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大嫌いなパパンはジャズバンドマンでした。


【はじめに】
とっても長くなっちゃったので
お時間のある時に読んで下さいね⭐︎( ´∀`)ノ


ウチの両親は私が小2の時に離婚したんですが、
離婚する前からパパンは家にあまり居ませんでした。

でも全然寂しくありませんでした。

なぜなら物心ついたときからパパンが大キライだったからです。
(世の中のお父さん、ゴメンなさい)

“パパンは借金をしたり他所よそに彼女をつくったりしてママンを悲しませるからキライなのかな?”


と、子供の頃は思っていたんですが、
単純にとっても嫌いなタイプだったからなのかなと今は思っています。話も価値観も全然合いませんでした。


でもパパンからすると初めての女の子だったからか、れれこが可愛かったようです。

なので離婚してからも、私だけやたらパパンと会う機会を作られました。


運動は全然好きじゃないのにいきなりスキーに連れて行かれたこともあったし、

そんなお金あるならママンに渡してあげてよ。



何かとゆーとスグ焼肉屋さんに行ったし、

中々なお値段だったイメージ。



高そうな趣味じゃない服をくれたりしました。

お金の使い方がアレなパパン。



で、面倒くさかったのが、1〜2ヶ月に1回くらいお泊まりに行かされてたんです。

パパンとパパンの彼女のマンションに。


…え?(´⊙ω⊙`)



パパンのお仕事はジャズバンドバンドマスター(通称バンマス)さんでした。

ビブラフォンやマリンバを演奏していたパパン👇

ビブラフォン:電気モーターがついてる鉄筋
マリンバ:木琴の大きいやつ




ステージがある高級クラブや色んなイベントに呼ばれて演奏していたようです。

バンマスがどーゆー役割か分かりませんが、
ウチのパパンはバンドのメンバーにお給料を払ったり楽譜を書いたりしていたようです。

で、
お給料を使い込んで皆に払えない時などは、ママンが代わりに払ったりしてたようです。


ダメダメなパパンですがママンいわく、

パパンは当時、京都で2番目の腕を持つビブラフォン奏者で、(1番はパパンの師匠とのこと)色んなところからお誘いを受けていたらしいです。

リアルに描いてもデフォルメしても
トレースしても似ない恐るべし浜村淳…
雰囲気でごまかす為に
ほぼ鉛筆スケッチのまま載せました…


で、
パパンの彼女とゆーのはバンドでボーカルをしていた人で、年齢は長男コジジとそんなに離れていない若いお姉さんでした。
(おそらくパパン47歳、 お姉さん27〜8歳、兄コジジ21歳な感じ)


お泊まり会がイヤだった私ですが、
イヤだったのはパパンと会うことで、

お姉さんはキライではありませんでした。


ママンから聞いたエピソードで、お姉さんがママンの店のレジからお金をとっていった事があるらしく、ママンはとてもお姉さんのことを嫌っていました。

でも、私が知っているお姉さんは私の為に可愛い形のオムライスを作ってくれたり、髪を可愛く結ってくれたり、2人で話してても楽しかったんですよねぇ…。


ママンはお姉さんのことを「テリー」
と呼んでいました。ボーカルの時の名前で
本名は〇〇子さん。


あとイヤだったのは、
パパンと会った時・バイバイの時・おやすみの時にほっぺにチューをしないといけなくて、

私はそれがめっちゃくちゃイヤでした。
(世の中のお父さん、ゴメンなさい)


小5くらいで我慢出来なくなってママンからチューは嫌だと伝えてもらいました。


そんな大キライなパパンですが、
10数年前に亡くなっています。

お姉さんといつ別れたんだろ?
その後、お金持ちのおばさま彼女がいた時期もあるそうですが、

晩年は一人になって、生活保護を受けて暮らしていました。
(実はれれこ家には生活保護の先輩がいました)

……(ↀㅅↀˆ)…


お葬式の時も涙を流さなかった私。

30台後半にもなって父親のお葬式で最後までムスッとしている私にママンが

「あんたのお父さんねんから、最後くらい見送ってあげな」と優しく言ってきました。


すると横にいた案内の人が
「そーですよ!」と会話に入ってきたのです!

ムカつきました〜!💢

お前にわが家のナニが分かんねん!💢


亡くなって今もまだ大キライなパパンですが、
ある文字を見るとパパンを思い出すのです。


その文字とは『ジャズ』ー。


パパンのことは大キライでしたが、ジャズバンドの仕事をしていたのはなんか良いなぁと思うのです。


最近、私の大好きなnoterのkinaさんが、数年ぶりにピアノに触れたとのことで、記事に『ジャズ』とゆー文字を目にするようになりました。


kinaさんは昔ジャズピアニストをされていたんですよ♪( ´∀`)ノ↓


↑この記事でkinaさんが「今日こんな曲を弾きました」と書かれてた曲をYouTubeで聴いてみました。

“へぇ〜、こんな曲弾かれるんだ〜、素敵〜”なんて思っていたのですが、

ジャズ曲をいくつか聴いてるウチに思い出したことがありました。

“そーいや中1の時に1曲だけパパンに教えてもらってビブラフォンを弾いたなぁ。。”


