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中学生の僕が文化祭にスポンサーを付けた話

こんにちは。口だけの意識高い系。

こんにちは。いい学校に入ることが全てだと言う先生。

こんにちは。変化の時代について行けない親。

こんにちは。僕の尊敬する大人。あなた達のお陰で僕は追いつき、越せるね。


「遠足の行き先決めていいよ」

僕達の学校は変わってる。

2ヶ月後の遠足の行き先が決まってない。

勿論これは先生のミスじゃなくて、「いまみらい科」っていう授業の一貫のうち。

他には「漬物を街で売る」「遠足の行き先を決める」「文化祭を作る」「震災の寄付金集めのバザー」など他にもあるけどこんな感じ。

文部科学省に指定された全国で3校の特別な取り組みなんだそう。

簡単に「いまみ」の特徴、他の学校と何が違うのかを説明するね。


「参加型から参画型に」

他の学校が「課題を用意されていて解決方法を考える『参加型』」としよう。

そうすると、僕らの学校は「課題を探し解決方法を考える『参画型』だ。参加し、企画する(自分たちで作っていく)のが特徴。

これはいくつか良い所があって必然的に意見を交流しなければいけないから、自分の意見を言えるようになる。型がないので柔軟な発想がしやすい。

悪い所は自分の意見を聞いてもらう話し方、自分のアイディアを売り込むスキルが無いと話を聞いてもらえない所。

だから、話が面白くてプレゼンがうまくてストーリーを喋れる奴の意見が通りやすい。だから、みんなが「ストーリーテラー」なんだ。


「PDCAサイクルじゃなくてSRPDCAサイクル」

「PDCAサイクル」は知ってるよね、業務効率化とかでつかわれるもの。

僕達は「SRPDCAサイクル」っていうものを回すよ。

絵に書いてるようにStandingから始める。思うのは「なんで現状見ないわけ?調べろよマジで。」って感じ。このサイクルを当たり前に回すことが出来るのは僕達だけ。


「文化祭無いなら作ろうぜ」

僕達の学校には「文化祭」っていうものが無かった。

「フェンスが建てられた理由がわからないならフェンスを取り壊すな。」って言葉があるように1番に「文化祭がない理由」を聞きに行った。

するとどうだろう、「昔は荒れてたの。」って言われた。

マジ意味わかんねぇ。無いなら作るかってことで提案。

「提案→現状確認→計画→プレゼン→実行→データ集め→来年へ」

っていうサイクルでやることにした。イベント計画は初めてで結構大変だったし、「やっても良いけど修学旅行の学びを活かして」って言われたから無理やりリンクさせて企画書書いたりプレゼンしたり。(俺はストーリー語って説得する人間だからプレゼン苦労した。)

「やりたい事」を実現するために必要なスキルが付いたと思う。けど、「そのスキル学ぶ機会少なくない?」と思った。


「スポンサー契約とその方法」

「中学生の文化祭でスポンサー?舐めてんのか。」という声が聞こえてきそうですが、「あなたの時代よりお金はもっとクリーンで回りやすいものになってきたんだよ。」と言いたいですね。

学校からは「やってもいいけど予算無いよ」って言われたけど、どうしても成功させたかったし、何より「お金」が原因でストップするのが嫌だった。

そこで当時サービス開始されたPolcaというクラウドファンディングを身近にしたみたいなやつがあったから利用してみた。FinTechバンザイ!!

目標金額は5000円で1口500円。何口も支援してもらったり、全く知らない大人にアイディアをもらったり。インターネット最高!!!

必要なものは、材料費の大量のガムテープやすずらんテープ、そしてペン!シールはがし。余った道具や材料は来年に回した。


「YonFes終了!」

自由参加にも関わらず3分の2以上来てくれた、YonFes

目標達成の手順とかストーリーの伝え方とかたくさんの事を学んだけど、1番は「俺らアオハルしてるんじゃね?」って事。僕はまだ中学生だけど、伝えることやFinTech関連に滅茶苦茶興味あるんでそこのジャンル取りに行きます。



これを見てる人が何歳かしらないけど、恐らく俺は半分以下しか生きてない。

高校、中学時代にスマホさえ無かったお前らおっさんの感覚で時代の流れは読みきれないだろう。

2018年を取るのは俺ら若者だ、覚悟しとけ。


2018/06/25 追記

やった時のインスタの投稿を見つけた、

アオハルかよ



私の積読を加速させるお金になります