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岡山・愛媛・神戸・大阪の旅 〜5日目〜

4日目はこちら。

神戸から大阪は前日の岡山−神戸間よりも速い。あまりにも速いので電車内でどう時間を潰すか考えながら車窓を見ていたら大阪に着いていたくらい。

ゆっくりした移動も好きだが、今回は目的地が多いので速く着く分にはありがたい。
大阪のホテルは駅直結のグランヴィア大阪。

Booking.comのセールもあり、エグゼクティブフロアのダブルが2泊3日で3万6千円と許容できる贅沢の金額だった。
ホテルの入口にたどり着くのに少々難儀したが、無事フロントで荷物を預けられたのでチェックインまで大阪の街を撮り歩く。

富士フイルム大阪へ

真っ先に向かったのはFujifilm Imaging Plaza Osaka。丸の内で見忘れていたセントキルダの写真展が開催されていた。

住民が移住し、無人島となった島。こういう写真は興味深い。
スナップにハマるようになったのはX-Pro3を買ってからなので、せいぜいがここ2年くらいだ。元々は風景や空を撮るのが好きでカメラを買ったので、このジャンルは俺が写真を撮る根源的な欲求に根ざしている。

一通り鑑賞したら来た道を戻って地下街へ。喫煙目的店を見つけていたのでそこで遅めのモーニングを取りつつ、次の行き先を考えた。

人の多い街はスナップに限る

友人と会うのは翌日だが、前回は道頓堀を案内してもらった。つまり今日を逃すと道頓堀に来るチャンスは最終日しかない。
ゆっくり撮り歩くなら今日しかない、ということで道頓堀へ向かった。

地下鉄の期間限定3日間フリーパスが販売されていたことも大きい。これがなければ梅田周辺からあまり離れず、ヨドバシで時間を潰していただろう。

購入は駅員室に行く必要があったが、大阪だからか呼び鈴を鳴らしても気のいい笑顔で対応してくれた。コミュ障の一人旅にはありがたい。

ホテルの部屋が気になるので、チェックイン開始時刻ぴったりに戻れるように行動した。最後は梅田周辺で撮り歩いていたが、池の周りはものすごい賑わい方をしていて水浴びをする若者まで出てくる始末。

この水そんな綺麗じゃないんじゃない?
こういうフリーダムさはあまり東京で見なくなった。褒められることではないだろうが、道頓堀にダイブするよりは遥かに安全だし警備員が飛んでくる様子もない。
東京は無関心さゆえという印象になるが、大阪だと寛大さゆえだと感じるのは偏見なのだろうか。

いざホテルへ

待ちに待ったチェックイン。部屋は最上階のグランヴィアフロアで、エレベーターを降りてからもカードキーがないとフロアに入れないというVIPな雰囲気。

廊下ですれ違う従業員の方も作業を止めて挨拶してくれる。なんだこの世界は。
テンションは爆上がりしたが、同時に若干の申し訳なさも感じつつ部屋に入った。

なんだこの部屋は。これまで泊まってきたホテルが全て過去のものになった瞬間である。iPhoneの超広角レンズで撮っているので広さが分かりづらいが、床にスーツケースを広げても楽々通れるだけのスペースがある。

前日の神戸のホテルとは段違いだ。価格帯も段違いだけど。

窓からの眺望も言うことなし。即行で三脚を立てて夕暮れから夜景を撮る準備を済ませた。

机の中にこれだけ酒とつまみがあるのは初めて見たし、冷蔵庫の中のビールはプレモルやヱビス。酔い潰れている余裕はないので手をつけていないが、別の引き出しに入っていたチョコレートは3日間お世話になった。

小腹が空いた時に下まで降りる手間が面倒なので、つい手近なところで済ませてしまうのだ。価格もぼったくりとは言えないレベルの割高具合なので気にしないことにした。
こういう部屋に泊まるのであれば、その程度でケチケチするのはふさわしくない。

水回りも最高。何なら実家よりも良い。ここを実家にしよう。

良いものを知ることも大事だと自分に言い訳して予約した最上階だが、体験というソフトの部分でも設備というハードの部分でも間違いなく最高の体験ができた。
さすがに毎回の旅行でこのクラスの部屋には泊まれないが、たまにだからこそ新鮮な感動が味わえるのだろうと思う。

今回は初が多い旅行だが、その締めを飾るのにこれ以上ないホテルだった。

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