他責について考えること~『不格好経営』を読んで~
25歳新卒3年目で、最近は自分の考え方が以前から変わっていると思うことがある。それは今後も変わっていくようにも感じる。変わったかは記録に残しておかないと忘れてしまう。
本を読んだタイミングだけでも、少しずつ言語化をしていこう。
本『不格好経営』について
およそ10年前の本になるが、読書する時間が今の自分と重ね合わせ、何が足りていないのかを考える時間となった。
本書はDeNAの元代表、南場さんの著書となる。別にDeNAに何か思い入れがあるわけではないが、Kindleでなんとなしに購入し読み進めた。
内容は、創業当時から2013年までの約14年間のストーリーになる。自分の会社、事業を伸ばすために様々な努力をしてきたメンバーの話に、自分の不足を感じることもあったが、今回は特に責任をテーマに感じたこと書いていく。
他責について
た‐せき【他責】 の解説
自分以外の人や状況に責任があるとして、とがめること。「―的」⇔自責。
人のせい、他責にするのは良くない。それは前から分かっていたし、自分はそうしていないと思っていた。
他責にしてはいけない理由として、
他人を変えることは、自分を変えることより難しい
他人に責任を押し付けることで、自分の成長が止まる
人を責めていることで、物事は前に進まない
と認識していた。一方で、どういう状況で他責が生まれるのかは考えていなかった。みんなが自分事化して、人を責めなければもっと物事は前進していくはずなのに、実際そうはならない。
他責を生む状況
自分がこれを考えたのは、最近「○○さん動いてくれないな」「何でやる気を出してくれないのだろう」をベクトルが自分ではなく、他の人に向いていることをふと感じたからである。
しかし、なぜ今になって思うのかは明確で、自分が取り組んでいることが自分だけで解決しなくなってきたからである。
営業をしていたころは、チームよりも自分が成果を生むために何をするべきなのかを考えていた。
カスタマーサクセスへと役割が変わると、自分だけが行動を変えても影響範囲が小さすぎて、成果が出ないことを痛感。
要するに、人を巻き込んで仕事をしないといけなくなったということだ。
役割や目標によって考え方が変わる
役割が変わり、目標設定も自分でしないといけなくなる。
上司からは自分だけで何とかできるような目標には納得してもらえない。
だから人を巻き込んで物事実施して成果が出るような目標設定をした。
役割や目標設定が変わるだけで、自分に不足している点がどんどん溢れ、大変だなと思うこともあるが、新しい自分と出会え、成長のきっかけも感じられることは幸せだ。
目標設定に関しても言語化したいことは多いが、今回は断念しよう。
本を読んで考えたこと
では今回、本を読んで考えたことは、他責にも繋がるが、責任感の方が近いように感じる。
本の中で多々登場する守安さんが、自身で責任範囲を定義し、そこに責任を持って事業を前に進める、そんな描写が自分には刺さった。
自分一人では解決できないことには責任を持ちたくなかった。他人に関しては変えられないことが多いからだ。
しかし、事業の成長にとって欠かせないことに目を向ける立場に立つことが、結果的に自分の考え方を変えざるを得なくなり、そうして成長してきた人がとにかく多いのだろう。
今回書き連ねたことが正しいかはどうでもよく、いま自分がそのような考えを持っていることが大事で、変化していくのが楽しみだ。
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