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23年度メンバーを紹介しておきましょう

私が初めて中学校女子バレー部のコーチとして指導したのは、次の9人。プライバシーに配慮して、以下全て仮名。
①〜④が2年生、⑤〜⑨が1年生。

①キャプテン メル 真面目で一番声を出す。身長155センチ。不器用だが、スポ少で野球をやっていたので、ボール感覚は良い。まずはライトポジションとする。

②副キャプテン リン バレーを楽しみ、よく笑う。彼女の楽しそうな雰囲気にかなり助けられた。身長165センチ。細身でジャンプ力があるのでミドルブロッカーとする。不器用でサーブミス、スパイクミスが多い。

③ナツ 自分に厳しいネガティブ思考、「ごめん」が口癖。チームで最も高い168センチ。細身で手足が長く、ミドルブロッカー向き。体幹が弱く、サーブ、スパイクでボールに手がうまく当たらない。

④ユウ 独特の世界観、ポーカーフェイスの164センチ。体格がしっかりしていてパワーがある。どこに行くかわからないサーブとスパイク(フェイント気味)で得点源。まずはレフトに。

⑤ココ 155センチ。落ち着いていて賢いセッター。敵を作らない優しい笑顔。スポ少でもセッターだったので、初めはあまり注文をつけず、お任せした。フローターサーブが武器。

⑥ハナ 153センチ。負けず嫌いで攻撃的。スポ少で鍛えたレシーブの反射神経は随一。スパイクを打ちたい、決めたいの子なので、まずはレフト。

⑦ナノカ 152センチ。スポ少ではレシーブだけやっていたので、とりあえずリベロとする。コーチの言うことを聞かなかったり、やらなかったり、反論したりで最初はムカついた。母親が有名なクレーマー。

⑧ミー 160センチ。我が娘。スポ少は一度バレーに入ったが、友達が辞めたいと言い出して一緒に辞め、その友達がバスケをやると言ったのでバスケを3年間。中学校からバレーを始める。体格はしっかりしてパワーがある。まずは補欠。

⑨クー 160センチ。ピアノを習っていたおっとりお嬢様タイプ。動きがゆっくり。ほとんど喋らない。中学校からバレーを始める。長い間サーブが入らなかった。まずは補欠。

全員、キャラが被らず個性的で、その凸凹ぶりがパズルのピースのようだった。いろいろとポジションを入れ替えたりしても、ある程度カタチにはなる。

最後まで一貫して変えなかったのは、セッターのココとミドルのナツ。
ココほど無私の心でチームプレーに徹するセッターはいなかったし、とにかくサーブが良くて何度もチームを救った。
ナツは手足の長さと高さで敵のエースをブロックで仕留め、心を凹ませた。初心者にブロックされることほど屈辱的なことはない。
この2人を別のポジションで活かすことはできない。それほど個性が特化していたと言えるだろう。

それ以外の選手は、できる限りいろいろなポジションをやらせて、他者の気持ちが分かるようにした。一つのポジションだけやらせると、勘違いして天狗になったり、急な体調不良、休みに対応できなくなる。
みんながいるから自分が活きる。
自分がカバーして誰かを活かす。
それがバレーの真髄であり、将来社会に出て働く時にも役立つ考え方なんだ、ということだけは、学んでほしいと願い、日々指導している。

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