ビジネスの届け方ばかり考えてませんか?
皆様、大変ご無沙汰しております!かなりnoteを更新していなかったのに、スキを押してくださったり、わざわざマガジンまでフォローしてくださったりする方がいらっしゃったので、重い腰を上げて、エイヤーでとりあえず1記事書いてみようと思います。
まぁ、一番気になるのは、コロナ禍がずっと続いている中、ゲストハウスの方はどうなんだろうということだと思いますが、思いの外、順調で、2月は90万、来月の3月は今の時点で100万程度の売上を見込んでおります。
このゲストハウス運営のお話は、色々と長くなりそうなので、また改めて記事にしていきたいと思うのですが、今回は、ビジネスの届け方ばかり考えてませんか?というテーマでお話したいと思います。
ビジネスの届け方というのは、いわゆる広告・宣伝のことですね。
私は2005年から本業として映像制作を中心に広告・宣伝の仕事をしていますが、そのクライアントとなるサービス提供者さんから『商品を魅力的にPRしたい』とか、『商品が売れるような映像を作りたい』とかってお話をいただく度に思うのが…
そもそもその商品やサービス自体が魅力的ではないものが多すぎるんですよね…
大事なことなので、もう一度言うと、商品やサービス自体が魅力的ではないものが多すぎるんです。
これ以上言うと、クライアントの悪口になってしまう可能性もあるので、最後にしますが、商品やサービス自体が魅力的ではないものが多すぎるんです笑
ただ、その商品やサービス提供者からみたら、自分達の商品やサービスが良いように見えてしまうというのは有りがちな話で、そういう盲目的なことにならないようにするために3C分析や4P分析、PEST分析、SWOT分析というのがあるのかと…。
ここらへんの話はマーケティング用語で、それぞれググっていただければ、色々と情報が出てくるので、気になる人は調べてください。
ただ、こういったテクニカルな分析をしただけでは、他との差別化をしただけであって、商品が魅力的ということではありません。
魅力的な商品がゼロということではないですが、少ないのは事実です。
ただこれは仕方ないことでもありまして、企業は商品開発、マーケ、宣伝、営業という感じで縦割りになっていることが多いから、商品開発の思いとかが上手く伝わっていかないんですよね…。
そもそも商品開発の方も大企業のメーカーとかでしたら日清食品みたいにカップヌードルなどの売れ筋があって、新製品と言っても、毎年ちょっと変わり映えのする味を新商品として出すとかだと、商品開発の人たちもそこまで本腰入れて社運を賭けた新しい味にチャレンジしようとか、そういう熱量で仕事をしている人はあまりいないのかなと…。
今も日清食品のカップヌードルはニンニク醤油という味で新商品出てますが、テレビCMも音楽に乗せて奇抜な映像が流れるだけで、肝心の商品が美味しそう、食べてみたいみたいな訴求は全く行っていません。
カップヌードルの新定番と銘打って売り出してますが、新定番の商品をおちゃらけた宣伝手法に頼って消費者に届けている姿は、違和感を感じます。
こういう奇をてらった宣伝手法は、企業の採用で使われることもあります。
確かにこういうのは目を引いたり、再生回数などは増えるかもしれませんが、本当にこの会社に入りたいと思いますかね?
人事の方って人材を大事にしなければならないのに、入社式でこんな映像を一緒に撮らされて、SNSでアップされる新入社員の5名の気持ちを考えているんですかね?
こういう、ただ届けたい、拡散したい、広めたいというのは、逆に悪目立ちしてしまうというリスクもはらんでいますし、次にきちんとした商品やサービスを届けようとした際にネガティブな印象を消すのは至難の業です。
自分の商品やサービスを丁寧に作ることよりも、色んな手法でとりあえず届けようという方に重きを置いている人が多いなぁ…って感じるのは私だけでしょうか。
先日、こんなtweetをさせていただきました。
こんなミスマッチにならないように、先ずは自分の商品・サービスを本気で作ってみるのが先決かと…。
ビジネスの作り方に関しては、以下のnoteを参考にしてみてください。
今回は、ビジネスの届け方ばかり考えてませんか?というテーマでお話させていただきました。
それではまた!
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