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【60秒記事~あいこ「に」しよ!~】

おはようございます。がんTです。
小学校の先生をしたり,2児の父親をしたり,一人の夫をしたりしています。

いきなりですが「体育会系」ときいて皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか?

先輩と後輩の関係がきっちりしている

という人もいるかもしれません。

ですが,1~2年生まれが違うだけで,「そこまで言われる筋合いある?」と感じてしまうこともあると思います。

もちろん,部活での動き方や上下関係における礼儀について学ぶことができる一面もあると思いますが,

「自分も先輩に厳しくされたんだから,自分が先輩になった時にも同じように後輩に厳しくしないと,あの頃の俺が報われない」

と考え,無理難題を押し付ける人物が少なからずいるのではないかということです。

いうなら「おあいこ」の精神ですね。

でもこの精神を「いい意味でおあいこ」にすることが大切だなと感じることがありましたので,今日はそれを紹介します。

金曜日,4時間目の算数の授業をしていると,職員室から教室に電話がかかってきました。

「奥さんからお電話です。すぐにかけ直してほしいとのことです。」

しばらくして,電話をすると

・娘の保育園で水ぼうそうが出たらしい。
・娘にも水ぼうそうらしきものが出ているので迎えに来てほしいと園から要請があった。
・妻は昼から授業参観日&懇談会があるため難しい(妻も同業)

という旨の連絡でした。たまたまお昼の5,6時間目はテストをする予定だったので,管理職に僕が迎えに行く旨で相談しました。
 
実は放課後,PTA,管理職,民生委員児童委員の方で組織する「いじめ撲滅プロジェクトチーム会議」が行われる予定で,生徒指導主事であるぼくはそのファシリテーターを務める予定でした。
 妻が懇談会を終えた後,娘を引き渡して学校に戻り,この会議に参加しようと思っていましたが,教頭先生からの次の一言をいただきました。

「こういうことは,おあいこだから。私に任せなさい。わたしも子育て時代にはそうやってフォローしてもらったもんよ。だから,おあいこ。」

うしろめたさを感じていた自分の心がすっと軽くなった気がしました。

「いい意味でおあいこ」とは,自分がしてもらった支援を,自分もまたすることであると考えます。

いただいた「優しさのバトン」を誰かにつなぐことだと考えます。

 そうするならば,先の体育会系の「過去のつらい経験をした自分を供養するために」という見方よりも,はるかに前向きで温かみのある「おあいこ」であることが分かると思います。

じゃんけんのような勝ち負けではなく,あいこいいし,あいこいいと思うのです。

 水ぼうそうで5日間安静を医師から指示された娘,すると妻の実家がある九州から,今年定年を迎え退職した義母が日曜から、こちらに来てこられて、娘の面倒を見てくださることになりました。娘も大喜びです。

教頭先生からいただいた「やさしさのバトン」も
義母からいただいた「やさしさのバトン」も,

自分たちがいつか必ずつなごうと思います。
 
最後に、こういうマインドセットができる人とできない人できっと何か変わる気がします。

じゃんけんぽん  

あいこ「に」しよ

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1263字 2020/6/27 がんT 

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