株式会社 代表取締役社長 チーフエヴァンジェリスト 佐原 資寛
上場企業からのスピンアウトで誕生した企業において、個々人の意識構造に合わせた目標管理、1on1、評価面談を実施したことで、離職率が大幅に改善した事例を具体的な手法も交えてお伝えいたします。

【第三部特別対談 JT社におけるチーム改善とユーモグラムが組織の在り方を変える可能性について】
日本たばこ産業株式会社執行役員妹川久人氏、D-LAB ディレクター貝谷圭氏をお招きし、社員の意識構造と幸福度の可視化を通じて実際に起こった変化とユーモグラムが組織の在り方を変える可能性についてお話いただきます。また、貝谷氏には意識構造の変遷を果たした社員は具体的に何が変化したのかについて実体験をもとにお話いただきます。

・スピーカー
日本たばこ産業株式会社
執行役員 サステナビリティマネジメント担当 妹川 久人 氏
日本たばこ産業株式会社
D-LAB ディレクター 貝谷 圭 氏
・聞き手
一般社団法人ユーダイモニア研究所代表理事
水野 貴之 氏

●開催概要
日時:2月14日(金) 15:00~18:15(開場:14:30)
会場:EDGE株式会社 本社 
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-5-3 nagatacyoGRiD 6F
東京メトロ 半蔵門線・南北線・有楽町線「永田町駅」 4番、9番b出口より徒歩2分
(エスカレーターは9番a出口、エレベーターは5番出口)
定員:40名
参加費:無料
主催:EDGE株式会社
※講師プロフィール、お申込みは下記より
https://edge-inc.co.jp/news/news_200120.html#entry

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