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転職活動は辞めてからする方がいい?辞めずにする方がいい?

今回は求職者さんの面談をしていてたまに聞かれる質問シリーズです。特に転職を迷われている方に聞かれる質問が現職を辞めてから転職活動するのがいいのか現職に留まりながら転職活動するのがいいのかということです。

個人的には大多数の方にはお勧めする答えは決まっているのですが、改めてどちらがよいかメリットデメリット上げさせて頂き説明していこうと思います。


■就業しながら転職活動をするメリット・デメリット

<メリット>
・いい求人と出会えるまで長く活動することができる
・活動途中で現職に留まる選択を取ることができる
・生活の心配がないので妥協した決断もしにくい
・職歴にブランクを空けずに転職できる

<デメリット>
・面接などのスケジュール調整が大変
・本業のパフォーマンスが落ちる
・転職活動がばれないか気になって気を遣う
・だらだらと続けてしまう可能性がある
・入社時期の希望が合わない可能性がある

在職中の転職活動について一言でいうと基本的に精神的な余裕がある分時間的な余裕がないということでしょうか。いい企業に会えるまで吟味できるという点はメリットですが、その分本業に身が入らなくなり気づけば1年たっていてその間頑張っていた同期は出世していたというホラーストーリーになることだけは避けたいです。
そのためデメリットにも書かせて頂いた通り、だらだらと続けてしまうリスクを避けるためにしっかりと活動の目的と時間軸を明確にして動かれることをお勧め致します。


■退職してから転職活動をするメリット・デメリット

<メリット>
・予定が組みやすい
・心身ともに転職活動に全力投球できる
・急募の求人にも応募できる
・失業手当がもらえる(退職から2か月後)

<デメリット>
・離職期間を流くするほど評価が低くなる
・生活面の事情から妥協せざるを得なくなる可能性
・辞めない方がいいと途中で気づいても取返しがつかない
・年金や健康保険の切り替えを自分でする必要がある

退職後の転職活動について一言で言うと在職時と逆で時間的な余裕がある分精神的には余裕がないという状態となります。長期戦は生活面とキャリアのブランクを考えるとあまりよくないため理想は1~2ヶ月の短期で勝負したいところです。ただしもしそれで決まらなかったときは「退職してから1~2ヶ月何もしていない人」として評価され期間が空くほどに評価は下がります。


結局どっちがいいのか

私の結論としては95%くらいの人には「在職しながらの転職活動」をお勧めします。先に残り5%はどういう人かお伝えするとフリーランス等でもやっていけるほどスキルを身に着けているような人です。そういう人でない限りは在職しながら活動されることをおすすめいたします。

その理由としてはやはり後戻りできるかどうかという話で「うまくいかなかったとき」を見た場合退職済の場合デメリットが大きすぎます。転職しようと思って実際に動いてみて逆に自社の良さをしることもありますし、転職してゼロからキャリアを積むよりも今の会社でもう少し頑張る方が長期的に見てプラスになるという結論になり活動を辞めることになる場合もあります。その可能性がある以上はその選択肢を残さないことの方がデメリットであると考えます。そしてこれはどれだけ最初の転職したいという意思が強くてもあり得る話ですし何人もそういう方を見てきました。

また、どちらの選択をしても共通するのは長期戦はおすすめしないということです。在職中であれば本業に身が入らず成果が残せない可能性がありますし退職後であればブランクが長くなることはデメリットしかありません。
そのため転職活動の目的を決め短期間でそれが達成できるように活動することが重要です。

転職も転職活動もキャリアを積んでいくための手段となりますので、なんのために活動をするのか目的をはっきりさせそれに沿った活動をして頂ければと思います。

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