シャニマスにハマってから「何か」がおかしい
アニメ、漫画、小説、ゲームを本格的に楽しみ始めて十数年が経った
これらはずっと続けている趣味だ。とても気に入っている
ふと、気になったことがある
いままでどれだけの数の作品に触れてきたんだろう?と
ひとつとして、テレビアニメを考えてみることにした
Wikipediaの「〇〇年のテレビアニメ一覧」というページから、見た記憶のある作品を数えていくという正確性を欠いた非効率極まりない作業を行った結果、約200本の作品を見ているらしきことがわかった
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:2020年のテレビアニメ
時間に換算すると、すべて1クール作品だと仮定しても12話×0.5時間×200本で1,200時間もアニメを見た事になるのか~~すごいな~~
ん?ちょっと待て
この作品全てにキャラクターがいるんだよな?
だいたい1作品でしっかり掘り下げられるキャラクターは平均5人くらいのはずだ(なんの根拠もない)
つまり、200本×5人で1,000人ものキャラクターが描かれている様子を見てきたということか?
これはすごいことだ
一説によると、一生で出会う人のうち、親しく会話をもつ人の人数は300人と言われている
長年オタクを続けてゆくと、その数をはるかに超える人物の思想に、バックボーンに、生き様に、創作物を通じて触れてきているということになる
テレビアニメだけでこれである。漫画、小説、ゲームなどその他の趣味もあわせるとこの数には留まらない
前置きはこのあたりにしておいて
つまりなにがいいたいかというと、それだけのキャラクターに接してきたのだ。自分のハマるポイント、ハマるキャラクターの傾向がさすがにわかってくるということだ
自分の好みでいうと
・年少キャラよりも先輩キャラだ
・純真無垢なキャラクターよりも癖のあるキャラクターだ
などなど
自分がこよなく愛している「けいおん!」では田井中律さんにハマったし、「ラブライブ!」では矢澤にこさんにハマった
自分は、先輩キャラクターで何かしらのこだわりを持つめんどくさいキャラクターが好きだ
自分のことだ、完璧に理解している
自分の趣味嗜好がわからずして何がオタクか
ところで、アイドルマスターシャイニーカラーズ(通称シャニマス)というゲームに、小宮果穂さんというキャラクターがいる
このキャラクターを……
このキャラクターを…………
このキャラクターを………………
このキャラクターを………………………
このキャラクターを………………………………
このキャラクターを作ったのは誰だあっ!(海原雄山)
なぜだかわからないがハマった
シャニマスを遊んだ方には言うまでもないが、小宮果穂さんは純粋無垢な性格であり、事務所の中でも最年少のアイドルである
自分が勝手に思い込んでいた、キャラクターの趣味嗜好の外にいるはずのキャラクターだった
なぜだかわからないがハマったのである
小宮果穂さんは最高だ
シャニマスをプレイしているうちに、こうした現象が23人に23様に起こることがわかった
各所で言及されているとおり、シャニマスに至ってはギャップ、掘り下げの巧妙さが本当にすばらしく、自分はいいようにやられている
ひとりをピックアップしてあれこれ講釈を垂れるタイプのオタクの自分にとって、これは衝撃だった
決してほかの作品よりも優れていると言いたいわけではない。作風が自分にとって新鮮で合っているというだけの話である
ありがとうシャニマス
長年オタクを続けてきて、「キャラクターとはこういうものだ」と思い込んでいた自分に、創作上のキャラクターの持つ可能性を改めて実感させてくれた
まだ、全然彼女たちのことを理解できていない
好みが混迷している
それがいま、何より楽しいのである
趣味を初めたころの楽しさを思い出させてくれた
ありがとうシャニマス
【関連記事】
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?