中学に入ってスグの頃、
それまでめっちゃ仲良し!とゆー訳でもなかった友達になぜか「吹奏楽部に一緒に入ろう」と誘われました。

なぜか即OKした私。


そして、吹奏楽部に入ることにした事をパパンに伝えると「れれちゃん、フルートにし!フルートがええわ!✨」とパパンは嬉しそうに言いました。


それまで特に音楽に触れてこなかった私が音楽をやるのが嬉しかったようです。

そして、なぜかフルートも即OKした私。

その頃に1曲、ビブラフォンを教えてもらったのです。

「れれちゃん覚えんの早いわ〜♪✨」

と、これまた嬉しそうでした。


はて?
…あれは何てタイトルの曲だったんだろう?


気になってYouTubeで『ビブラフォン_ジャズ』とか、『ジャズ_バラード』とか検索してみました。

すると『Misty』とゆータイトルが目に入りました。
お?なんかコレな気がする!知らんけど!

聴いてみると覚えてたフレーズが!✨
キタコレーー!✨


…と思って聴き進めると全然違う曲でした⤵︎


あれ〜〜?(;´д`)
でも最初のフレーズめっちゃ同じねんけど!💦
なにその惜しい感じ💦

そこで『misty_似てる曲』と検索してみました。


…コレや…!(´⊙ω⊙`)✨


探してた答えに辿り着いた時の喜びって何なんでしょうww✨


私がパパンに習ったのは

『引き潮(Ebb Tide)』

とゆー曲でした。



ちなみに下のは最初に間違えた曲。
出だしのフレーズ似てません?w👇( ´∀`)


ビブラフォンで上記の曲を見つけられなかったので“こんな楽器ですよ〜”とゆー紹介がてらコチラの動画も貼っておきます👇( ´∀`)



“なんかこのビブラフォンのおじいちゃん、クセ強やなぁ〜w”と思ってチョイスしたのですが、
偶然にもkinaさんが最近スタジオに入られた時に弾かれた曲でした♪( ´∀`)


実は前回記事のとき、(『れれこの家族』11話 )
体調を崩して中々描けなくて、やっと投稿したのですが、

ナントその記事を投稿した日の夕方からコロナか何かにかかり、38度の熱が数日続きました💧
(しんど過ぎて病院に行きそびれたので病名不明だけど)

で、熱が下がった今も咳と倦怠感がスゴイのです💧

あ〜、頭がボーッとして次の話まとめられない〜💦
と焦っていたのですが、

kinaさんの『ジャズ』記事を読んでパパンに習ったことを思い出して、その曲名を思い出せた喜びを
どーしても!記事に書きたくて書きましたw



【おまけ話】

ぐーちゃんと出会う少し前、
20代後半だった私は舞台演劇を少しかじりました。
その時、ある先生が主催するミュージカルに出ました。

あ、その時、一緒にミュージカルに出た人が先日、朝ドラ『虎に翼』に出てたんですけどね。

寅子にチョコレートをくれたGHQの人を演じた
ブレイク・クロフォードさん(左)



で、舞台が終わって数ヶ月経った時。

そのミュージカルを主催した先生から
高級クラブで歌手の仕事があるんだけどやらない?」と誘われました。

先生と一緒にデュオとしてステージに立ちました。(フリフリ好きの先生だったので衣装はキャンディーズみたいなフリフリのキラキラ衣装でした)


でも先生がお店のオーナーになぜか速攻で嫌われ、
歌の仕事は2回で終了。

ところが、
その店の副支配人にえらく気に入られたれれこ。

ホステスとして働かないかと誘われましたが、お酒も飲めないしムリムリムリ〜💦と断りました。


そんな出来事をママンに話すと
「え!(´⊙ω⊙`)
そのお店、昔パパがずっと演奏してたお店やで!あそこ超一流やで!!」と言うではありませんか。

その頃、たまたま仕事をしていなかったれれこ。

知らぬ間にママンがお店のオーナーに勝手に連絡をとって、勝手にホステスとして働くことにされたのです。

ドナドナ気分⤵︎_(:3 」∠)_
(ママンこーゆー勝手なとこあるのよねぇ💧)

その頃、パパンはとっくにジャズバンドを引退していたので一緒に働いた訳ではありませんが、

パパンがそのお店を辞めてから10数年の時を経て、

何の因果か同じお店で働くことになりましたとさ。


え?

なんのはなし?(´⊙ω⊙`)


病み上がりってコワイww

とゆーわけで、
山林さん、山ちゃんさんが使われてた
便利なこのハッシュタグで終わりたいと思います。

長文読んで下さって、
ありがとうございました⭐︎( ´∀`)ノ

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