見出し画像

【中学受験】公立高校

うちの息子氏、はたで見ていて、高校受験のほうが有利だろうなと思う。
幼すぎて、中学受験には向いていないと思うからだ。
と言っても、自分が中学生だった約40年前の調査書がない時代ならば、という前提つきだが。

YouTubeで中学受験に向いている子の特徴が挙げられている動画をよく見るが、息子氏の場合「まあ、向いていないだろうな」という感じ。
精神年齢が幼すぎる。なんなら同世代よりも幼い。
このあいだ塾の先生に「息子君、もう少し大人になりなよ」と言われていた。言って大人になるものではないだろうが、そう言いたくなる気持ちは十分に理解できる。
できれば公立高校に高校受験させたかったのだが、内申点は間違いなく悪いだろうから、それも圧倒的不利になる。

息子に申し訳ないが、私も中学の時は絶対に内申点は悪かったと思う。
先生には絶対に嫌われるタイプで、一度なんてクラスのみんなの前で、
「全く同じ点数だから、どちらに5をつけるか決められない。だからノートを見せてもらって判断しようと思う」なんてなことを私を嫌っていた女の先生が言ったことがある。
もう一人の子がノートを提出したあと、先生が言った。
「赤星君、ノートは?」
「ないです」
「えっ? じゃあノート取ってないの?」
「はい」
「それじゃあ○○君(もう一人の子)が5になるけど仕方ないよね」
「はあ」
先生の、してやったりという表情が印象的だった。ほぼ公開処刑。
だがはっきり言って、心の中ではどうでもいいと思っていた。
ちなみにこのようなやり取りを他の生徒がいる場所で大っぴらにやるのは現代なら問題になるだろうが、なにしろ40年前の話。
(受験本番でいい点数取ればいいんでしょ)と思っていた。
ただ、これが現代の内申点制度なら、死活問題である。トップ公立校はもう無理だー、となってしまいかねない。恐ろしい。

※ちなみにここまで先生に嫌われた原因は私にあるというのは間違いない。

その恐ろしいシステムはおそらく似たもの親子である以上、息子も無理だと思う。その証拠に、息子の通知表も見たことがないほど悪い。
私立高校受験なら内申点の評価システムはないかもしれないが、それならば初めから中学受験をしようということになってしまった。

そもそも、このような評価システムなので、私立中学・高校希望者が多くなったせいか、地元の公立高校のレベルも下がってしまった(もちろん地域差はあると思うが)。
特に私の地元の公立トップ校は、偏差値でこそ当時と似たようなものではあるが、相対的な位置はぐっと下がったと思う。
必然的に「公立トップ校に行ってもねえ」という感想を抱かざるを得なくなった。

公立、国立至上主義の九州ですら、この有様なのだから、ほかの地方だともっと極端かもしれない。
面白いなと思ったのが、以下のツィート。

うちの地元の公立トップ校でもこんな程度かと落胆してしまった。
作った方もおっしゃっていたとおり、あくまでその方の基準だとは思うが、ほぼ合っているような気がする。
日比谷、浦和、横浜翠嵐など、関東なら公立も選択肢の一つとしてあると思うが、九州だと修猷館、熊本高校ですらAランク。
全国レベルではラ・サール、久留米附設などの私立ではないと太刀打ちできない気がする。

「公立小⇒公立中⇒公立高校」が当たり前だった時代は遠い昔のことなのだろうか。

小説が面白いと思ったら、スキしてもらえれば嬉しいです。 講談社から「虫とりのうた」、「赤い蟷螂」、「幼虫旅館」が出版されているので、もしよろしければ! (怖い話です)